北陸新幹線、2024年春に敦賀開業
2024年春、北陸新幹線の金沢~敦賀間が開業します。盛り上がりに欠けると報道されていた敦賀駅ですが、大きな看板が掲示されていました。
西九州新幹線とは違って地上の在来線と高架の新幹線と上下移動を伴う乗り換えだそう・・・大阪方面へつながるのは早くて20年以上先、かなりの長期間、乗換駅となる宿命の敦賀駅です。(永遠に乗り換えになるかも知れません。)
敦賀→武生は普通列車に乗車!
呑み鉄たこちゃんは今回、敦賀→小松間を移動するのに、特急1本で移動するのではなく、わざわざ武生で普通列車から特急へ乗り換えました!
敦賀→小松間は102キロ、100キロの壁を少しだけ超えて割高感が!北陸本線はA特急料金なので尚更!少し先に出る普通に乗って節約しようという魂胆です。
100キロまでと150キロまででは660円も特急料金が違います。(ここだけが他の境界より異様に差が大きい!)
しかもしかも!
乗車券を武生で分割すると
通常は敦賀→小松間1980円のところ、武生で分割すると敦賀→武生680円、武生→小松1170円となり合計1850円となり130円安くなります。(本当は今庄と北鯖江で分けると240円安くなるのですが、JR西日本では分割した乗車券を売ってくれないので諦めました。武生で一旦改札を出るなら分割可能です。)
武生まで普通列車で行くことで特急券660円、乗車券130円、合計790円節約できました!
- 敦賀8:48→武生9:19 普通列車
- 武生9:23→小松10:07 特急サンダーバード5号
サンダーバードの敦賀発は9:03なので15分早い出発をしたことになります。15分のロス、乗り換えの手間、普通列車に乗るストレスと節約できる790円を比較した結果、金額の問題ではなく工夫して乗車する自己満足のため実行しました。
普通列車はほどほどの乗客がいたので車内の撮影はなし!普通列車とはいえ転換クロスシートで窓側が全て埋まり、相席を嫌って立っている人が数人居ただけで快適に乗車できました!
車窓からは北陸新幹線の高架がよく見え、本当にここに新幹線が出来るんだ!という実感がわきました。
武生から特急サンダーバード乗車!
武生では乗換時間がわずかなので敦賀駅でe5489で予約した特急券を発券しておきました。一旦Suicaをタッチして出場、すぐにタッチして入場!(改札を一旦出るだけで130円節約!JR西日本からジュースを1本プレゼントされた感触?)
JR西日本のe5498で扱っている「eきっぷ」なら自由席と同じ値段で指定席が取れて大変お得!
区間によってはよりお得な企画商品も!「サンダーバード」や「しらさぎ」に乗るなら年会費実質無料のJ-WESTカードがお勧めです。
今回指定した席は4号車13番D席。車椅子対応の1人席なのですが、該当するお客さんがいない場合は当日の早朝から指定できるようになるのでここを狙って指定しました。
駅に行かなくても自宅でスマホやパソコンから乗り得な席を指定できるe5498はとても便利です。
実は指定席がほどほどに混雑していたので、1人席を指定できるのは相席の心配がなく、安心した気持ちで乗車できました。ただ、車内がすいていて相席にならないのなら2人席に座った方がゆっくりできますが・・・。
やはり車窓には新幹線の高架が目立ちますね!
列車は無事に小松駅に到着!
発車する列車の撮影、構えていたら人に前を横切られて失敗しました( ノД`)
本当に地方へ新幹線が必要なのか?並行在来線は?
短い区間でしたが特急サンダーバードの乗り鉄を楽しめました!さすが「特急街道」と呼ばれる北陸本線!線路も良く、特急の名に相応しいスピーディーな走り、でも振り子式電車のような不快な揺れもなく快適な時間を過ごす事ができました。
車窓からは北陸新幹線の高架が嫌というほど目に入り、もうすぐ新幹線が開業する事が実感できました。新幹線が開業したら敦賀から金沢までは並行在来線としてJRからは切り離され、第三セクターとして地元で運営することになります。
地方への整備新幹線はまず建設業界が潤い、開業後は観光客が増え、ビジネスの往来が盛んになるなど地元へ大きな経済効果をもたらすのかも知れませんが、地域に住む人たちにとっては在来線が不便になり、果たして本当に新幹線が必要なのか?と疑問にも思えます。
乗り換えが必要になる、運賃が割高になる、車両が少なくなる、本数が減るなど、各地の並行在来線で起きた現象がここでも起きるでしょう。普段利用しない新幹線よりも日常の通勤通学の足である在来線の方が大事なのでは?特定の人の利益のために不便になるのでは?とすら考えさせられた北陸本線の車窓でした。
新幹線開業まであと少し!特急街道と呼ばれる北陸本線を「サンダーバード」で大阪~金沢間を乗り通してみてはいかがでしょうか?