フェリーで北海道脱出への不安にお答えします!
こちらの記事の続きです。
質問① フェリーは揺れるんじゃないですか?
回答:フェリーは波が高ければ揺れます。
冬は日本海が荒れる印象がありますが、こればかりは当日の天候次第としか言いようがありません。日本海が穏やかで逆に太平洋が荒れる日もあります。
確かにフェリーは天候によっては揺れることもありますが、飛行機の気流が悪い時の変な揺れよりは怖くないと思います。多少揺れたとしても空港ロビーで一夜を明かすよりは快適だと思います。
こちらのサイトで波の予報を確認してください。
モデル「広域」→エリア「東日本」を選択して「沿岸波浪」へ
感じ方には個人差がありますが、波高3mで「揺れる」、4mを超えると「大きく揺れる」感じでしょうか?
質問② 飛行機が欠航ならフェリーも欠航では?
回答:おススメした2社は荒天の運航に強いと定評のあるフェリー会社です。飛行機が欠航だから海も荒れているとも限らないようです。
特に風が強くなく積雪で除雪が追い付かないような場合、海は荒れておらずフェリーは平然と通常運航という場合があります。
ただし運休や欠航、遅延の場合もあるので港へ向かう前に必ずフェリー会社へ問い合わせてから利用してください。
質問③ フェリーも飛行機から客が殺到して満席なのでは?
回答:2等やツーリストクラスまで満席で乗れないというのは冬季にはほぼありません。ただ、実際に利用する場合は港へ向かう前にフェリー会社に空席があるか確認して、(特に個室希望の場合は)できれば予約してから向かうことをお勧めします。
質問④ フェリーは遅れたりしませんか?
回答:フェリーも飛行機と同様に悪天候で遅れる場合もあります。
とりあえず北海道から脱出して秋田や八戸まで行ければ、あとは新幹線が1時間に1本程度は東京へ通じているので何とかなります。
空港ロビーで泊まるより少しでも本州へ向けて前進するほうが良いと思います。
質問⑤ フェリーは大部屋雑魚寝で「密」なんじゃないですか?
回答:格安の船室である2等やツーリストでも最低限の寝床は確保できます。
下の写真は新日本海フェリーのツーリストB、ツーリストSという個室ではない船室です。ツーリストBは秋田までA期間6000円!2段ベッドの相部屋で決して快適ではないと思いますが、空港ロビーで朝まで過ごすことと比べたらいいのではないでしょうか?
ツーリストSは秋田までA期間8100円、個室ではないのですが、カーテンで1人ずつ区切れるので個室に近く、各ベッドにテレビやコンセント完備です。
ただし、新日本海フェリーのツーリストJ,シルバーフェリーの2等はベッドではなくカーペット敷きの広間に並んで寝る、いわゆる大部屋雑魚寝なので気になる方は避けたほうが無難だと思います。
空室があれば個室もありますので、疲れているなら個室をお勧めします。
質問⑥ フェリーの中にレストランはありますか?
回答:新日本海フェリーは船内にレストランがあります。
シルバーフェリーは冷凍食品やカップラーメンの自動販売機のみしかないので船内で食事をする場合は事前に購入していきましょう。
↓ 新日本海フェリーのレストランの案内
質問⑦ フェリーの中にお風呂はありますか?
回答:2社とも船内にはお風呂があり、無料で入浴できます。バスタオルはありません。
海が荒れている場合は利用できない場合もあります。
新日本海フェリーのデラックスA,Bとスイート、シルバーフェリーの特等には部屋に浴室が付いています。個室に付いている浴室にはホテル同様にバスタオル等が用意されています。部屋の設備については各社のサイトを確認してください。
質問⑧ 八戸、秋田に着いても新幹線の指定席が満席なんですが?
回答:新幹線の指定席は粘り強く「えきねっと」で検索すれば直前にキャンセルが出ることが多いです。
どうしても満席の場合、秋田~盛岡間や八戸~盛岡間の新幹線は全車指定席なのですが、空席があれば座っても良い(指定券を持っている人が来たら席を交代)「特定特急券」で乗り、盛岡で自由席のある「やまびこ」に乗り換えて東京を目指してください。
座れなくても早く到着したい場合は「立席特急券」(座れないのを了承して全車指定の新幹線に乗る特急券)が発売されます。
質問⑨ 東京ではなく関西や九州へ移動したいのですが?
回答:秋田や八戸から関西や九州へ新幹線で移動するのは大変です。
ただ、新千歳空港周辺でホテルが確保できずに空港ロビーに泊まるよりはフェリーに泊まって秋田や八戸からの移動を試みた方が精神的にも肉体的にも楽なのではないでしょうか?
秋田空港、新潟空港、仙台空港等から目的地へ飛行機で移動することも選択肢に入ると考えます。
いかがでしたか?
フェリーでの北海道脱出、意外に使える!と思いませんか?
皆さまの移動の参考になれば幸いです。