夫婦で呑み鉄!たこちゃんの旅ブログ

マイルやポイントをお得にためて呑み鉄(最近は船も)を楽しんでいます!

再訪!飽きない?4回目の「雪月花」乗車記(糸魚川→上越妙高)

 

新潟経由で糸魚川へ!

観光列車が大好きな呑み鉄たこちゃんはえちごトキめき鉄道の「雪月花」に乗車しました。金曜日の夜、新潟空港へ到着!

 

定宿が禁煙満室だったのでAPAホテルに浮気しました。

 

部屋は狭いのですが包装された紙コップやリモコンが素敵です。感染症の事が騒がれなくなっても気になる人の気持ちに寄り添う姿勢は感謝です。

 

APAホテル名物の社長や会長の本!迷惑な客(C・・)を寄せ付けない魔除けであると共に、知りたくない事や面白くない情報から目を背け、平和ボケしている私たち日本人に危険な社会情勢を考えるきっかけになる存在です。

価格変動が’極端’でなければいいホテルなんだけどなぁ・・・。定宿が満室で適正な価格の時は利用させて頂きたいと思います。

www.rail-miler.site

 

 

翌朝、特急「しらゆき4号」に乗車。トクだ値で新潟から直江津まで3280円と安く、北海道から上越地方へ移動する場合に東京経由で新幹線を利用するより割安に移動できました。

 

直江津からはえちごトキめき鉄道の普通列車へ乗り換え。「雪月花」の乗車特典で無料でしたが、ボックス席の気動車1両で既にボックスは塞がっていて足や荷物で「ここに座らないで!のオーラ」が満ちており、無理に座っても嫌がられるので運転席の後ろで過ごしました。やはりボックス席は着席効率が悪いですね。

 

幸い沿線の景色が良かったので意外に早く時間が過ぎました。車掌さんが乗務していて徹底的に車内改札をしていたのも好感でした。C・・に甘いコヒも見習って欲しいですね。

 

「雪月花」展望ハイデッキ席に乗車!

糸魚川駅で「雪月花」とご対面!


ホームで受付を済ませると硬券の記念乗車券を頂きました。

 

乗車口に並んで先頭で乗車!無人の車内の様子を撮影できました。

 

「雪月花」に乗るのは今回で4回目ですが、今回は初めて「展望ハイデッキ席」を選択しました。通常の乗車が1人24800円で展望ハイデッキ席は区画15000円追加になります。2~4名で利用でき、1名では利用できません。

席にコンセントがないのは残念です。大きな荷物はカウンターで預かってくれるようですが、呑み鉄たこちゃんは荷物は目の届く場所に置きたいと考えるので展望ハイデッキの床に新聞紙を敷いて荷物を置きました。スペースに余裕がある展望ハイデッキ席だからこそのやり方ですが・・・。

 

13時59分、糸魚川駅を発車!席に座ったまま前面展望を独占できました。これは凄い!ただ、他の席より揺れは大きいかと思いました。

 

発車後、ウエルカムドリンクとしてスパークリングワインが提供されました。このドリンクだけ料金に含まれていますが、以後は有料でした。

www.rail-miler.site

 

トンネルにある筒石駅を見学

14時18分、トンネル内にある筒石駅へ停車。

 

停車時間は9分間で、地上へ繋がる階段をちょっと眺めて列車へ戻りました。地上まで昇るのは無理ですと放送がありました。

 

和洋中の食事を満喫!

筒石駅の散策を終えて列車へ戻ると食事が用意されていました。この日は上越市の結婚式場「デュオ・セレッソ」さんの「新潟盛りだくさん 宝石箱コース」でした。

午後便は食事をするにはやや微妙な時間帯です。なので朝食を遅めにしっかり食べておく等、時間調整が必要です。

duo-cerezo.com

 

 

今回の食事内容です。

<壱の重>

  • 佐渡産ズワイガニのフラン
  • 越の鶏の生春巻き 棒棒鶏ソース
  • あがの夢うなぎの蒲焼
  • 桜豆腐

 

<弐の重>

  • 上越産コシヒカリと牛肉のクロケットかんずり添え
  • 妻有ポークの上越産酒粕漬け焼き
  • くびき牛のロースト レフォールクリーム添え
  • 鰆の菜種焼き

 

<参の重>

  • 新潟の旬菜炊き合わせ
  • 春野菜の白和え
  • 新潟県産メバルと甘海老のちらし寿司

 

<スープ>

  • 新潟県産桜鯛のつみれ入り中華スープ

 

配布されていたお品書きです。写真と番号でとてもわかりやすかったです。公式サイトにメニューを公開して予約前に食事内容がわかるようになることを希望します。苦手なものがメインで来るとガッカリすると思うので・・・今回のメニューは「ほぼ」美味しく頂きました。

 

運転席すぐそばで前面展望を独占しながらの食事は最高です!

 

直江津駅で0キロポストを見る!

せっかく食事を食べ始めた所ですが筒石から20分ちょいで直江津駅に8分停車しました。

車内放送で見るようにお勧めされた「0(ゼロ)キロポスト」

 

車内へ戻るとちょうどお姉さん達が誰もいなかったカウンターを撮影しました。

 

記念スタンプと改札鋏。硬券の記念乗車券に鋏を入れる体験ができます。

 

席へ戻ると食べかけの食事に埃が入らないように紙が置かれていました。素敵な気配りに感謝!

 

直江津で旧北陸本線から旧信越本線へ入り、列車の進行方向が逆になり、展望ハイデッキ席は最後尾になりました。メイン料理の配膳を終えて下車した乗務員さんのお見送りを受けて発車!

 

珍しいスイッチバックの二本木駅

スイッチバックの二本木駅へ入るため一旦引き込み線へ停車、二本木駅へ向けて後進しました。

 

隣の1号車で運転士さんの隣でお姉さんが窓から顔を出して後方を確認しながら距離を報告、運転士さんが操作して後進しているのだと思います。(※以前の乗車時に撮影した1号車運転席の様子)

 

進行方向側の運転席に乗務員が誰もいないのに列車が進んでいくのは不思議な体験でした。(何かが飛び出して来たら!と思うとちょっと怖い?)

 

列車の運転には全く詳しくないので、JR九州のスイッチバック、大畑駅とかで運転士さんが車内で拍手されながら前後を移動していた記憶があるのですが、その違いについてはよくわかりません。

www.rail-miler.site

 

二本木駅では以前乗車した時は地元の方のお出迎えや特産品の販売がありましたが、今回は特に何もありませんでした。その時、せっかく販売に来てくれているのにほとんど売れていなかったので大丈夫かなぁ~と感じていたので「やっぱり」と感じたものです。

 

ホームの待合室には二本木駅周辺を模した鉄道模型が!

 

妙高高原から折り返し上越妙高へ

えちごトキめき鉄道としなの鉄道の境界駅である妙高高原駅へ向かいました。

車窓の妙高山

棚田

 

妙高高原駅で13分停車しましたが、駅員さんもおらずイベントもなく寂しい雰囲気でした。地元の歓迎やイベントはあれば嬉しいですが、毎週やってくる観光列車全てに行事を行うのはかなりの負担になると推察されるのでやむを得ないと考えます。


ここから上越妙高まで来た路線を折り返しとなり、展望ハイデッキ席は再び先頭になりました。

自社線内を行ったり来たりする不自然な経路は整備新幹線の並行在来線から切り離された第三セクター線の観光列車の宿命かと思います。このまま長野まで走り抜けてくれたら便利だと思いますが、それがとても困難であることは理解しているつもりです。

 

食後にコーヒーを頂きました。実はデザートがあるのですが、呑み鉄たこちゃん夫婦はスイーツをあまり好まないので辞退しました。なのでデザートの写真はありません。写真だけ撮って残すより丁重に辞退して誰かに持って帰ってもらった方が合理的でしょう?

 

再び二本木駅を通過しましたが、帰りは駅のホームには入らず、スイッチバックせずにそのまま上越妙高方面へ!

 

降りる前に日付入りのボードを持って記念撮影をしてお土産に紅茶とコーヒーを頂きました。

 

今回の沿線は桜が美しく咲いていて美味しい食事とお酒で「走るお花見」状態でした。

 

16時45分、北陸新幹線との乗り換え駅、上越妙高に到着!

 

北陸新幹線で長野へ向かいました。

 

まとめ:ちょっと高いけど大満足な「雪月花」の旅

えちごトキめき鉄道の観光列車「雪月花」に乗車しました。昨年の只見線に続いて合計4回目の乗車でした。

多くの観光列車が中古や改造であるのに対し、「雪月花」は観光列車として新造されただけあって車両はカッコいいし素晴らしい。ただ、以前も指摘はしましたが、コンセントと荷物置き場については改善が必要でしょう。

今回は初めて展望ハイデッキ席を利用しましたが、通常の旅行代金にプラス1組15000円の追加でした。個室とまではいきませんが、プライベート感が高く、前面または後面の展望を座席に居ながら独占できるのは快感で、この追加料金は払う価値のあるものでした。

何度か乗っていると景色は何となく覚えているのですが、料理や季節が異なれば、新鮮な気持ちで乗車できるでしょう。まだまだ飽きることはありません。

品質が高いので旅行代金がやや高額で、今後7月と10月に続けて値上げが予定されていて、「気軽に!」という訳には行きませんが、また乗りに行きたくなる満足できる観光列車です。

オーバーツーリズムで混雑する観光地よりも「のんびり観光列車の旅」はいかがでしょうか?

www.echigo-tokimeki.co.jp