この記事の続きです。
必要十分なパブリックスペース
部屋のチェックの後は公室を見て回りました。
確か本船は10年ぶりぐらいの利用でした。
「さんふらわあ ごーるど」のパブリックスペースは別府航路の新造船「さんふらわあ くれない」「むらさき」と比べると簡素な面は否定できませんが、宿泊するだけの夜行フェリーとしては必要十分な設備を有していると思います。
関西汽船から続く観光客が多い別府航路とダイヤモンドフェリーから続きトラックが多い大分航路で目的に合わせて区別されていると言えるでしょう。
案内所・売店
エントランスホール
記念写真用の看板と衣装
プロムナード
右舷側に設けられた案内所から船尾のレストランへ続く広い展望通路で、ゲームコーナー、自動販売機コーナーが隣接していました。
自動販売機コーナー
ビールのロング缶330円でした。ソフトドリンクはコンビニ価格。食品はカップラーメンとアイスクリームがありました。
ゲームコーナー
簡素なパブリックスペースの割に広いゲームコーナー？？？
レストラン
今回は1人だったので利用しませんでした。
夕食が1800円、朝食が700円のバイキングで別府航路より割安な価格になっていました。
閉店後は一部の席がフリースペースとして開放されていました。
サロン
レストランの隣にある持ち込みの食事に最適な小部屋。社員食堂のような造りですね。
出港後はトラックドライバーさん達が食事を楽しんでいました。物流を支えるドライバーさん達に感謝！
展望大浴場
混雑していたので別の場所にあるシャワールームを利用しました。浴室、脱衣室、シャワールーム等は撮影禁止との事。
マッサージチェアー
コインロッカー
銅鑼と地上からのお見送り！神戸出港
船内を一通り見て歩いていたら、船員さんから「大きな音が鳴ります。」と声を掛けられました。出港前に銅鑼を鳴らしていました。船旅気分が盛り上がりますね。
定刻19時50分にオモテ、トモ、オールラインレッコ！
神戸港の地上職の皆さまからのお見送り！ありがとうございます。
阪九フェリー「せっつ」の横を通りました。10分後の20時出港で、「せっつ」のお客さん達が手を振ってくれました。
阪神高速湾岸線の東神戸大橋
かつてはこの橋の向こうに青木（おおぎ）と呼ばれたフェリー乗り場があり、高松や徳島、川之江、新居浜、今治、松山、甲浦、足摺、日向細島等へ多くのフェリーが発着していました。
部屋に引きこもりの船旅
神戸出港後、部屋に戻って楽な服装に着替えて千歳で買ってきたお弁当で夕食！
金曜日なのでレストランの混雑を予想してお弁当を買ってきましたが、営業中のレストランをのぞいてみたら空席多数で楽勝だったようでした。別府航路に人気が集中しているのかも知れませんね。
レストランを当てにして来て行列のできる店だったらショックなので、今回は1人だし、まぁいいか ？
階段の脇に電子レンジがあったのを思い出して温めてきました。
温め中・・・厳しい？ポスター
お弁当だけでは物足りないので売店で味噌汁を買いました。当初はカップ麺のつもりでしたが300円もするし身体にも悪そうなので味噌汁に変更。
プラコップは持ち込みです。（部屋備え付けのコップは使用しません）
食事の真っ最中、明石海峡大橋通過の放送がありましたが、そのまま部屋に居ました。
時代を感じる現在位置表示のテレビ画面！
せめて部屋に窓があれば窓から明石海峡大橋を見れたのでしょうが、仕方ありませんね。
食後、行き先へ電話する用事があったので電波を求めて室外へ！
6階は個室がずらっと並んでいます。窓なしの部屋は電波が入らないのが辛いです。
6階は電波が良くて通話に適した場所がなく、5階へ下りました。右舷船首側につながる窓が並んだ通路が人が少なく窓枠に座れたのでこの場所で通話。
デッキへの扉は閉鎖されていて外へ出ることはできなくなっていました。そういえば瀬戸内海航路にしては珍しく少し揺れていました。
翌日は忙しいので早めに就寝しました。垂直のハシゴの2段ベッド、寝台灯と網が船って感じでいい味だしてますね。
掛け布団用の寝具に自分でシーツを取り付けておやすみなさい！
（時々ブログや動画でシーツを使っていない人を見受けます。）
大分港入港！
朝、外の景色を見ようとデッキへの出口へ行くと・・・
仕方がないので窓ガラス越しに高崎山と別府方面を！
案内所前の右舷側のデッキは出れました！
旧ダイヤモンドフェリーのターミナル跡。こちらの頃の方が西大分駅に近くて便利でした。
大分港へ到着！
反対側には大分空港アクセスのホーバークラフトのターミナルが建設中でした。
後方には別府行きの「さんふらわあ くれない」が航行中！
7時20分に入港！
大分は前方にある下船口を使用。船首に乗船口があるのはイルカが描かれていたダイヤモンドフェリーの名残りですね。
7時35分に大分駅行きの路線バスが発車しました。混雑していた神戸のバスとは異なり全員着席していました。
呑み鉄たこちゃんはバスには乗らず、用件まで時間があるので徒歩で近所のファミレスへ行きました。
大分発祥のファミレス「ジョイフル」
朝食「幕ノ内定食」735円、ドリンクバー付き
今回は時間調整が目的でファミレスに入りましたが、コスパ的には船内レストランの朝食の方がよかったかなぁという感じです。
船内ではバイキングの他に500円でうどんセットが販売されていました。
神戸～大分「さんふらわあ ごーるど」まとめ
- 宿泊と移動を兼ねる利用しやすい夜行ダイヤで利便性は抜群！
- 瀬戸内海なので揺れが少なくて悪天候の心配はあまりない。
- 窓のない個室だと部屋から出ないと携帯電話がほぼ使えないのが著しく不便。
- 昭和世代はフェリーのレストランや自販機は割高という先入観があるが、良心的な価格であると思う。
- 他のフェリーや新幹線と比べると運賃の割高感は否定できないが、お得な商品もあるので条件に合えば有効に活用しよう！
「さんふらわあ くれない」乗船記へ続きます！
