この記事の続きです。
日帰り旅のメインは「スペーシアX」
東武日光12:55→浅草14:45「スペーシアX6号」
東武日光駅は有名な観光地だけあって駅の中に売店があり、お弁当やアルコールも販売していました。行きの車内でお弁当を食べたばかりなのでスルー・・・。
改札を入ると既に「スペーシアX6号」は入線していました。旧型の100系「スペーシア」には「けごん」とか「きぬ」の愛称が付いていましたが、「スペーシアX」にはありません。
真っ白な車体が美しいです。
公式サイトによると「日光東照宮陽明門・唐門・御本社に塗られた「胡粉(ごふん)」の白を彷彿とさせる高貴な白」だそうです。
「スペーシアX」のロゴは絶好の記念写真スポットです。
(正面から撮ると車体がピカピカすぎて姿が映りこむんです。)
列車の先頭から撮影しようとホームの端まで行くと、先端が細くなっていてちょっと怖い・・・?
ここから撮ると
これって鉄道会社さんによっては柵をされて先頭車両の写真が撮れなくなるような気がします。乗務員さんの通路であるという事情もあるのかも知れませんが、柵をしていない配慮に感謝です。
事故やトラブルが起きると立入禁止になると思うので、撮影はマナーを守ってほしいものです。
車内は清掃中。ここに並んで1番乗りを目指しました。
これが列車の中?コックピットラウンジ
大きくて情報が多い行先表示。
コックピットラウンジ車内
発車10分前ぐらいに乗車できました。
1号車ではカフェのスタッフが部外者が侵入しないように特急券を確認していました。
1番乗りで撮った写真はこれです。後ろに人がいたので素早く撮影しました。
日光金谷ホテルや大使館別荘をモチーフとし’時を超えるラウンジ’がコンセプトとの事。この車両だけ食事付きの高額な観光列車のような雰囲気です。
4人席。2人から予約できます。観光列車のこういう席って3人以上の制約がある場合が多いですが、2人でも利用できるのは嬉しいですね。
今回、呑み鉄たこちゃんはこの席を夫婦で利用しましたが、2人分の特急料金プラス4席で2000円の追加で利用できました。特急料金も4人分取られても仕方ないような気もしますが、実際に乗る2人分で良いというのはとてもありがたいですね。
2人席です。特急料金にプラス1000円追加で1人でも利用できます。4人席にはなかったのですが、2人席はソファーの下に荷物を置くかごが用意されていました。
1人席。下り(浅草発)だと運転席の後ろの最前列です。上り(浅草行き)だと最後尾なので後ろ向きになります。
コンセント完備です。
日光東照宮、陽明門の柱の「グリ紋」をモチーフとした照明
この車両の注意点は天井の荷物棚がない点です。見栄えを優先したのだと思います。(今回は日帰りで荷物なしなので全く問題なし!)
デッキ部分に共用の荷物スペースがあります。交通系ICカードで施錠できますが、呑み鉄たこちゃんは荷物を目の届かない場所に置くのは好きではありません。(写真は2号車です。1号車には他のお客さんの荷物があったので撮影を遠慮しました。)
GOEN CAFE
旧「スペーシア」で廃止された車内販売がパワーアップして復活!
「五猿」と「ご縁」の2つの意味を込めたとの事です。
一般の席も快適そう!
この日は土曜日の東武日光12時55分発の列車だったため、これから東京方面へ帰るという人は少なく、スタンダードシートとプレミアムシートはガラガラでした。
そんな時間帯でも、デビューからかなりの日が経過して、編成も増えて増発されているにもかかわらず、個室、ボックスシート、コックピットラウンジは満席でした。もちろん、平日に来て泊まってこれから帰る人もいるとは思いますが、「スペーシアX」乗車目的で往復している人も一定数はいるのではないかと思います。
スタンダードシート
特急列車の普通席として一般的な2列2列の配置です。
窓が旧型スペーシアでは2列分の大型の窓でしたが、「スペーシアX」では1列ごとの小さな窓に変わりました。
これには賛否両論あるかと思いますが、どの席に座っても柱部分にあるフックに上着や軽い荷物を掛けることができる点は便利です。またブラインドはカーテンよりも使い勝手が良いと思います。
(鉄道ファンは大きい窓の後ろの席に座ると景色が良く見えるのでそちらを好む傾向が強いですね。)
もちろんコンセント完備。テーブルは背面と肘掛け収納のどちらあるので好みに合わせて選択でいる点は素晴らしいと思います。
プレミアムシート
1列と2列の計3列で、JRで言えばグリーン車に相当する席です。リクライニングが後ろの席に干渉しないバックシェル方式となり、リクライニングは電動となっています。
浅草から東武日光まで乗ってもスタンダードシートと580円しか差がなく、JRのグリーン料金と比べると割安感がありますね。
特に混雑しそうな時に1人で乗車する場合、1人席を指定できたら利用価値が高くなるでしょう。
(近鉄特急ひのとりのプレミアムシートに似ている?)
個室やボックスシートについてはジロジロ見ていたり写真を撮っているとその席を予約していた人が来たら確実に不愉快な思いをすると思うので、次に乗車するまでの楽しみとしてとっておきます。
早速カフェを利用しました!
12時55分、定刻通り東武日光を発車!
外の景色を忘れてテーブルに用意されていたカフェのメニューを見ていました。
4種類の生ビールが車内で飲める点がポイント!
フードについては浅草からの往路で売り切れになった品があり、シールが貼られていました。
カフェの利用方法が特殊なので注意が必要です。
1号車「コックピットラウンジ」と6号車の「個室」の乗客は自由にカフェを利用できますが、その他の席の乗客はスマホで整理券を入手しないと利用できません。
混雑した便では争奪戦になるようなので、カフェを確実に利用したいなそれらの席を利用する方が無難です。この日は余裕があったようで何度か放送で整理券取得を呼びかけていました。
実は以前は個室の乗客も整理券争奪戦に参加する必要があったのですが、整理券なしで利用できるように改善されています。
コックピットラウンジの乗客がカフェを利用するときはメニューに挟んであった「CAFE Ticket」をスタッフに提示する必要がありますが、混雑していない時はだいたい顔パス状態でした。
発車直後は人気なので1号車のデッキ部分で少し待ちました。
天井には天窓のようなディスプレイが!
支払いは現金不可でキャッシュレスのみです。
スマホの整理券に現金不可でも苦情があまり聞こえてこないのはさすが首都圏のお客さん達?呑み鉄たこちゃんが住む北海道だったら「スマホを使えない高齢者はどうするんだ!」と真面目に地元新聞社や市民団体、鉄道系の何とか?から批判されそうです(笑)
クラフトビールを購入!
フードも買おうと思っていたのですが、発車したばかりなのに多くが売り切れになっていたので目当ての品が買えませんでした。
スタッフの方いわく、土日は売り切れが多いそう。食材ロスのないよう、保存の効く商品がほとんどなのですが、これはかなり残念でした。
お弁当やサンドイッチのような商品は扱っていません。予約制でもいいから「特製弁当」に日光の味噌汁をセットにして販売のような商品があれば楽しいなとは思いますが、お弁当は乗車前に買ってくれという事なのだと思います。
快適!あっという間に浅草へ
ソファーでゆっくりとビールを飲みながら浅草までの列車の旅を楽しみました。
途中、コックピットラウンジの乗客へ記念写真のシャッター押しのサービスがありました。(よくある日付け入りボードはなし、コックピットスイートにはあるらしいです。)
ぶっちゃけ列車はいわゆる「観光列車」のように豪華でカッコいいのですが、沿線の景色という点では、郊外と都心を結ぶ路線といった印象で絶景といえるようなものはあまりないように感じました。
そのせいか他のお客さん達はずっと寝ていたり動画やゲームに熱中している人も・・・?車内での過ごし方は人それぞれで自由だと思いますが、せっかくのコックピットラウンジでの時間の過ごし方として、もったいないような気がしました。
1人席のお客さんが席を立った時、車掌さんが巡回中で不在だったので少しだけ運転席の様子を見てみました。
だんだん日常の景色に戻ってきました。
スカイツリーが見えました。
隅田川。お花見をする人達で混雑していました。
14時45分、浅草駅5番線「スペーシアX」専用ホームに到着!1時間50分の快適な乗り鉄でした!
一旦外へ出て都営浅草線に乗り換えたのですが、浅草の街は外国人観光客で混雑していました。有名な観光地に近付かず、乗り鉄だけにして正解でした。
次回へ続く