883系1000番台も混結?
呑み鉄たこちゃんは大分から博多まで、特急「ソニック」に乗車しました。
前回、白い方の885系の「ソニック」でしたが、今回は青い方、883系でした。
編成を眺めると4号車と5号車の外見が他の車両と大きく異なっていました。これは元々5両編成だったところに7両編成とするために後から車両を増備したためにこうなったようです。
車両の外見、内装ともに白いソニックの885系にそっくりです。ですが、車両形式は883系1000番台となり、あくまで883系の仲間なようです。
発車前にガラガラだったので車内を見学しました。
普通車の元祖?883系の車内の様子はこちら。
デビュー当時はもっと派手な内装だったのですが、現在は落ち着いた内装に変わっていました。
車内中央部に窓と座席の配置が一致していない席がありました。ここだけ異様にシートピッチが広いのですが、窓からの景色が・・・
元々、この場所にはボックスシートがあったのですが、人気がないためか普通のリクライニングシートになったのでこんな変な席が生まれました。足元が広いですが、窓が合っていないのと背面テーブルまでの距離が遠すぎて呑み鉄たこちゃんはこの席は好きではありません。
一方、883系1000番台、4~5号車の増備された車両は「白いソニック」や「かもめ」の885系とそっくりな座席です。
座席が革張りではなくモケットになったので快適になったかも?革張りの座席って見た目は豪華ですが、新しい時は臭いがきついし、座面が滑るのであまり好きではありません。
テーブルは一般的な指定席にある背面テーブルではなく、存在感の大きな中央肘掛けから出てきます。あえて中央に動かない肘掛けを設置することで、自由席での席の占拠をさせずに相席でも座りやすいように工夫しているのだと推察します。
どちらが好きか、好みは分かれると思いますが、呑み鉄たこちゃんは背面テーブルが使えることと、座席中央の肘掛けを上げることができるので元祖の883系の方が好きです。自由席ですいているなら好みの座席を選ぶのも楽しそうです。
九州ネット早特3でグリーン車に乗車
今回、呑み鉄たこちゃんは1号車のグリーン車を利用しました。乗車3日前に「九州ネット早特3」で予約したとき、他に誰も予約していなかったので「密」回避のため選びました。
正直、「ソニック」のグリーン車はあまりグリーン車って感じがせず、普通車が3列になっただけの印象で、JR九州はグリーン料金が割安であることを差し引いても積極的には利用しません。
787系だと豪華なグリーン車って感じがするのでグリーン車推しなんですけどね・・・。それでも割安なネット限定商品に’プラス’グリーン料金という買い方ができるのでその点は親切です。
このように「きっぷ」は乗車券と特急券が別々に2枚で発券されました。きっぷを記念に持ち帰りたいときは乗車券だけ自動改札機に入れても通過できるので特急券は堂々と持ち帰れます。
当日朝に空席を確認したときは他に誰も予約していませんでしたが、乗車してみたら1人乗車されていました。目一杯離れた席に居られたのでその方も「密」回避に気を遣っている方なのだと思いました。
正直、貸し切りを期待していたのですが、こうやって距離を取って配慮して席を選んで頂けたらありがたい!と思います。
2人掛けの座席です。革張り、電動リクライニングですが、普通車との価値をあまり見いだせない気がします。窓側にはコンセントがあります。
国鉄特急の雰囲気の足置きですが、高さの調節はできません。本来、左側の状態は靴を脱いで使うものなのですが、靴を履いたまま使っている人が絶対に存在するので、こういう足置きは使わないのが賢明です。
小倉で進行方向が変わり前面展望が!
運転席の後ろに「パノラマキャビン」という展望スペースがあります。ここはグリーン車乗客の特権です。
「ソニック」は小倉で列車の進行方向が変わりますから、上り博多行の場合、小倉までは最後尾、小倉→博多間は先頭車となり、1回の乗車で前面展望と後展望と両方楽しめます。白いソニックにはない設備です。
「ソニック」らしい爆走で無事に定刻で博多駅に到着しました。緊急事態宣言中であったため車内での飲酒は控えました。飛行機への接続があるときは高速バスよりも鉄道の方が安心感がありますね。
乗り心地が悪いのは「ソニック」のお決まりですが、呑み鉄たこちゃんは883系の方が少し静かで快適な気がします。(感じ方は個人差があります。)
白いソニック(885系)の乗車記はこちら
皆さまも「ソニック」を乗り比べてみてはいかがでしょうか?