この記事の続きです。
夢のなかで別府入港
「さんふらわあ くれない」は早朝4時25分に別府入港でしたが、7時45分まで船内に滞在できました。入港の放送はなく、申告すれば入港時すぐに下船することもできるというスタイルなので船内に滞在するのが標準なようです。
実は予約した時は深夜1時入港で案内されていましたが、後に変更になりました。おそらく減速して燃料を節約して走る航海計画に変更したのだと思います。クルーズ的には12時間で走ってくれたほうが明るい景色を多く見れるのですが、やむを得ません。
早朝に下船する人が何人いるのか見てみたいような気もしましたが、結局普通に寝ていました。目覚めたら既に船が入港していた!という体験も貴重だと思います。
別府はいまにも雨が降りそうな微妙な天気・・・
新造船の就航によって役目を終えた旧ターミナルの「ようこそ別府へ」の文字が点灯していました。今回の「昼の瀬戸内海カジュアルクルーズ」のための特別な演出なのか、毎日点いているのかは不明です。
その奥には宇和島運輸の新造船「れいめい丸」が!4時25分に下船したら6時25分発八幡浜行き「れいめい丸」に乗り継げるとも考えましたが、せっかくD期間の高い運賃を払ったので一杯まで船内に滞在したかったので不採用。
まだ搭乗橋は外されていました。
到着後の船内でゆったりの朝食
朝食の営業は6時から!開店直後に入店しましたが、利用者は多くなくゆったりした雰囲気!
選んだメニューも普通な感じでしたが、1人750円なので割安感があると思います。(卵価格が高騰しているせいか卵料理がほとんどなかった気がしました。)ビジネスホテルの有料朝食より満足度が高いと感じました。
食後にかぼすビネガー
少し前、平成の中頃までフェリーのレストランって高くてまずいのが当たり前な雰囲気があったと思うのですが、それは過去のものとなりました。普通に美味しい!
ただ、今回はお客さんが少なくて混雑で不愉快な思いをすることがありませんでしたが、これが行列ができて長い間待つようなことになれば感じ方が変わってくるかと思います。たとえばスイート系の乗客は優先的に入場できるという特典があればデラックスでなくスイートをという動機にもなり得ると思いますが・・・?
別府国際観光港へ下船
朝食後は部屋や船内でゆっくり過ごしました。朝食から下船までの時間に余裕があるとトイレをゆっくりできるのでありがたいです。
港にはLNGのローリーが次々に到着!
デッキを散歩
高崎山や大分方面は見えませんね。
デッキを歩いているとここの階段通行止めが不思議です。上のデッキも下のデッキも出入りできるのに階段だけ通行止めなんです。階段で転んで怪我した事故でもあったのでしょうか?
船尾のサイドランプが開き、LNGのローリーがバックして船に近付いてきました。(おそらく乗客の下船と荷役が終わってから開始?)
下船は7時45分と予告されていましたが、5分程早めに下船開始されました。お世話になった船室を後にして・・・
別府へ上陸!
下の階へ降りるのにエスカレーターがなくエレベーターへ誘導されました。
すぐに別府駅行きのバスが来たのですが、船首側からの写真を撮りたかったので少し歩きました。
旧ターミナルの方へ歩くと遠いですが船首側から撮影できました。柵や立入禁止、誘導員の人もいるので注意して移動しましょう!
旧ターミナルの前・・・
かつてはここから1日3便の船が出ていました。
「本日の出帆船」
- 16:30 くいーんふらわあ2 松山・今治・神戸・弁天ふ頭
- 19:20 さんふらわあ 神戸・南港
- 21:00 こばると丸 高松、坂手、神戸、弁天ふ頭
第3埠頭入口バス停からバスに乗りました。
大分駅へ到着。
豪華な船旅の後は・・・
安定の東横INN大分駅前!
リゾートホテルや豪華な船旅もいいのですが、東横INNのコスパの良さは本当に感謝です。
まとめ!さんふらわあ昼便は下り便がお勧め!
新造船での「昼の瀬戸内海カジュアルクルーズ」しかも1回目なので混雑を覚悟で申し込みましたが拍子抜けするぐらい余裕あるゆったりした船内でした。
肌感覚で100人強程度?利用する側としては混雑は嫌ですが、せっかくの特別なイベント便なのに客が少なすぎるのも寂しく感じました。
トラックドライバーさんの姿は見かけず、車両甲板はガラガラなようでした。高額なD期間運賃だったとしてもこの航海でフェリーさんふらわあさん的には採算割れでしょう。
かなり前に阪九フェリーさんで昼便の企画がありましたが、旅客はかなり賑わいましたがそれでも二度と行われていないところを見ると貨物を積まないと採算が難しいのだと思います。
それでも豪華な新造船でこのような楽しいクルーズを企画して頂き、本当にありがたいと思います。
今回はあいにく天気が良くなかったのですが、それでも明るい時間帯の瀬戸内海航路は普段の夜行便とは全く違う優雅な船旅を楽しめました。今年はまだまだ運航が企画されているようなので1人でも多くの人に体験して頂くれば嬉しいと思います。
そして初めて「昼の瀬戸内海カジュアルクルーズ」に参加する方には大阪発の下り便を強くお勧めします!
理由①:明石、瀬戸大橋、来島の3大架橋を日常生活で起きている時間帯に全て体験できる。上りだと明石が辛い。
理由②:朝の下船時刻が別府は7時45分、大阪だと6時35分なので1時間程度、船内で朝をゆっくり過ごせ、長く乗船できます。
※上り便のメリットは来島海峡を明るい時間に通過することです。
5回にわたって「昼の瀬戸内海カジュアルクルーズ」の様子をお伝えしました。
今年の「昼の瀬戸内海カジュアルクルーズ」の企画はまだ始まったばかり!
運賃は通常より高いですがその価値あり!
多くの人に実際に参加して楽しんでほしいと思います!
最後までご覧いただきありがとうございました。