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行列のできる店!「せっつ」レストラン
レストランの開店時刻は神戸出港と同時の18時30分。開店前から少し並んでいましたが、出港の景色を見たかったので出港後に行くと平日ですがかなりの行列、15分ほど並んで入店しました。


阪九フェリーは同じ会社の船でも全船で統一メニューである必要はないと考えているようで、各船で個性あるメニューを提供しています。「せっつ」のオリジナルメニューはこちらでした!

鉄板焼きステーキを狙っていましたが、早くもなくなっていたようです。公式サイトに紹介されていてもない場合があるのでメニューは当日のお楽しみ的な面もあります。

今回選んだのは・・・
- 生ビール(大)850円
- 皿うどん750円
- 鶏唐揚550円
- サラダ550円
合計で2700円でした。夫婦で乗るともっと沢山買って2人でシェアできますが、1人だとこの程度でしょう。店員さんからご飯、味噌汁を勧められましたが丁重に辞退しました。
皿うどん

生ビールのお替りが欲しかったのですが、まだ行列が解消されておらず、1人なので席を空けると片付けられそうな気もしたので諦めて席を立ちました。名門大洋フェリーにあるような生ビールの自動販売機がホールにあればお替りしやすいのでは?と感じました。
以前はフェリーのレストランは高くて美味しくないというイメージがあり、あまり混雑していなかった印象ですが、最近は各社食事に力を入れていて船で食べたいというお客さんが増えたように感じます。
平日でも行列ができるということは多くの利用客に支持されているという事でしょう!阪九フェリーさんのレストランは個人的には国内のフェリー会社の中で一番好きです。
明石海峡大橋を通過!
瀬戸内海のフェリー航路のメインイベント、明石海峡大橋の下を通過!
今回は船首にある展望ルームで見ました。以前、感染症が流行していた時期に「やまと」に乗ったときは閉鎖されていましたが、今回は開放されていました。(神戸出港前に撮影)


照明は最小限に暗くされており、夜間でも窓のカーテンを閉めることなく船首側の景色を眺めることができました!


のんびり瀬戸内海の船旅!
レストランで呑み足りなかったので売店へ!


電波が入る公共の場所で飲食できそうな場所は多くないようで、競争率が激しいようです。個室以外で持ち込みで飲食したい場合はかなりの努力が必要な感じでした。


ロビーで船内ライブをやっていましたが、今回はパス。(明石海峡大橋通過と時間をずらした方が人が集まるのではないかい?と苦言を呈してみます・・・)

そうそう、デラックスシングルにはこんなお部屋もありました!ギャンブルをしなくても当たったら嬉しいかも?

お菓子と缶ビールを買ってお部屋でのんびり!缶ビール420円、ポテトチップス180円でした。

デラックスシングルは窓がなくて携帯の電波がほぼ入りませんが、衛星Wi-Fiが試験運用中で利用できました。但し、乗船から23:59までの間に30分以内で1回、日付が変わって下船迄に同様に1回と制限があります。(スイートとロイヤルは各2回に増えるみたいです。)

おやすみなさい!ちょっと枕が低くて、空調が強くなったり弱くなったりが気になりました。

新門司港へ到着!
朝は5時半に起きてシャワールームへ。お風呂は6時からとありましたが、既に入れる状態でした。どうせ浴槽には浸からないのでシャワーを選択!

外は今にも雨が降りそうなどんよりしたお天気。

新門司港へ近付きました!
新門司港は4社のフェリーターミナルがあります。


①名門大洋フェリー「フェリーきたきゅうしゅうⅡ」

②東京九州フェリー「それいゆ」
早朝ですが船首とレーダーマストに社旗が、船尾には国旗も掲揚されていました。愛社精神と愛国心溢れる律儀な船員さん?


③オーシャントランス「フェリーびざん」

④阪九フェリーの新門司港ターミナル


高速バス仕様の無料送迎バス
定刻が7時入港ですが、5分位早く下船開始になりました。新門司港は駅から離れているので無料送迎バスが運行されています。

この日は2台とも西鉄の「B高」と呼ばれる高速バス仕様の車両だったので快適でした。コンセントも付いています!無料送迎バスとしては最高です。

一方、下船客の人数なのか、バス会社の都合かはわかりませんが、普通の路線バス仕様の車両が来る場合もあり、この場合は過去に着席できなかった事もありました。(路線車では大きな荷物等でどうしても着席効率が悪くなります。)
なので新門司港で下船して無料バスに乗る場合は早めに下船するのがおススメです!無料バスを逃すと他に公共交通機関がありませんし、タクシーを呼ぶと時間がかかるし高額です。
ただ、高齢の団体客の方は入港30分以上前から荷物をまとめて下船口近くで待機しているので、これに勝つのは至難の業!少し早めに下船口へ行く程度でいいと思います。
門司駅と砂津経由で小倉駅に到着!

ちなみにバスが発車したのが07:13頃、門司駅が07:35頃、小倉駅が07:58頃で、通勤の時間帯でやや車の流れが悪いように感じました。車内の状況は乗車率8~9割でした。(平日)
まとめ:コスパ最強!大満足の阪九フェリー
阪九フェリー「せっつ」で神戸から新門司への船旅を楽しみました。
山陽新幹線で新神戸~小倉間を移動するとe5489で1万4千円程度、旅行会社のバリ得でも11600円というなか、窓なし、シャワーやトイレなしとはいえ個室で宿泊しながら10010円という価格は本当にお得だと感じました。
宿泊費が高騰しているだけでなく予約が取りにくいなか、特に福岡県は宿泊税が課税されるので、それらを少しでも回避するために夜行フェリーの利用は有効です。(特に個人的には宿泊税に疑問を持っているのでできる限り回避したい・・・)
但し、神戸、新門司ともフェリーターミナルへのアクセスで新幹線と比べて多少ストレスを感じることもあるかも知れません。
それでも瀬戸内海の船旅を楽しみながら宿泊費も節約できる阪九フェリーは、物価高で国民が苦しむ今日、安い!とデフレの時代を思い出させる稀有な存在だと感じました。
利用したのは平日でしたが2人部屋や相部屋には余裕があったようですがデラックスシングルのお部屋は満室でした。フェリーでの移動が人気になっているのかも知れませんね。
