- 飛行機の座席指定、運賃と会員ランクにより’区別’あり!
- 電話で相談、事情によっては便宜的な対応も?
- 公式には2日前以降に開放されます!
- 2日前、プレミアムクラスへ変更で空いた席もねらい目
- 非公式には当日開放席や空港持ちの席も!
- まとめ、座席指定は最後まで諦めないことが重要!
皆さま、飛行機の座席はどこが好きですか?
- 早く降機できる前方
- すいている場合が多い後方
- 足が延ばせる非常口座席
- 景色を見たいから窓側
- トイレに気兼ねなく行けるよう通路側
等々、座席の好みは搭乗の目的や人数により千差万別だと思います。
飛行機の座席指定、運賃と会員ランクにより’区別’あり!
航空券を手配した時の座席指定。その瞬間からそのフライトを快適に過ごせるかどうかの勝負は始まっています。
座席指定をするときにシートマップが出てきますが、指定できる座席の範囲は予約した運賃や会員ステイタスにより差があるんです。
はっきり言えば、
- 高い運賃を払った人
- 上級会員
には選べる席の範囲を広くして優遇しています。
ある日のANA B737-800のシートマップで説明します。
①予約時にブロックがかかっている席
利用する運賃は「フレックス」いわゆる普通運賃で高額です。余程の急な事情がない限り利用しない運賃ですよね?
- 一見、×に見える席も、実は空席ですが、丸で囲った部分は指定できないようになっています。
- 前方の5~7列目の×集団はダイヤモンドメンバー向けの席だったり、航空会社側でVIPや車椅子の方のためにブロックしている席です。
- 10、11列目の赤丸を付けた所は窓側ですが、窓の位置が悪く景色が悪い席です。また、13、14列目はリクライニング不可の席です。これらは当日の深夜0時からネットで指定できるようになります。
- 後方29~31列目の右側は当日まで指定できません。当日空港でリクエストすれば空いていたら指定できるかも知れません。(ステイタス会員の場合、前日以降に定められた時刻以降に電話で指定できます。)
②運賃による指定範囲の制限
そして、同じ便でも安い運賃を利用すると前方の席が指定できなくなります。後方は同じです。
スーパーバリュー28だと9列目より前方や、足元の広い15列目の非常口座席が指定できなくなります。バリュー3だと少しだけ選択範囲が広くなりますね。
呑み鉄たこちゃんはスーパーフライヤーズ(SFC)会員なのですが、それだと少し優遇があるようで、スーパーバリュー28の運賃でもフレックスの場合と同じシートマップが表示されました。
電話で相談、事情によっては便宜的な対応も?
例えば、小さな子供連れだけど、混んでいて家族でまとまって指定できないような場合、電話で相談したら本来は×の席でも指定できる場合もあります。これは必ずって訳ではありませんし、混雑している場合は指定できる席が開放されるタイミングを教えてくれるだけの場合もあります。
呑み鉄たこちゃんはホテルと航空券のパックを買った家族連れの部下に相談されて「高い運賃で買う」(これは冗談ですが)か「電話で相談」をアドバイスしました。
電話したら「ネットに出していない席があるので安心してください!」と快く対応して頂いたと大喜びでした。
公式には2日前以降に開放されます!
ANA公式HPによると搭乗2日前から選択できる席が開放、追加されます。
フレックスなどの高額な運賃及びクレジット機能付きのANAカード会員だと2日前12:00、割引運賃の場合は前日深夜0:00から追加されます。
ダイヤモンド、プラチナ、ブロンズ、スーパーフライヤーズカード会員は2日前の深夜0:00に選択できる席が追加されます。直前に開放する席も高頻度の顧客優先です。
呑み鉄たこちゃんの正直な感想では、このタイミングは一部の前方席の解除なのであまり期待はできないです。
2日前、プレミアムクラスへ変更で空いた席もねらい目
2日前の深夜0:00以降プレミアムクラス事前アップグレード が始まります。ANAマイレージクラブ会員向けに、プレミアムクラスを事前予約できない普通席の運賃でも料金を払うかアップグレードポイントでプレミアムクラスへの変更ができる制度です。
誰かがプレミアムクラスへアップグレードしたら普通席に空きが生じるわけです。プレミアムクラスを利用する=座席の快適性にこだわる人が指定していた席が空くわけですから、良い席が放流されることもありますよ!
非公式には当日開放席や空港持ちの席も!
公式HPには記載はありませんが、搭乗当日に開放される席もあります。
B737-800では
- リクライニング不可の席(13,14列目)
- 窓側だけど窓なし席(10A,11A,11K)
が搭乗当日の深夜0時に開放されます。
29~31列のH,J,Kは以前は当日に開放されていましたが最近は空港で直接リクエストしないとネットでは指定できません。
下の写真はほぼ満席便で当日の深夜0時に開放された状態です。
まとめ、座席指定は最後まで諦めないことが重要!
航空券を手配したとき、希望の席が指定できず、「混んでいるんだな!」とそれで諦めていませんか?
航空券を手配した時点で指定できる席は制限されていて、出発が近づくにれて開放される席が追加されていきます。また、当たり前ですが、出発直前には急用ができてキャンセルしたり、変更できる運賃で(仕事が早く終わったからと)変更して早い便に乗る人もいます。
2日前以降、特に当日は座席指定状況が刻一刻と変化しますから、希望の席が指定できていない場合は暇さえあれば携帯で座席指定状況確認、それでも駄目なら空港カウンターでお願いしてみる、搭乗口の自動チェックイン機で座席変更を試みるなど乗る寸前まで、諦めずに積極的に行動することが重要です。
座席指定の仕組みを理解したところで、次回は少しでも機内を快適に過ごすための座席指定のコツを紹介します。