昭和な雰囲気!別府港、宇和島運輸ターミナル
呑み鉄たこちゃんは宇和島運輸さんの「れいめい丸」に乗船!
2022年6月に就航したばかりの新しい船です。
乗ったのは別府港6時25分発の八幡浜行きで、大分のホテルから定額タクシーを利用しました。別府駅まで電車で行きタクシーでも可能なのですが、コロナ禍以降、全国的にタクシー運転手不足で早朝深夜や雨の日など、タクシーがすぐに捕まらない場合が多く、ギリギリのスケジュールを組む場合はタクシーはあてになりません。多少高くなっても定額タクシーで時刻指定で予約可能、かつ早朝の時間の有効活用という面でこのタクシーは価値あるものでした。早朝で道路がすいていて大分から20分ちょいで別府港に到着!
強烈な朝日に輝く「れいめい丸」
別府港に到着したのは6時ちょっと前。出港の30分前でしたが、駐車場に待機している車両はトラック6台と乗用車3台+これから手続きしそうな1台のみ。ガラガラな状態が予想されました。
昔ながらの鉛筆と紙の乗船名簿!
当初、1等に乗るつもりでしたが、トラックドライバーはドライバー室か車内(ry なので考慮せず、乗用車が最大4組、徒歩と思われる人が1人で、呑み鉄たこちゃん夫婦以外に最大5組しか待機していない状況だったので、急遽2等に変更しました。2等でも1組1区画以上が確定なので。上等級用のラウンジが使えなくなるのが少し残念でしたが、船内で宿泊する訳ではなく、この状況なら2等の方がコスパは良いと考えました。宿泊するのであればいくらすいていても個室を選びますが・・・。船に乗るときは上等級志向が強い呑み鉄たこちゃんとしてはかなり珍しい事です。
ターミナルは昭和の雰囲気があふれています。
かつてはこの階段の上に、深夜便で到着した乗客のために畳敷きの仮眠施設がありました。呑み鉄たこちゃんは1度だけ利用したことがあります。
短距離航路なので乗船開始は出港20分前からです。長距離航路のように早く来ても乗れないので注意しましょう。
乗船口は思いっきり階段!
バリアフリーが当たり前の時代になりましたが、この階段式のいかにもフェリーのタラップが妙に懐かしいというか・・・昭和を思い出させてくれますね。
(よく見ると隣に車いす用のリフトが付いていますね)
乗船口では改札はありませんでした。乗船券を買った時点で乗船用の半券を回収されていました。徒歩客が少ない時間帯だからだと思います。
早く乗りたい心を抑えて船首側から船の撮影!
「丸」の付いた船名、昔ながらの船体塗装!
宇和島から発着しなくなっても伝統の社名を守り、横文字にしない!
社名は「宇和島運輸フェリー」ではなく「宇和島運輸」
宇和島運輸さんが会社の伝統を大切にしたいと考えているのが強く伝わってきますね。
和モダンな「れいめい丸」船内を紹介!
船内の配置は宇和島運輸さんの他の船とほぼ同じで「うわじま2」の時代から同じです。
乗船して最初に見えるのが短距離のフェリーとは思えない和モダンで豪華なエントランスです。
「宇」のマークにも宇和島運輸さんのこだわりを感じますね。
売店がありますが、残念ながら早朝便のためか?営業していませんでした。八幡浜で下船したとき入れ替わりに売店のお姉さんと思われる人が荷物を積みながら乗船していったので夜間から早朝便は営業していないと思われます。そのあたり、公式サイトへの記載をお願いしたいなぁ・・・と思います。
営業している便ならお土産用のお酒の販売はあるようです。缶ビールが販売されているかどうかは確認できませんでした。
貸毛布100円だけは営業していました。
自動販売機はソフトドリンクの他はカップラーメン310円とアイスクリーム。アルコールの自動販売機はありません。


2等室は畳敷きです。
畳だと消毒や清掃がやりやすいので良かった!カーペットだと微妙なので。
粉末消火器が目立たないように配慮されていました。
特急列車のようなリクライニングシートの席もありました。足元も列車よりゆったりで繁忙期に2等指定席として料金取ってもいいのでは?というレベルだと思います。
(料金を取ると改札や不正利用対策等、作業が増えるから難しいかも知れませんが。)
コンセントは2等、リクライニングシート、パブリックスペースに多数設置されていました!
エントランス周辺もソファーやテーブルがあり、くつろげる空間です。
マッサージコーナー
上等級には船首側に専用のラウンジがありますが、今回は2等なので入室はお預けです。
謎の女性専用室?
3階に「女性専用室」という謎の部屋があり定員5名と表記されていました。呑み鉄たこちゃん妻が入室してきました!
扉の中はカーペット敷きの小部屋と授乳室でした。ミルク用の電動ポットも。施錠しても良いなら別ですが、深夜便とかだとかえって他のお客さんの目があった方が安全な気もしますが・・・?どうでしょうか?


ドライバー室にも女性専用室がありました。
3時間以内の短距離航路ですが、横になって仮眠できる座敷、昼間に景色を楽しめるリクライニングシート、より快適に過ごしたい場合に1等、特等の上等級と、様々なニーズに応える多彩な席を用意してくれている宇和島運輸さんのこだわりを感じることができる新造船です。
次回へ続く