この記事の続きです。
混雑!レストランで夕食
利用した日は個室が満室、相部屋に若干の空席があるような混雑した便だったので、レストランの混雑が予想されました。
「大阪のデパ地下でお弁当を買って乗る」か「混雑したレストランを覚悟して利用するか」で悩みましたが、荷物を持って慣れない街のデパ地下を徘徊するよりは船内のレストランの混雑を我慢する方が合理的と考えました。
Youtubeとかで見る「茶色いバイキングを久しぶりに食べたい!」という気持ちも大きかった?
値上げされたばかりですが、価格がリーズナブル!船のバイキングって2000円を超えると心理的に何か感じるものがありますから・・・朝食とセットにしたらさらに割安感があります。
混雑必至、しゃべりながら料理を取る人が多く存在しそうな気がしたので開店前からここで並んで早く入店しました。
多くの人が感染症の事を忘れているようですが、手袋が用意されていたのは好印象!
噂通り、茶色い料理が並んでいました!
サラダコーナーでなぜか盛り付けされてラップがかかっているサラダが数皿。船員さんの食事で残ったのでしょうか?
生ビールは自販機対応ですが、ジョッキなのが嬉しいですね。500円。
早く入店できたので席は選び放題。余裕で窓側に座れました!
茶色い料理の盛り付けが完成しました。
食事をしているうちに19時50分、大阪南港を出港しました。
名門大洋フェリーのバイキングの特徴は「後で補充されるメニューが変わる!」という点です。帰りに違う料理を見て「あ、これ食べたかった!」があるかも知れませんね。
混雑が激しくなり、満席で並んでいる人もいて退店を促す放送もあったので長居せずに早めに出ました。
別府のさんふらわあにあるお刺身のような高価なメニューはないのですがフェリーの夕食バイキングとしてはリーズナブルな価格で満足することができました。
レストランから出た所に2種類の記念スタンプが!台紙も用意されているのがとても親切ですね。
明石海峡大橋通過
瀬戸内海のフェリーの船旅のハイライトは橋の通過!
大阪南港19時50分発の名門大洋フェリー2便では
- 明石海峡大橋21:05
- 瀬戸大橋00:30
- 来島海峡大橋02:50
が通過予定時刻となっており、翌日に備えて十分な睡眠をとるのなら明石海峡大橋のみにしておくのが無難です。
明石海峡大橋の通過はまだ多くの乗客が起きている時間帯なので放送でも案内があり、多くの人がデッキに出て橋の通過を楽しんでいました。
明石海峡大橋通過後はお部屋に戻って楽な服装に着替えて売店で買った缶ビールで2次会後、早めに就寝しました。トイレ付きのお部屋はこの点が快適なんですよね。
瀬戸内海航路なので揺れを感じることがほとんどなく、ホテルに泊まるような感覚で宿泊できました。
新門司港に到着!
さすが瀬戸内海!穏やかな朝を迎えました。
朝食のレストラン利用はパスして乗船前にコンビニで買ったパンをお部屋で食べました。セット券はお得ですが2食連続で混雑したレストランに並ぶのは辛いので。
コーヒーを買いに行くときにチラ見したらやはりレストランは並んでいました。
「フェリーきょうと」は新門司港へ!
東京九州フェリーの発着する場所。
奥には阪九フェリーとオーシャン東九フェリー
新門司港、名門大洋フェリーのターミナルへ接岸!
ひと晩お世話になったお部屋を退室!
名門大洋フェリーでは下船前にルームキーの回収が来たり早期の返却を求めない、また部屋から早く出そうとする追い出しもありません。
ルームキーは下船するときに案内所へ返却でOK!下船ぎりぎりまでお部屋を使うことができるのは本当に素晴らしいです。
(ぶっちゃけ入港30分前とかに鍵回収に行くから部屋に居て!のような他社のやり方は好きではありません。)
無料送迎バスの利用は余裕を持とう!
新門司港下船後は名門大洋フェリーの無料送迎バスが門司駅と小倉駅まで運行されています。徒歩下船者の人数を把握して台数を調整してできるだけ混雑しないように配慮している感じでした。
下船したときは既に1台発車した後のようでした。右の紫のバスは団体のバスだと思って左の白いバスに乗車したのですが、紫のバスは8時45分頃に発車しました。どうやら団体専用ではなかった模様?
白いバスは乗客の乗車が完了していてもなかなか発車せず、運転手さんの丁寧な挨拶の後、8時55分頃にようやく発車。
フェリーを下船したトラックで混雑、運転手さんの丁寧で慎重な運転で小倉駅に着いたのが9時40分過ぎ。門司駅下車も検討しましたが、結局予定していた電車に乗れませんでした(泣)
乗客の多い日は送迎バスは時間に余裕を持って計画することをお勧めします。
フェリーで宿泊税を回避しよう!
福岡県で宿泊すると宿泊税が200円 徴収されています。そのうえ、宿泊費が全国的に高騰していて庶民の旅行に悪影響を与えています。大阪府は7千円以下は非課税なのでまだ良心的です。
関西~北九州のフェリーは宿泊施設としても利用できる利便性の高い航路なので、宿泊税を課す自治体への宿泊を極力回避する有効な手段になり得ます。
少子化対策とか防衛費など、必要と理解できる増税はやむを得ないと考えますが、宿泊税の用途や意義は・・・?オーバーツーリズムで宿泊費が高騰、混雑しているだけでも迷惑なのに、観光地を利用しない人へも課税・・・?
ダイナミックプライシングのホテルも同じですが、必要がある場合はやむを得ないですが、回避できるときは宿泊税を課税する自治体へはできるだけ宿泊しないよう、ささやかな抵抗をしています。
↑ 「税収の使途」を読んでも全く賛同できませんね。
まとめ:コスパ最強の瀬戸内海夜行フェリー
- 大阪南港と新門司港を1日2便、夜行で結ぶ名門大洋フェリーは宿泊しながら移動できる便利なフェリーです。
- 瀬戸内海航路なので台風などのよほどの悪天候でない限り、大きく揺れることがないので安心して乗船できます。
- 客室は割安な相部屋から快適な個室まで様々な席が用意されているので人数や目的に合わせて選択できます。大部屋の雑魚寝の席は廃止されていて最低でもベッドです。
- 山陽新幹線のネット販売価格と同等の負担かそれ以下で個室を利用できるのでコストパフォーマンスに優れていると思います。
- 別府や大分の他社フェリーよりも航海距離は長いのに割安感があり、時間が許せば大分方面への移動にも利用価値が高いと思います。
- 決して豪華な設備ではありませんが、快適な船内設備です。割安感があるので豪華で割高な他のフェリーより満足度が高かったです。
- ホテル代わりに利用できるので高騰する宿泊費や各地で搾取されている宿泊税を回避する手段として極めて有効です。
- 仮に相部屋のベッドであっても夜行バスとは比べ物にならない快適性です。
- レストランは夕食、朝食ともバイキングで、他のフェリー会社よりも割安感があります。
- 学校が休みの期間や週末、連休等、船内が混雑する可能性があります。ただ、雑魚寝の部屋が廃止されたので思ったより窮屈には感じませんでした。
皆さまも機会がありましたら是非名門大洋フェリーでコスパ良く快適な船旅を楽しんでみてはいかがでしょうか?