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八戸6:42発→東京9:23着、新幹線はやぶさ4号
シルバーフェリーシャトルバスはダイヤに余裕があるのか、所々でゆっくり走ったり時間調整しながら定刻で八戸駅に到着しました。
ここで新幹線のきっぷを買うのですが、今回は利用を直前に決めたので「えきねっと」トクだ値の割引率の高いものは利用できませんでした。
そこでJR東日本の株主優待割引券を入手しました。
八戸~東京間のきっぷを普通に駅で買うと
- 乗車券9790円+特急券6800円=16590円(通常期)ですが、
- JR東日本の株主優待割引券は4割引になるので
- 乗車券5870円+特急券4080円=9950円になります。
株主優待割引券は金券ショップやネット通販等で1枚約2000円で入手しました。コロナ禍でかなり安くなっている印象ですが、券の入手費用を合計すると11950円で新幹線に乗れ、約28%引きになる計算です。
しかも株主優待割引はグリーン料金も4割引になり、八戸~東京間のグリーン料金が通常4190円のところ2510円になります。約3時間グリーン車に乗る料金としてなら割安感があるので今回はグリーン車にしました。
注意点はみどりの窓口で株主優待割引券のパスワードを隠しているスクラッチを削らされる点です。一度削ってしまったら仮に未使用でも金券ショップ等で買い取りしてもらえなくなりますから、乗車直前に削るのが安全ですが、面倒だし強くこするとパスワードの文字が見えなくなるので気を付けましょう。
早起きしたので新幹線では居眠りしよう!
新幹線「はやぶさ4号」に乗車、あとは東京へ着くまで車内でゆっくりと過ごしました。
「シルバープリンセス」で超、早起きだったので車内では眠って体力を回復するのが正しい過ごし方だと思います。はやぶさに使われているE5系のグリーン車の座席は大変快適な座席だと思います。
仙台を出てからトイレのついでに隣の指定席車両をのぞいてみましたが、2人掛けも3人掛けも1人でもゆったり相席なしで座れていたようです。始発の東京行き新幹線がこんなにすいている光景はコロナ禍だからこその光景ですね。
はやぶさ4号は大宮へは8:59、東京へは9:23に着きます。
(利用した日は地震の影響で減速運転していたため9:59着でした。)
朝の始まりには少し遅いかも知れませんが、まだまだ1日を十分に有効に使える時間です!
呑み鉄たこちゃんはこの後、首都圏での用件を無事に済ませることができました。
いくらかかるの?費用を考察!飛行機なしで東京へ
グリーン車や1等船室ではなく、一般的な方法でいくらかかるか計算しました。
①札幌19:14→苫小牧20:07 特急すずらん10号
えきねっとトクだ値で2180円(指定席)
②苫小牧駅前20:13→フェリーターミナル20:30 道南バス 250円
③苫小牧港21:15→八戸港4:45 シルバーフェリー
シングル個室の2等寝台で計算、ネット予約+前払い10%OFFで7560円
④フェリーターミナル5:40→八戸駅前6:19 南部バス 500円
⑤八戸6:42→東京9:23 新幹線はやぶさ4号
JR東日本株主優待割引券2000円で入手と仮定 指定席で11950円
①~⑤を合計すると22440円になりました!
仮に割引が利用できずに全て正規運賃、料金の場合
特急すずらん(自由席)、シルバーフェリー(2等寝台)、新幹線(指定席)で28570円になります。
飛行機を使って夜出発して宿泊(7000円程度?)、札幌から新千歳空港まで交通費が1000円以上、羽田空港から都心まで数百円はかかることを考慮すると、飛行機の運賃が15000~20000円程度を超えるのであれば飛行機とも十分に勝負できるのではないかと思います。
まとめ!札幌からの上京ルートとして利用価値あり!
今回、実際に利用してみて「思ったより快適だった」「夜の飛行機で行って宿泊するのと十分に勝負できる」という感想でした。
首都圏での目的地が関東北部であった場合、大宮着が8:59なのでより効果が高まります!
乗り換えが面倒だと感じるかも知れませんが、飛行機で行ってホテルに泊まるためにもホテル近くまで電車やバスで行って歩く必要があるので同じではないでしょうか?
往年の寝台特急「北斗星」より早く、夜行急行「はまなす」から新青森で新幹線乗り継ぎが出来ていた頃よりも少し時間がかかりますが、睡眠がフェリー船内なので個室であれば夜行列車よりも質の良い睡眠がとれます。
実際に体験してみて予想以上に快適に夜行移動ができたと感じました。
北海道から上京するのは飛行機が当たり前な雰囲気がありますが、これなら飛行機の運賃が高い場合や希望の席が取れないような場合、上京するルートの選択肢として十分に検討に値するルートとして、皆様にもおススメできると思います。
(おわり)