この記事の続きです。
会津川口駅に停車
「再会、只見線1周年号」は13時49分に会津川口駅に到着しました。停車時間は18分。
金山町公式キャラクター「かぼまる」がお出迎え!
「再会、只見線1周年号」は会津川口駅ではホームの長さは足りているようですが1号車はドアカットでした。
会津川口駅内
呑み鉄たこちゃん夫婦はここで取材を受けましたが、この列車がどこから来てどういう乗客なのか全く理解していない様子で話が噛み合いませんでした。ハッキリ言って記者さん、取材の準備不足?
コメントは採用されなかったようですが・・・。
福島県知事が駅前からアルファードに乗ってお帰りになりました。「再会、只見線1周年号」に乗車頂きありがとうございました!
県知事が列車にわざわざ乗りにくるって凄いことだと思います!それだけ只見線を、地域の鉄道を大切に考えてくれている証。「攻めの廃線」とか言って鉄路を剥がしまくるどこかの知事とは大違いですね。
会津川口では少し歩けばよく見る写真撮影ポイントがあるのは知っていましたが、遠出はやめました。少しですが地域の物販を利用しました。
炭酸水と焼き鳥を買いました!
会津川口を14時07分に発車!
到着時にもいた「霧幻峡の渡し」の船頭さんが手を振ってくれました。
引き続き’絶景区間’へ!
5時間45分の長いと思った旅程もあと1時間半ちょいとなり、列車の旅も終盤を迎えました。
車窓ガイドの方は会津川口で下車しましたが、続きは若い車掌さんが務めてくれました。只見から乗務した若い車掌さん、沿線の人達や撮り鉄にも手を振ってサービス精神溢れる方でした。
只見川に架かる上井草橋
第四只見川橋梁を通過
霧幻峡の渡し乗り場
第二只見川橋梁を通過
そして、只見線のイメージといえば、第一只見川橋梁!
ここは外から見た方が美しい場所ですね。お昼のお弁当で頂いた箸袋が第一橋梁のデザインでした。
続く歓迎!会津若松へラストスパート!
有名なビュースポットはだいたい終わりましたが地元の方達の歓迎は最後まで続きました。
会津柳津駅
山々の景色から会津盆地の広々とした景色へ!
会津坂下駅
ちょっとだけ停車してすぐに発車しました。
スーツの方は会津坂下町の町長さんのようでした。
只見線応援キャラクター「キハちゃん」
長い乗車もあっという間に会津若松着!
新潟駅から5時間45分!
遅れることなく15時44分、会津若松駅に到着しました。
長いかも?飽きるかも?と思っていた「再会、只見線1周年号」での旅はビューポイントや地元の方々からの歓迎を楽しんでいたらあっという間に終わりました。
列車を降りる前にいつも人で賑わっていた展望スペースと車内全景を撮影!
快適な座席で長い列車の旅を楽しく過ごすことができました。1人席、販売されていなかったようで勿体ない・・・高くしても絶対に売れるのに。何か販売できない事情があるのかなぁ?
ホームでは駅員さんが歓迎してくれました。
到着の余韻に浸りたかったのですが、この後北海道まで’迅速に帰宅’するために駅前から郡山行きの高速バスに乗るつもりで急いでいたのですぐに出場しました。
契約乗車票は「無効印」も「穴」もなく無傷で頂けました!
過去に他社で団体の契約乗車票は渡せないと回収されたことがあるので不安でした。これはよい記念になります。
その後、16時10分発の郡山行きの高速バスに乗ろうとバス乗り場へ行ったら20人以上が既に並んでいて相席確定なので再び駅へ戻って16時20分発の普通電車に乗りました。
郡山から東北新幹線で八戸、シルバーフェリーの夜行便で北海道へ帰宅!
大満足な乗り鉄でした!
総括:再会、只見線1周年号!
昨年の全線復旧後、景色が良いことで知られる只見線は鉄道ファンに人気で、昼間の直通する列車は混雑していて座れない場合もあるとの報道もあり、乗ってみたいと思っても着席保証のない普通列車で4時間以上は辛いので敬遠していました。
今回の団体専用列車「再会、只見線1周年号」は観光列車「海里」の車両で運転され、申し込みの動機は普段は普通列車しか走っていない只見線を快適な車両で乗り通せるという点でした。
旅行代金は通常の乗車券、指定席券と比べたら高額にもかかわらず、旅行の発売日は瞬殺の人気ぶりでした。
実際に乗車してみて、地元の方々から熱烈な歓迎を受け、地域の人達が只見線を、鉄道を大切に守りたいという気持ちがひしひしと伝わってきました。
この団体専用列車「再会、只見線1周年号」での実績を有効に活用し、只見線を多くの人が利用して活性化していくことを願ってやみません。
他、乗車して気付いた点を落書き!
①客層が偏っていた点が気になりました。ほとんどが鉄道ファンと思われる男性で女性や家族連れはごく少数でした。
ネット限定販売で瞬殺の人気であったため、発売日の開始時刻に端末をすばやく操作できるスキルのある人しか予約を取れなかったと思われます。
只見線の魅力を広く発信するためには鉄道ファンだけでなく幅広い客層に参加してもらう必要があります。この点は抽選にすることによって参加人数や年齢等である程度の選別ができ、幅広い客層が参加できるのではないかと考えます。
②只見線の地図やビューポイント、列車の時刻表(運転停車も含む)を案内した しおり、パンフレットの類の配布がなかったのが残念でした。旅行代金が高くなっても良いので是非旅行会社で作成して配布して頂きたいと思いました。
③昼食のお弁当は素晴らしい品質でしたが、お弁当の時間と景色の良い区間が重複するのが残念でした。絶景に集中できませんでした。お弁当を会津若松から輸送した、福島県側から納入したいという意図は十分に理解はできますが、お弁当の提供が時間的に遅いと感じました。
④1号車と4号車は相席前提の販売でしたが、同じ旅行代金で通路側だと残念な気持ちになると思います。窓側の人も反対側の景色を見たくても簡単に席を立てない。2名単位での販売や旅行代金が高額になっても1人2席のような販売方法のほうが満足度は高くなると思います。
⑤旅行代金はもっと高くても満席で売れると思います。旅行商品で販売の方が利益になるし、参加者の身元もわかり、切符の転売や直前キャンセルが起きる確率が少ないでしょう。人気の臨時列車は指定席券ではなく今回のように旅行商品で販売するのが良いと考えます。
以上、最後までご覧頂きありがとうございました。