夫婦で呑み鉄!たこちゃんの旅ブログ

マイルやポイントをお得にためて呑み鉄(最近は船も)を楽しんでいます!

快速?ゴージャスなグリーン車!「SLばんえつ物語」乗車記(喜多方→新津)

 

「SLばんえつ物語」に乗車!

呑み鉄たこちゃんは団体臨時列車「再会、只見線1周年記念号」に乗った前日、「SLばんえつ物語」に乗車しました。

www.jreast.co.jp

 

早朝便で千歳から仙台空港へ。

郡山、会津若松と乗り継ぎ!(郡山~会津若松間が辛い!)

会津若松駅で普通列車に乗り換える際、新津から来た往路の「SLばんえつ物語」の入線を見ることができました!

会津若松を発車した普通列車から入替え作業中のSLが見えました。

喜多方駅に到着!

目当てにしていた喜多方ラーメン店が終了していてガッカリ!

他のお店でお昼を頂きました。

 

喜多方乗車だと100キロ以内に収まる!

喜多方駅には2023年12月で運行終了予定の「フルーティアふくしま」が入ってきました。呑み鉄たこちゃん夫婦はスイーツを食べないので乗りたい列車の候補から外れています。

喜多方駅に「SLばんえつ物語」が入線、15時51分発!

 

毎日何度も何度もえきねっとで照会してグリーン車が取れました!

10時打ちで取れなくても諦めないのがコツです。1週間を切るとちょこちょこキャンセルがあるし、直前に開放される席もあります!(乗る少し前に様々な時間帯にえきねっとで空席照会して傾向を分析しましょう!)

グリーン料金は会津若松~新津では100キロを微妙に超えるので1700円。

これが喜多方~新津だと100キロ以内に収まるので1000円でした。普通車の指定席券が530円に対してグリーン料金が1000円というのはお得すぎです!(2023年9月末まで)

今回はグリーン料金を節約したいからではなく、喜多方でラーメンを食べる目的がありました。

但し、2023年10月から改正されて150キロまで2000円に値上げとなりました。JR東日本の客車限定の新ルールです。

元々、「SLばんえつ物語」のグリーン車は普通車との価格差が小さくもっと値上げしたらいいのにと思っていました。それでも約3時間の乗車時間があるので2000円でもまだ安い!

 

絶対お勧め!快適なグリーン車

グリーン車のある7号車はグリーン車の乗客以外は立ち入り禁止となっています。

以前乗車したときはここにスタッフが門番のように立っていてグリーン券が記念乗車証を確認して通していましたが、今回はなくなって「乗客の良心」に任されるようになっていました。

JR西日本の「SLやまぐち号」に乗った時は次々にグリーン車に侵入する輩が居て閉口したものですが、関東圏のお客さんは品がいいのか、無視して立ち入る光景はほぼ目につきませんでした。

座席はJR東日本では特急でも4列のグリーン車が多いなか、快速列車なのに1列+2列の3列シートでゆったりとしたシートです。

特に1人席の存在は1人で乗車することが多いであろう鉄道ファンにとって相席の心配なく楽しめるのは特筆に値するメリットでしょう。

そしてこの赤い座席の色が「グリーン車」感を演出しています。昭和世代の呑み鉄たこちゃんは列車の座席はグリーン車は赤、普通車は青と子供心に刷り込まれていました。

背面テーブルやドリンクホルダー、網ポケット等がないので収納に難がありました。また、コンセントもありません。

そしてグリーン車の特権、パノラマ展望室!

このパノラマ展望室、

往路(新津→会津若松)だと最後尾となるのでかつての寝台特急「トワイライトエクスプレス」の展望スイートのように流れゆく景色を満喫できます。

復路(会津若松→新津)だと機関車が前に付くのでSLの迫力ある光景を楽しめます。

以前は往路で乗りましたが、往路の方が楽しいかなと。

展望室の一角に展示コーナーもありました。

あとグリーン車の欠点としては

  • SLの情緒を感じる「窓開け」ができない事
  • 床下に発電機を積んでいるので音がして客車列車の旅情が少し欠けてしまう点

でしょうか・・・?

 

普通車の様子は?

途中駅で乗客がいない時を狙って普通車の様子を撮影しました。12系客車の雰囲気はかなり残っています。

4人ボックス席で窓側のテーブルが大きくなり、路側の肘掛にテーブルが増設されています。コンセントはありません。

相席でなければこれでも十分に楽しめそうですが大人が4人で相席だと辛いかも知れません。といっても昭和の時代はこの12系客車で夜行急行列車が運転されていて子供の頃に乗ったことがあります。(急行「日南」)

 

貴重な車内販売、「SL茶屋」!

5号車には現代では貴重となった車内販売「SL茶屋」が営業しています。

ワゴン販売ではなく売店型式です。こちらの方が商品が欲しいタイミングで買いに行くことができるので便利ですね。

呑み鉄たこちゃんは缶ビール(300円)と鮭の焼き漬け(400円)を買いました。
鮭の焼き漬けは新潟に来たときは必ず買うお気に入りの商品です。パックされていますが賞味期限があまり長くないので買い溜めできません。

 

展望車とオコジョ展望車両

4号車は「展望車」と名付けられています。長居させないように座れる椅子は少ないです。

昭和世代には懐かしい郵便ポストがあり、ここから本当に投函できます。「ばんえつ物語」の特別な消印が押されるそうです。

1号車は「オコジョ展望車両」

小さい子供向けのスペースに1両丸々確保されていました。

復路(会津若松→新津)では最後尾となり流れゆく景色を眺めることができますが、元々子供向けの車両であり、誰でも入ることができるので競争率が高いです。

子供向けの顔出し記念撮影コーナー?

 

乗り応えのある新津までの約3時間!

日本国内のSL列車としては最長距離を運転。呑み鉄たこちゃんは途中の喜多方から乗りましたが会津若松から新津まで全区間乗車すると3時間を超える乗車時間があり、のんびりとSLの旅を楽しむことができました!

主要駅での車内放送には国鉄時代から客車列車で使われていた「ハイケンスのセレナーデ」の曲が流れ、客車列車に乗っている実感が沸き上がりました。

野沢駅で10分停車。多くの人が一旦下車して写真撮影に行きました。車内の撮影はこの時がチャンスです。

車窓は夕暮れ時であいにくの雨なのでイマイチでしたが、それでも撮り鉄の姿がありました。雨の日の撮影で傘をさすのは己のためではなくカメラの為なようです。

津川では15分停車。雨が強くなったので降りる人は少なめでした。

給水等の整備が行われていました。

外はすっかり暗くなり車窓は楽しめなくなりました。往路の方が圧倒的に人気が高い理由がわかったような気がしました。

途中でグリーン車の車内に煙が充満!けっこう息苦しかった!大丈夫なの?

ホテルに着いてマスクを外したら真っ黒でした。

新津駅には18時43分着!

このまま新潟まで行って欲しいのですが、新潟駅が高架化されてからSLだと高架の坂を昇れなくなり2018年から新津発着に運転区間が短縮されています。

雨で機関車の撮影が難しかったからか多くの人が撮影していました。

隣のホームで待機していた普通列車に乗り換えて新潟へ!「SLばんえつ物語」の乗客が乗り換えて混雑するのかな?と予想していましたが、4両編成でも余裕で着席できました。

新潟へ到着してからは新潟名物の夕食を楽しみました!乗り鉄メインで観光はあまりしない呑み鉄たこちゃん夫婦ですが、地域のおいしいものはできるだけ食べるようにしています。

 

「SLばんえつ物語」まとめ

「SLばんえつ物語」の指定席料金とグリーン料金が2023年10月から値上げされました。会津若松や喜多方から新津まで約3時間のSL乗り鉄。値上げされたとはいえ、普通乗車券利用でも普通車なら3千円以内で乗車できるのは本当に安いと思います。

青春18きっぷが使えないように急行列車にして採算性を高めても良いのではないか?とも思う程です。

実際に乗車した感想はJR西日本の「SLやまぐち」は旧型客車を模した客車を新造して真の鉄道ファン向けなのに対し、「SLばんえつ物語」は子供向け、ファミリー向けな印象でした。それでもSLに牽引される客車に乗るという感動は十分に楽しめました。

ただ、今回は日程の都合で復路での乗車となり、しかも天気が悪くて暗いなかでの乗り鉄だったので、車窓が楽しめないのが残念でした。

できれば往路に乗る方が楽しいと実感したものです。日の長い時期で天気が良ければもっと楽しめたのではないかと思います。

 

皆さまの乗車の参考になれば幸いです。

急行でないのに「EXPRESS」?

 

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