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「さんふらわあ くれない」乗船!
既に乗船開始時刻を過ぎていたせいか、誰もいない長い通路を歩いて「さんふらわあ くれない」へ!
クリアファイルと説明の書類を受け取って改札を通過!
通路の壁には関西汽船歴代の船の写真が掲示されていました。
この掲示の出典は「関西汽船の船半世紀」という関西汽船社内で作成された書籍です。はるか昔、呑み鉄たこちゃんは神戸の書店で偶然見つけて買いました。
もちろん、その本には「さんふらわあ くれない」の項はありませんが、その本の書式に合わせた掲示がされていました。
いよいよ乗船です。2023年1月の就航から約半年、やっと乗船できました!
船内に入ると生演奏が迎えてくれました!
(過去情報で見たウェルカムドリンクはなし)
何度何度もYoutubeで見た憧れの大階段が目の前に!感激です。
以前、同じフェリー会社の「さんふらわあ さつま」に乗った時に階段が狭くて人とすれ違いにくかったので見事に改善されています!
セミスイートの船室を紹介します
ルームキーは今流行りのQRコードで紙の乗船券やネット予約なら当日送られてきたメールからQRコードを取得します。
ネット予約で部屋の指定ができるようになっていたので大阪、別府とも右舷着けなので出入港を部屋のバルコニーから見れるように右舷側を指定しておきました。
ドアを開けた光景がこちら。通常ダイヤだと乗船時は夕方で外が薄暗くなっているので明るい自然光の状態で部屋写真を撮れるのは貴重ですね。
もう少し進んでパンフレット風に1枚!
テレビに外の景色が映り込んでいるのがダメですが、部屋の撮影が終わらないと荷物を入れたり個人で消毒や清掃の作業があるので短時間で終わらせる必要があり、やむを得ません。
ベッドです。それぞれのベッドはあまり広くないので添い寝は厳しいですね。
バルコニー側からソファーベッドやテーブル
コーヒー、緑茶、紅茶、さんふらわあクッキー、電気ケトル、ミネラルウォーター、ティッシュペーパーです。印刷ですが船長からのメッセージカード、ホテルのように清掃担当者の名前のカードがありました。
ワイングラスが備えられているのはゴージャスな感じですが、呑み鉄たこちゃん夫婦は諸事情でこういうグラス類は使わずに使い捨てのプラコップを持ち込みました。
冷蔵庫です。スパークリングワインが2本サービスされています。甘い味だったので好みが分かれるかも?
中の板を外せば2リットルのお茶のペットボトルも立てて入ります。
冷蔵庫の写真は映り込みが激しいので難しいです。
ダイキン製の空気清浄機
鏡台とすぐ隣に大きな鏡です。ドライヤーです。
クローゼットです。扉が付いていない方が使い勝手がいいので好みです。
さんふらわあタオルと歯ブラシのセット、ナイトウエア―、バスタオルが籠の中にありました。
スリッパは使い捨てです。さんふらわあマーク付きで多分フェリー業界ナンバー1の高品質。他の部屋と色で区別されていました。
(スイート系:茶色、他の部屋:白)
1泊で捨てるのは勿体ない!
空調は室温を自由に設定可能、放送のボリューム調整も可能でした。(全体的にちょっと音量が小さい気もしました。)
航海中に撮影したバルコニーです。デッキチェア2個と小さなテーブルがありました。ハンドレールの向こうがすぐに海なのは景色が楽しめてGOOD!(大分~神戸や大洗~苫小牧航路のバルコニーは×)昼間にバルコニーで飲むビールは最高です!
シャワー、トイレ室です。バスタブはセミスイートにはありません。
便座クリーナー、シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ完備。
シャワーがちょっと窮屈な感じがしましたが、水圧、清潔感に不満はありませんでした。トイレはもちろん温水便座で、真空式ではなく水洗式なのでGOOD!
船室内は禁煙です。最近のフェリーは急速に全室禁煙が普及しました。しかも厳しい表現・・・?
呑み鉄たこちゃんは今回の「昼の瀬戸内海カジュアルクルーズ」を予約するにあたって部屋を選ぶ際、
- せっかくの昼便だからバルコニー付きの部屋を!
- スイートとセミスイートの差はバスタブの有無と多少の部屋面積の差で、呑み鉄たこちゃんは旅行中にバスタブをほぼ使用しない。
- ベッドやソファーの配置がセミスイートの方が一般的な配置で使いやすそう?
を考慮しました。予約開始後の埋まりが遅くてどの部屋も選び放題、2か月前にコネクティングの制約が解除された非結合のスイート和洋室も予約できる状態だったのですが、セミスイートが一番コスパが良いと考えました。
快適に過ごすのに申し分ないお部屋なのですが、通常ダイヤで通常運賃だとしても他の航路と比べると割高感があるのが本音です。
「セミスイート」の部屋名称はちょっと違和感もあり、昔の呼び方で言えば「特等」とか「特別室」な印象ですね。瀬戸内海航路のフェリーの部屋名称はどこも違和感がありますね。
今回は初めての乗船且つ昼便だったので奮発してバルコニー付きのセミスイートにしましたが、通常の夜行便で乗る時はもっと下の部屋でもいいかな・・・という感想でした。
大阪南港を静かに出港!
既に乗客用のボーディングブリッジが上げられていました。
船尾側のサイドランプが閉鎖中!
もしかしたらエントランスホールで出港の銅鑼とかやっていたかも知れませんが、過去の「昼の瀬戸内海カジュアルクルーズ」で行われていた紙テープ投げやブラスバンド演奏でお見送りのようなイベントはなさそうなので出港を部屋のバルコニーから眺めることにしました。
地上の係員の方たちが手を振ってくれました!
「さんふらわあ さつま」の横を通ります。通常ダイヤだとあちらが先に出港しますから珍しい光景だと思います。
「さつま」のウイングからもお見送りが!
大阪南港と「さつま」が離れていきます。
過去の情報からもっと盛大な出港か?と思っていましたが、意外に静かに大阪南港を出港しました。
2023年の「昼の瀬戸内海カジュアルクルーズ」の第1回目でしかも新造船だからきっと満席近くの混雑した船内になるかと想像していたのですが、意外にも余裕ある船内!
もしかしたらトラックドライバーさんを除外したとしても通常ダイヤの便よりお客さんが少ないようにも感じました。割高だから敬遠されたのかも知れません。今回のような特別な運航で乗客が少ないのは寂しいような気がします。
次回へ続く