野電鉄を再訪
呑み鉄たこちゃんは2020年に乗車した長野電鉄の「北信濃ワインバレー列車」が気に入ったため、前回とは逆のルートで乗車してきました。首都圏から気軽に行けるのが魅力です。
長野駅から特急スノーモンキーで湯田中へ!長野9:53→湯田中10:37
今回は個室が予約済みだったので利用できませんでした。個室や特急の指定席をネットで予約できるように改善されていました。
特急券は100円、指定席は300円追加です。乗車時間が短いので個室じゃなければ自由席でもいいかと自由席に乗車しました。自由席は座席の回転ができず、真ん中がボックス席になっており、半分は後ろ向きに座ることになり、ヨーロッパの列車みたいですが、成田エクスプレスの時代から日本人には不評でした。呑み鉄たこちゃんは幸い前向きの席に座ることができました。
長野電鉄ではJR東日本の「週末パス」が利用できるので乗車券は購入不要、特急券(100円)のみ購入しました。 乗車券は1190円なのでこれが含まれている週末パスの威力は強烈です。地方の私鉄の食事付きの観光列車を利用すると当日中のその会社の列車に乗れるという場合が多いのですが、北信濃ワインバレー列車の場合、乗車券や特急券の購入が必要です。
湯田中駅に到着!
目的は温泉じゃなくて「北信濃ワインバレー列車」なのですぐに折り返しです。
湯田中駅です。
駅前には北信濃ワインバレー列車の湯田中発の食事を提供しているお店「GOEN」がありました。和食のお店です。
湯田中駅には昨年来たばかりで40分程度の折り返し時間なので特に散策もせず、トイレに行って駅で座って待っていました。
北信濃ワインバレー列車に再会
改札口の駅員さんにワイン列車を予約していると伝えたら、予約確認のメールを見せるよう言われ、改札を通してくれました。前回利用したときは記念乗車券を手渡されたのですが、合理化されていました。呑み鉄たこちゃんは切符は欲しい人なのでこの点は残念でした。
ホームには元小田急ロマンスカーである特急「ゆけむり」が入線していました。そのうち3号車を「北信濃ワインバレー列車」として販売していました。
湯田中11:20→長野12:30
展望席は指定席になったので争奪戦はなくなりました。
「北信濃ワインバレー列車」の3号車に乗車!
既に人が乗車していたので車内全景は撮れませんでした。長野県民のみ補助があるせいか、なかなかの乗車率でした。座席の様子です。
4人ボックスですが、コロナ対策で2名までに制限されていました。対角線になるように食事が置かれていて窓枠に既に白ワインが注がれていました。ワイングラスはプラスチックですが、紙コップでないのが嬉しいですね。
車内中央にワインのカウンターがあり、お姉さんがワインを注いでくれました。当ブログでは個人写真を掲載しないように気を配っていますので、お姉さんの写真は載せませんが、一緒に記念撮影には快く応じて頂けました。
カウンターにあったワインリスト。
和食なのにチーズ率高し!
列車は定刻で湯田中を発車しました。上りの「のんびりべんとう」は和食のお店です。前回、長野発では洋食でチーズ率が高くてチーズが苦手な呑み鉄たこちゃんには合わなかったので、今回は安心して楽しめる!と思いきや???
和食だと思って安心していたらチーズ率が高い!ワインに合う料理だからチーズが多いのは仕方がないのかも?巻き寿司にもチーズが使われていました。呑み鉄たこちゃん妻と料理を交換して食べたので実害はありませんでしたが・・・創作和食とでもいいましょうか?白身魚のあんかけは無難でとても美味しかったです。
前回の下りと同様、途中の小布施駅でトイレ休憩の停車がありました。そう、長野電鉄の列車にはトイレがありません。処理にコストがかかりそうですから仕方がありませんね。前回と同じように反対側のホームから撮影。
駅では野菜を販売していました。


手作り感一杯の車内
カウンターのお姉さんが話好きな方で、積極的に乗客とコミュニケーションを取ろうと声をかけていました。呑み鉄たこちゃんが教えてもらったのは、この車両は平日は通常の特急として使用しますが、週末はワイン列車仕様に模様替えをするそうです。あと、回送中に車掌さんがアナウンスや歌の練習をするとか・・・
テーブルはロマンスカーの特徴的なテーブルの上に木で手作りしたテーブルを取り付けていました。時々ガタついて手直しが必要になるのはご愛敬?
テーブルの下には「栓抜き」も。
カーテン上のバランス(=カーテンの上のビラビラ?何と言うのかわからなかったので検索しました。)をマジックテープで取り付けるそうです。
ビューポイントで徐行運転
「北信濃ワインバレー列車」は特急「ゆけむり のんびり号」としても運転されており、ビューポイントでは減速や停車して車掌さんから景色の案内放送がありました。
長野刑務所
村山橋では一旦停車しました。


北陸新幹線との交差
運がよければ新幹線が見えますと案内がありました。前回、下りに乗ったときにも似たような案内があったのでおそらく新幹線が見えるようにダイヤ調整しているのでしょうが、どちらかがちょっとでも遅延したら見えませんね。長野を12時16分に発車した金沢行「かがやき525号」かと思います。
あっという間の70分!
湯田中を発車して70分、ワインと食事、景色を楽しんでいたらあっという間に長野に到着しました。
降りるときに車内の全景を撮影できました。
隣には特急スノーモンキーが停車していました。
長野駅にも野菜の販売が!新鮮で安いので買って帰りたいほどですが、北海道まで持ち帰るのは荷物になるので見るだけにしました。


70分の乗車時間で食事とワイン飲み放題で1人7000円(3人以上で参加すると1人6000円になります。)とお手頃な値段で利用でき、知名度があまり高くないせいか、比較的予約が取りやすいので気軽に楽しむことができます。
不満は乗車時間が短い事。路線が短い中、ゆっくり走って長く乗車できるように工夫されているのですが、それでも食事と飲酒で70分だと景色を楽しむ余裕がありません。現在は温泉に宿泊する人向けのダイヤで湯田中→長野のあと、長野→湯田中と運転していますが、客層をみた感じ、温泉に宿泊するような人は少なく(=大きな荷物を持った人?)呑み鉄たこちゃん夫婦と同様に乗車だけが目的ですぐに折り返す人の姿も数組ありました。以前のように長野発を先に設定して長野→湯田中と運転した後、湯田中→長野として、片道乗車の他に往復乗車(湯田中では一旦降車、食事は往路分のみでワインは復路も楽しめるような・・・)もできるプランを検討していただければより魅力的になると思います。
今回は2回目の乗車でしたが、年1回くらいは訪れたいお気に入りの観光列車です。
前回の乗車記はこちらです。