札幌から新千歳空港が50円安くなるぞ!
札幌から新千歳空港への交通機関といえばJR北海道の快速「エアポート」
2022年4月から指定席料金が値上げになって何となく割高感を感じると思いますが、ちょっとの工夫で50円お得に乗車できるんです!
札幌駅から出発する場合、普通にきっぷを買ったり、交通系ICカードをタッチして乗ると1150円です。
これを札幌→北広島、北広島→新千歳空港と紙のきっぷを2枚に分けて購入すると1100円。50円節約できるんです!
札幌→北広島が540円、北広島→新千歳空港が560円で合計1100円です。きっぷは下車しないなら遠くまで買ったほうが安いって思いこんでいませんか?
分割乗車券は指定席券売機で!
分割乗車券の買い方はちょっと面倒です。指定席券売機を使用してください。
指定席券売機は青色でもオレンジ色でも構いません。
①最初の画面からは「乗車券のみ」を選択!
ぶっちゃけな話、最初が一番つまずきやすいと思います。
②次は「普通列車のみを利用する」を選択。快速列車は普通列車の一種です。
③出発駅を選びます。札幌から北広島を買う時は「札幌」を!北広島から新千歳空港を買う時は右下の「その他の駅」を選択。
④ここまで来たら後は流れに従っていけば簡単に買えると思います。駅名を指定するときはひらがなで駅名を入力します。
支払いはクレジットカードでもOKです!
※JR北海道の指定席券売機では他の駅からの乗車券を購入できますが、駅や会社(特にJR東海とJR西日本)によってはその駅からの乗車券しか購入できない場合があるのでご注意ください。
駅のみどりの窓口での購入は趣味的なきっぷの発券で駅員さんに余分な手間をかけるし、後ろに並んでいる人の迷惑となる場合があるので控えて頂ければ・・・と考えます。
実は金券ショップに行けば回数券のばら売りもあり、もうちょっと安いのですが、札幌駅から少し離れていて面倒・・・分割なら駅で買えるしクレジットカードも使えます!
分割した乗車券での乗車方法は?(2022年10月4日修正!)
北広島で分割した2枚の乗車券を使って新千歳空港まで乗車する方法を解説します。
①札幌駅では「札幌→北広島」の乗車券1枚のみ自動改札機に通します。
②快速エアポートに乗車!北広島で一旦下車する必要はありません!
③新千歳空港駅では自動改札機に「札幌→北広島」「北広島→新千歳空港」の2枚の乗車券を重ねて自動改札機へ差して通過!
少し前までJR北海道の自動改札機は分割乗車券に対応していませんでしたが、対応されたと駅員さんが教えてくれました!(これで恥ずかしい思いをしなくて良い?)
これだけで50円節約できます!
世間ではスーパーで「卵が50円安い!」となれば行列ができますよね?手間はかかりますが、やる価値は十分にあると思いませんか?
因みに発寒、発寒中央、琴似の3駅から新千歳空港まで、同様に北広島で乗車券を分割すると通常1310円のところ1200円となり110円安くなります。これは強烈!
(但し、発寒、発寒中央には指定席券売機はありません。)
尚、車内や新千歳空港駅で乗り越し精算する場合は差額を収受されますのでこの技は使えません。(100キロ以内の乗車券の行き先変更は旅客営業規則に差額精算と明記されているため)必ず事前に分割した2枚のきっぷを買ったうえで乗車してください。
※新千歳空港から札幌へ向かう場合はこれと逆のことを行えばOK!
分割乗車券のデメリット
ただ、乗車券を分割するとデメリットもあるので十分に理解したうえで利用することをお勧めします。
①事故などの輸送障害が生じた場合に不利になる!
例えば札幌から快速エアポートに乗車して北広島を過ぎ、千歳あたりで事故等が発生して不通となり札幌へ戻るような場合、通常の「札幌→新千歳空港」の乗車券だと札幌まで戻れば全額が返金されます。(無賃送還)ところが北広島で分割した乗車券の場合、札幌から北広島までについての契約は終了したことになり、この分の返金はなく、北広島→新千歳空港間のみ返金、そのうえで北広島→札幌間は運賃を支払う必要があります。滅多にないことかも知れませんが、こういうデメリットがあることは強く認識して頂きたいと思います。
②指定席券売機でやや面倒な操作と時間が必要
事前に紙のきっぷを2枚用意するのは、ぶっちゃけな話、面倒です。交通系ICカードをタッチして乗れば早い!簡単!これで1本早い電車に乗れるか否かが分かれる場合もあり、節約できる50円と比較して時間をかけて分割乗車券を買う価値があるか十分に考えた方がよいと思います。JR東日本の予約サイトである「えきねっと」で事前に乗車券のみ分割購入しておけば駅の指定席券売機での操作時間を短縮することができます。
③JR北海道にとっては減収!
中には違和感を示す駅員さんもいますが、ルール的には問題ありません!JR北海道は経営が厳しいと報道されています。多少高くてもJR北海道を応援したいという方は是非通常の乗車券やICカードを利用してください。