- お座トロ展望列車とは?
- 仙台空港経由、会津若松へ!
- お座トロ展望列車の車内を紹介
- 会津若松を発車
- トンネルシアターとビュースポットでの停車
- 会津田島駅で日本酒を呑もう!
- 普通列車で再び会津若松へ!
- 会津鉄道「お座トロ展望列車」まとめ
お座トロ展望列車とは?
会津鉄道のイベント列車です。観光列車のようなものです。
「お座敷」「トロッコ」「展望席」の3種類の席があることから「お座トロ展望列車」と呼んでいるそうです。
会津若松~会津田島間を1日2往復、春から秋の主に土日を中心に運行されています。特別な観光列車という雰囲気ではなく、「乗車券+指定席券」で気軽に乗れます。
会津鉄道線内は指定席料金が400円必要です。JR線内は自由席で、やや特殊な運用がなされています。予約はネットで予約して当日車内や会津鉄道の駅で支払うのが便利です。
車内販売が営業しています。(但し、会津田島を朝出発する「月」号は営業していません。)
仙台空港経由、会津若松へ!
宿泊費が高騰している世の中なので早朝出発で千歳から仙台空港へ!
着陸前に松島が綺麗に見えました!
仙台空港アクセス線と新幹線、普通列車と乗り継いで会津若松へ!
途中、郡山駅でお気に入りの駅弁を買いました。
最近増えてきたセルフ店舗。ビールが買えないのが難点!
会津若松までのきっぷは呑み鉄たこちゃんが大好きな分割乗車券と「会津ぐるっとカード」を併用してお得になりました。
「会津ぐるっとカード」は2720円で会津若松周辺の鉄道やバスが2日間乗り放題になるお得なチケットで、スマホから購入できます。郡山駅で紙のきっぷも買え、記念に残したいのはやまやまですが乗り換え時間が短いので断念しました。
「会津ぐるっとカード」は猪苗代駅から利用可能なのですが、スマホで買えば列車を降りなくてもそのまま利用開始できました。(これって大きな穴のような気が・・・?)
「お座トロ展望列車」の会津若松~会津田島間の運賃が1690円なので、この区間を往復するだけでも660円お得です。
磐梯山を見ながらのんびり普通列車の旅ですが、実際は2両のセミクロスで混雑していたので窮屈でした。
会津若松駅に到着!
お座トロ展望列車の車内を紹介
13時34分発の「お座トロ展望列車 星号」は会津田島から来た13時24分着「風号」の折り返しでした。
早速車内へ!
「展望席」
リクライニングシートが12席あります。床が高くなっているので眺めが良いです。ただしコンセントや荷物棚はありません。
会津田島→会津若松向きで乗れば先頭車となるので運転席後方からの展望が楽しめますが、今回は会津若松発なので最後尾となりました。
夫婦で乗るなら相席の心配がなく、座席が快適なのでここがお勧めです。
運転席の隣は展望が楽しめます!
「お座敷」
畳が敷いてあるわけではなく、掘りごたつ式の4人テーブルです。窓が付いているので雨の日や寒い日でも安心です。硬くて座り心地はよくなさそう・・・?
トイレ
男女&バリアフリー兼用です。トイレはできるだけ駅ですませて乗車しましょう。
「トロッコ」
基本的には4人ボックスですが、端に2か所だけ2人席があります。6~9月は窓がなく開放されています。
売店
「お座トロ展望列車」の魅力は売店!アルコールの販売もあります!お姉さんがが放送で観光案内もしてくれます。
郵便ポスト
このポストに投函すると特別な消印が押されるそうです。
記念写真用ボード
会津若松を発車
発車後は早速持ち込んだ駅弁を食べました。郡山駅の「海苔のりべん」
郡山駅で買いましたが普通列車で食べるのは周りにも迷惑なので「お座トロ展望列車」に乗るまで我慢していました。(会津若松駅の「NEW DAYS」にも販売していました。)
売店のお姉さんによる観光案内の放送を聞きながらの駅弁&ビールは最高!ただ、後で景色のよい区間があるのであまりゆっくり食べる時間はありませんでした。
JR線内は全車自由席、会津鉄道線内は全車指定席という複雑なシステムでわかりにくいのが本音。指定席を予約していてもJR線内だけ乗る人が先に来てその席に座っていたら理不尽ですが文句を言えないシステムです。
何だかなぁと思いますが、大人の事情があってやむを得ないのだと思います。
会津鉄道線に入ると車掌さんから車内改札があり、指定席の予約画面を見せて料金を支払いました。感熱紙のペラペラの指定券がちょっと残念。
乗車券もしっかりと確認され、スマホの「会津ぐるっとカード」を提示しました。このまま東武線へ逃げられたら貴重な運賃収入を取りこぼすのでしっかりと車内改札をする姿勢は好印象です。(1の会社も見習って!と強く思います。)
会津盆地の景色
発車から約25分で芦ノ牧温泉駅へ到着!
ここから旅行会社の団体が乗車してきてトロッコ席が満席状態になりました。旅行会社のツアーでよくある景色の良い区間だけちょっと乗るコースでした。
「ねこ駅長」としてPRしている駅ですがねこ駅長の姿はありませんでした。体調が悪かったのかも知れませんね。代わりに?駅のお姉さんが猫のぬいぐるみと一緒にお見送り!
トンネルシアターとビュースポットでの停車
芦ノ牧温泉駅を発車後、トンネルシアターを行うのでトロッコ車両へ集まるよう放送がありました。トロッコ車内が「密」に?
トンネルを走行中、列車からトンネルの壁に映像を映していたようですが、通過時の轟音と車内が混雑していてよくわからなかったというのが率直な感想。
阿賀川のビューポイントで停車がありました。
トロッコ車両の乗客が盛り上がります!
少し走って再度停車
湯野上温泉駅(茅葺屋根の駅舎)に停車
売店でビールを買いました!車内で冷たいビールが買えるというのがとても素晴らしいです。
ビュースポットで3回目の停車!
塔のへつり駅で団体を含めほとんどの乗客が下車しました。
塔のへつり発車後、誰もいなくなったトロッコ車両に少し座ってみましたが、風が強くあたるので長時間乗るのは微妙な印象でした。「黒部峡谷トロッコ電車」で寒さに耐えながら乗車した苦い経験を思い出しました。
こちらの方が観光列車の雰囲気なのですが、暑い、風が強い、雨が降ると困る、虫が飛んでくる等々、展望席のリクライニングシートの方が実用的で快適だと思いました。
山を抜けて盆地を快走!
会津田島駅で日本酒を呑もう!
定刻14時57分、終点の会津田島へ到着しました。
隣のホームからわずか3分で浅草行きの「リバティー会津」と接続していました。今回は東京方面へ行くのではなく会津若松へ同じ線路を戻りました。
会津田島駅では特に予定はなく、帰りの列車まで1時間半ほど時間がありました。意外に立派な駅舎にビックリ?
国鉄会津線で活躍していたSLが展示されていました。
感染症が流行する前には近くで酒蔵の見学ができたようですが、現在はやっていない様子。駅の待合室に日本酒の自動販売機がありました。
売店でコイン(200円)を買って自販機へ!ここでも飲める雰囲気でしたが列車に持ち込むことにしました。
普通列車で再び会津若松へ!
16時34分発の普通列車に乗車!トイレなしの1両編成。
日本酒の持ち込み。都市部の普通列車だったら完全に変な人ですね。 近付きたくありません。
車内が気の毒なほどガラガラだったので普通列車でも快適でした。帰りの普通列車は行きの「お座トロ展望列車」で停止したビューポイントは容赦なく通過!(当たり前?)
会津若松到着直前、えちごトキめき鉄道の「雪月花」と並走!
「雪月花で行く初夏の只見線」の団体専用列車として会津若松へ来ていました。
会津若松ので宿泊は定宿「東横INN」!繁忙期でも極端な値上げがなく、庶民の味方なので安心して宿泊できます。
夕食はホテル近くで喜多方ラーメンを食べました。入店したときは夕食時間帯なのにガラガラで「ん?」と思いましたが、続々と人が集まり満席状態!とても美味しく頂きました!
会津鉄道「お座トロ展望列車」まとめ
- 会津鉄道の「お座トロ展望列車」で会津若松~会津田島の乗り鉄を楽しみました。
- 「お座トロ展望列車」は観光列車として紹介される機会が少なめだからか、予約は簡単に取れるので気軽に乗車することができます。前日には空席多数だったのに乗ってみたら程々の乗車があったので当日予約する人が多い印象でした。
- 車内に売店があり、アルコールも扱っている点が嬉しかったです。食事に関しては予約制の食事のような販売がないので自身で駅弁等を持ち込むと良いでしょう。
- 座席の種類についてはそれぞれのメリットとデメリットがあるのでよく比較検討しましょう。車内で空席多数の場合は移動しても黙認されているようです。途中駅での乗降もけっこうありました。
- 首都圏から会津若松へのルートは新幹線で郡山経由または直通の高速バスが一般的ですが、東武鉄道と「お座トロ展望列車」を乗り継ぐルートを片道だけでも取り入れると楽しめます。特に会津若松発なら会津田島で浅草行きの特急と接続しているので便利です。皆さまも是非利用してみてはいかがでしょうか?