- 特急「宗谷」は「トクだ値」か「Rきっぷ」がお得!
- 当日朝、まさかのトナラー?
- はまなす編成じゃない!261 系0番台に車両変更
- 車内でグリーン車へ変更できました!
- 美しい宗谷本線の車窓
- 国鉄の雰囲気あふれる豊富駅
- まとめ:今回の特急「宗谷」乗車における教訓
特急「宗谷」は「トクだ値」か「Rきっぷ」がお得!
呑み鉄たこちゃんは1人で豊富へ出かけました。稚内の少し南側の温泉の町です。
札幌~豊富間は「トクだ値」の設定がないので南稚内まで買って前途放棄です。稚内ではなく南稚内までにした方が140円安いです。
- 札幌市内~稚内7200円
- 札幌市内~南稚内7060円
6日以内に往復する場合は駅で買う稚内までの紙の「Rきっぷ」の方がお得です。今回は帰りに寄り道するので「トクだ値」を選択しました。
- 札幌市内~稚内13310円
ちなみに通常の乗車券・自由席特急券を買うと札幌~豊富間(片道)9790円です。
当日朝、まさかのトナラー?
乗車当日の朝、「えきねっと」でシートマップを確認したところ、さほど混雑していないのにまさかの相席!他に2席空いている席が沢山あるのに何故?
長時間乗車でリクライニングを目一杯倒したかったので一番後ろの席を指定していました。
窓側が全て埋まった後なら一番後ろが相席になるリスクが高いのは十分に承知していますが、まだ余裕のある状況でどうしてわざわざ相席になる席を指定するのか理解できませんね・・・はっきり言って迷惑。何でも、後から予約する2人客のためにあえて相席を指定する心理の人が居るみたいですが空席があるのに相席するのはマジでやめてほしいです。
- 前日夕方に紙のきっぷを受け取ってしまった後なのでネットから変更不可!
- 「トクだ値」なのでみどりの窓口で席の変更は不可能!
- 仮に紙のきっぷを受け取ってなかったとしても「トクだ値」の販売期間終了後(=前日まで)の座席変更は不可能。
「トナラー」とは周囲が空いているのにわざわざ近くに座ったり駐車する人の事をさす言葉です。
「トナラー」がどの区間で乗って来るのか早朝で忙しく詳細な分析ができず、今回は「はまなす編成」の筈なので
- とりあえず早めに札幌駅へ行ってラウンジ車両のカウンター席に座ろう・・・ただ、4時間半カウンター席は辛い!
- 岩見沢までに車内改札が来るだろうから、その時に車掌さんに相談して空席へ移動させてもらおう・・・
- 指定席で車掌さんに無断で空席に座ると、もしその席の指定券を持った人が来たら、その方に不快感を与えて迷惑をかけてしまう。
と考えて自宅を出発しました。
反省点として前日夕方に紙のきっぷを受け取ってしまった事!早朝出発なので指定席券売機が混雑していたら嫌だなぁ・・・と考えて受け取ってしまいました。
もし受け取る前だったら近いうちに必ず利用するであろう快速エアポートの指定席に変更して予約を流し、豊富行きの沿岸バス「特急はぼろ号」が混雑していなければバスに乗るという選択肢もありました。沿岸バスは発車オーライネットでシートマップを確認できるのである程度は混雑状況が予想できます。
自分でブログに「ネット予約の指定席は直前に受け取れ」と書いていながら、本当に大失敗です。
はまなす編成じゃない!261 系0番台に車両変更
この日の特急「宗谷」は261系5000番台「はまなす編成」の予定でしたが札幌駅に入線していたのは通常の車両である261系0番台でした。車両変更のようです。
「はまなす編成」なら5両だったのが4両編成に減る訳で自由席が1両になるので自由席の混雑は確実!しかも「はまなす編成」でコンセント付きだと思っていたので携帯をフル充電していない!
261系0番台の特急「宗谷」にはグリーン車の設備がありますが、「えきねっと」で確認するとグリーン車の販売をしていないようなので車掌さんへグリーン車へ変更できないか相談してみました。
ただ、持っているきっぷが「トクだ値」なのでグリーン料金だけでなく特急料金も必要になるかも知れません。また席が溢れた人を席番そのままで無償でグリーン車へ誘導する可能性もあります。
車掌さんは車両変更に伴う席の変更で忙しそうな様子だったのでとりあえず予約していた自分の席へ座りました。「はまなす編成」なら荷物棚があるので一番後ろの席のつもりが一番後ろではなくなり、しかも座席変更で溢れた人が後ろに2人座っていました。
「トナラー」はまだ乗車していないようで隣は空席でした。札幌以外の駅から乗車なのか?普段なら相席が予想される混雑した車内では隣席の人に迷惑だと思うので飲酒はしないのですが、今回は(敢えて)駅弁とビールを買いました。
朝食なので定番の幕の内弁当「いしかり」を選択。900円でした。
車内でグリーン車へ変更できました!
岩見沢に着く少し前、駅弁を食べ終わるタイミングで車掌さんがわざわざ席まで来てくれて、「グリーン車へ変更できますよ、自由席から変更したような感じでグリーン料金が丸々かかりますけどいいですか?」との事なので即OK!グリーン車へ移動できました。
現金で4190円。岩見沢からだったとしても4時間の乗車時間を快適に過ごすのとコンセントの価値として払う価値はあると思います。ただ、特急料金も別に必要と言われたら多分諦めたと思います。
「はまなす編成」から車両変更になった場合、グリーン車と同じ席番を持っている人はグリーン車ではなく他の指定席へ移動させているようでグリーン車は無人でした。なので宗谷本線の景色が良い左側の2人掛けに座りました。
「えきねっと」を分析したところ、車両変更になった場合はグリーンに該当する1号車8番以降の席がブロックされていました。
スクショは車両変更になった他の列車のものです。「はまなす編成」のラウンジ車両が「1号車」ではなく「増1号車」なのは急な車両変更になった場合の混乱を小さくするためなのだと妙に納得しました。
コンセントを確保して安心したので「トナラー」の乗車区間を分析しようと「えきねっと」を調べたところ、空席になっていました???
考えれれる理由は
- 一番後ろに座りたくてわざと隣を指定して移動させようとしたのか?
- 乗る直前に他の席がすいているから移動したのか?
- 旭川付近までの近距離乗車で前後の特急「ライラック」等に変更したのか?
理由は定かではありませんが、「トナラー」に朝から不愉快になったうえにグリーン料金まで課金してしまい振り回されてしまいました。
混雑しているなら仕方ありませんが、他に空席があるのに隣に相席される迷惑を考えてほしいと強く思います。ただ、隣に他人が居ても全く気にならないという点はある意味、羨ましいですね・・・。
美しい宗谷本線の車窓
早起きなうえ朝から疲れたのとビールのせいか、ウトウトと寝ながらですが、宗谷本線の美しい車窓を堪能できました。
滝川に国鉄色と宗谷本線の急行色のキハ40が!
宗谷本線に入って比布と剣淵で臨時停車がありました。剣淵では降りた人へ聞き取り調査をしていました。
名寄~稚内間はで地元住民限定で特急料金を助成したり、豊富や幌延で列車通学の高校生をバスで通学させる試みが行われていて、普通列車減便を模索している気配です。
利用者が少なく大きな赤字が出るのなら国鉄ではなく民営化したJRにとってそれはやむを得ないと思います。
某県知事が赤字ローカル線を廃止しようとするJRに「ジャパン」を名乗る資格はないと発言していましたが、「J」を外せば不採算路線を遠慮なく廃止できるのならアリだと考えます。
臨時停車した比布(ぴっぷ)
同じく臨時停車した剣淵
名寄のSL排雪列車「キマロキ」編成
天塩川の景色
まもなく豊富。広大な北海道らしい風景です。
国鉄の雰囲気あふれる豊富駅
臨時停車の影響なのか5分程遅れて豊富駅に到着。
無人駅で集札はなしでした。青春18きっぷシーズンなのに・・・いいの?
駅舎はしっかり残っていて国鉄時代の典型的な地方の駅という雰囲気です。待合所にはストーブがあり、ベンチには座布団が。地域で駅を管理しているのでしょうね。
ここは売店の跡なのでしょう。
特急停車駅ですが無人駅なので当然窓口や指定席券売機はありません。
ここから特急で旭川や札幌方面へ行く場合、指定席や企画商品を購入することができず、幌延駅で購入するように案内されていました。日祝休み、7時10分から15時までしか営業していません。
「Rきっぷ」や「トクだ値」は幌延駅まで行かないと発券できません。
これは正直、厳しいですね。事前にトクだ値やRきっぷを発券しておくか車内精算、つまり正規運賃、料金で乗るしかないようです・・・
紙のきっぷの受け取りなし、チケットレスで乗れる仕組みが早くできることを期待しています。
豊富駅からは宿泊施設の送迎車で移動しました!
まとめ:今回の特急「宗谷」乗車における教訓
- ネット予約の指定席は直前まで受け取るなを徹底!
- すいているからと油断せず、より相席リスクの低い席を選ぶ!1人で一番後ろの席は避けた方が良い。
- コンセント付きの飛行機や列車に過度な期待をせず、外出する前はフル充電しておく!
楽しい乗り鉄の予定が、少々ストレスのある移動になってしまいましたが、今後の教訓となるものでした。
皆さまの旅や移動の参考となれば幸いです。