臨時特急ニセコ号、今年はノースレインボーエクスプレスで運転!
函館本線のニセコ経由(通称、山線)で運転される臨時特急ニセコ号が、今年は183系「ノースレインボーエクスプレス」で運転されるとの事で、用件で倶知安周辺へ行く際にわざわざ時間を調整して乗車してきました。
JR北海道では観光向け特急車両として「はまなす編成」「ラベンダー編成」がデビューしたので旧式のノースレインボーエクスプレスは引退が近いのでは?と噂されています。
特急ニセコ号は臨時列車ですが、札幌駅のホームには立派な乗車口を案内する札が用意されていました。この案内札は昭和&国鉄の雰囲気!
2番線に7時51分頃、苗穂方からの入線でした。
(※この先、個人が識別される可能性のある画像は加工しています。)
指定席は満席ではないものの、緊急事態宣言中としては’かなりの乗車率’で、車内全体の写真は撮影できませんでした。着席する前に撮った座席の写真です。
3号車1階のラウンジをのぞきに行きましたが、既に先客がいて旧売店跡のカウンターのみしか撮影できませんでした。
入線から発車まであまり時間的余裕がないので慌ただしく発車となりました。
小樽までは普通列車並みの所要時間
列車は札幌駅を定刻に発車、アルプスの牧場のオルゴールの後、函館運輸所の車掌さんによる丁寧かつさわやかな放送でノースレインボーエクスプレス車両の説明がありました。
座席は展望が良いように高い位置にあり、上部には天窓があるので車内は明るいのですが、乗車後に階段があるのでバリアフリーが・・・等、とやかく言われる今日には難しい車両なのかも知れません。
高い床と天窓のため頭上の荷物棚が極めて簡易的なものしかなく、大きな旅行鞄等は収納が難しいためか、窓側の足元に小さな荷物置き場?がありました。
今回は日帰りでほぼ手ぶらでの乗車なので気になりませんでしたが、荷物は自分の目の届く場所で管理したい、床に荷物を置くのに激しく抵抗がある呑み鉄たこちゃんにとって、実用性という点では難があるかも知れません。
発車後、小樽までは極めてゆっくりした速度で運転されており、前を行く普通列車に合わせて走っている感じでした。
札幌~小樽間が43分、普通列車とほぼ同じ所要時間ですが、この列車の特急料金は早さを求めて払う料金ではなく特急ニセコ号の乗車のため払う料金なのでスピードは関係ありませんね。
札幌~小樽間は日常見慣れた景色なのですが、展望の良い特急列車から眺めると違った景色に見えるから不思議なものでした。
小樽駅では4分停車で、みんながホームで撮影している間なら?と思って3号車1階のラウンジをのぞいてみたら誰もいない状態で撮影できました。同じことを考えていた人もいましたが、譲り合って気持ちよく撮影ができたと思います。
景色の良くない1階席ですが、列車内にこんな豪華な空間があるのは驚きです。無理な話ではありますが、隣にあった売店跡のカウンターでコーヒーやビールの販売があってこのラウンジで飲めたら楽しいだろうな・・・と妄想しました。
小樽を出ると非電化区間となり、郊外の雰囲気になりました。蘭島駅で行き会った新型車両の普通列車です。
天気が良く、本当なら車内で朝食を食べながら缶ビール・・・といきたいところでしたが、今回の乗車は比較的混雑した車内なので飲食は感染リスクが高く、倶知安下車後、知人に会ってちょっとだけ用件があったので車内での飲食は控えました。
指定席の車内改札なし?
今回使用した切符です。呑み鉄たこちゃんは切符マニアではありませんが、「倶知安」「ニセコ号」の文字が貴重?かな。
自由席の方がすいている可能性が高いと思ったのですが、特急券に列車名が入るのが指定席を買った大きな要因です。(本当は「えきねっと」ではなく現金で買う切符の方が美しいのですが、そこは妥協ですね。)
車内改札は指定席については発売情報を車掌さんがタブレットで確認して、発売済なら巡回のみで改札をしない方法でした。(頼めば押してもらえるとは思いますが、切符に改札印がないのはちょっと寂しいかも?)
快速エアポート等でもこの方法なのですが、普通列車限定のフリー切符類が利用できる時期でもあり、函館や新函館なら・・・目視のみでも良いので’乗車券’の車内改札を行ってもよいのでは?と感じました。
続く