「雪月花で行く初夏の只見線」とは?
えちごトキめき鉄道が運行する観光列車「雪月花」。通常は上越妙高~糸魚川間の自社線内を運行していますが、2023年から6月に1往復だけ車窓が良いことで知られるJR東日本の只見線に乗り入れして運行されました。
呑み鉄たこちゃんは2024年6月の復路、会津若松→上越妙高間で乗車して「雪月花」の旅を楽しんできました。実は昨年10月にJR東日本の「海里」で只見線に乗りましたが、このときは新潟→会津若松でしたから今回は逆向きを選びました。
旅行代金は何と1人8万円!かなり強気の価格設定!宿泊がついている訳でもなく、「雪月花」に乗るだけの旅行代金です。
通常の「雪月花」は公式サイトで販売されていますが、「雪月花で行く初夏の只見線」は公式サイトではなく、日本旅行の団体ツアーとして販売され、ネット限定でしたが発売日に10分強で満席となったようです。肌感覚として「海里」の方が瞬殺でしたが、今回の「雪月花」は高額なせいか?まぁ取り易かったと思います。
後日、若干の追加販売がありましたがすぐに売れていたようです。(相席を回避するために少なめに販売開始、参加人数を見て追加販売したと推察されます。)8万円もする高額ツアーが満席になるのは驚きですね。
旅の始まりは会津若松駅から!
呑み鉄たこちゃんが住む北海道からは前泊が必須なので前日に会津鉄道の「お座トロ展望列車」に乗ったあと、会津若松の東横INNに宿泊しました。前日に往路の「雪月花」に乗車したであろう、赤い紙袋を持った人も宿泊していました。
「赤べこ」と「あいづっこ宣言」
会津若松駅では9時30分から日本旅行の添乗員さんが受付を開始。座席指定の用紙と観光パンフレットを頂きました。
既に「雪月花」は入線しているそうで、改札口ではJRの駅員さんが何も見せなくても持ち物で判断したのか、「行ってらっしゃいませ」と気持ちよく通してくれました。
「雪月花」は入線していましたが、ドアはまだ開いていませんでした。
電光掲示は「団体専用」
今回のツアー専用のサボ
向かいのホームから撮影!
前日に乗車した会津鉄道「お座トロ展望列車」も停車していました。
お見送りの人達が集まってきました。最初は発車していく列車へ手を振るに適したこの向きで並んでいましたが・・・
ホームにいた鉄道ファンの人から列車を背に並んでほしいとリクエストがあり、列車と一緒に撮影できるよう並び直してくれました。GJ!
この後は記念撮影大会?
発車時刻が近付くと本来のお見送りの向きへ戻りました。JRの駅員さんも合流して賑やかに!
「雪月花」の車内は?
車内へ入れたのは発車の約10分前でした。ドアの前に並んで1番乗り!
呑み鉄たこちゃんの席は1号車でした。尚、今回のツアーでは席の指定はできず、日本旅行が席を決め、席番は当日告知されました。
運転席や前方の様子が眺められるフリースペース「ハイデッキ」
ここに出入りし易かったので1号車で良かったと思います。2号車のこの部分は席なので利用者以外は立ち入りできませんし、2号車から1号車へ頻繁に出入りするのは望ましくありません。
隣の2号車、「さくらラウンジ」(JALのラウンジではありません・・・?)
2号車の席は既に他のお客さんが多数座っていたので撮影は控えました。
絶景の只見線の旅へ、出発!
発車前に車内でえちごトキめき鉄道の社長さんの挨拶がありました。いすみ鉄道の社長もされていた方で有名ですね。途中の小出まで乗務して乗客へのおもてなしをしてくださいました。(写真は控えます。)
定刻の10時15分、会津若松を発車!
テーブルにはお水、只見線限定のランチョンマット、うちわ、硬券の指定席券等が並べられていました。
当日の時刻表です。会津若松から上越妙高まで、約8時間の旅です!裏は記念スタンプ台紙となっていました。
発車後、早速ウエルカムドリンクが提供されました。
- 会津娘 純米酒 または
- 会津産りんご使用の ぴかりんご
から選択でき、呑み鉄たこちゃんは迷わずお酒を選択しました。
「雪月花」は会津盆地を快走!
「会津坂下駅」では日本酒の試飲!
最初の停車駅は会津坂下駅でした。10時50分着で9分間停車。
ここでは日本酒の試飲がありました。試飲といっても3種類もあり、けっこうなボリューム!ただし、車内には持ち帰らないように注意があったので夫婦で1個だけ頂いてシェアして飲みました。
試飲の日本酒は「ばんげぼんげ」「泉川」「一生青春」の3種類でした。
只見線応援キャラクターの「キハちゃん」
9分の停車時間は試飲もあったのであっという間!
ホームが低いので踏み台が用意されていました!
席へ戻るとテーブルに食事が用意されていました!
お見送りを受けながら会津坂下駅を発車!
料理旅館「田事」めっぱ飯コース
食事は会津若松市の料理旅館「田事」のめっぱ飯コース。昨年も同じお店だったようです。只見線の企画に合わせて地元のお店を手配しているのが凄いと思いますね。
食事には日本酒が1本付いていましたが生ビールを注文しました。ビールは有料で700円でした。
一の段
- 本棒鱈煮 昆布煮
- 会津馬肉の八幡巻
- 山菜甘酢漬
二の段
- 三島産地鶏だし玉子焼き
- 国産うなぎ山椒添え
- 稚鮎の唐揚げ
三の段
- 福島県産和牛ステーキ 会津山塩をかけて
- アワビの酒蒸し
食事
- めっぱ飯
呑み鉄たこちゃんは庶民なので普段の生活では無縁の贅沢な食事を堪能しました。どれも上品な味でボリューム満点!和食で万人受けするメニューなのがいいですね。
通常の「雪月花」では三段重のみなのでめっぱ飯の分、増量されている感じでしょうか?衛生管理上、食事の持ち帰りは禁止との事で、乗客のほとんどが高齢層なので量が多いか?とも思いました。
赤ワイン800円!
次回へ続く