この記事の続きです。
会津柳津駅で運転停車
会津柳津駅ではドアが開かない運転停車でしたが、地域の方が集まって手を振ってくださいました。
橋梁が続く只見線のハイライトへ!
この先が只見川に沿って走る只見線の車窓のハイライトの区間になります!
いきなり来たのが有名な「第一只見川橋梁」只見線と言えばここですよね。
会津若松発だと運転席のすぐ後ろがフリースペースなのが本当にイイ!
運転士さんはJR東日本の方でしたが、事前に試運転があるとはいえ、普段と違う車両で大変だなと思います。
隣にはえちごトキめき鉄道の方が付いていました。何か車両にトラブルが起きたときに迅速に対応するためだと思います。
鉄橋では徐行してくれたので外の写真を撮りました。ぶっちゃけここは外から見る方が美しいです!
車内では乗務員のお兄さんによる丁寧な放送で車窓の説明はありますが、ある程度は予習しておいた方がより一層楽しめます。
降りる前にもらったお土産のクリアファイルの「第一只見川橋梁」と途中の只見駅でもらった「只見線車窓ガイドブック」
(ガイドブック、呑み鉄たこちゃんはネットで取得して印刷してきましたが、乗る前に頂ければより活用できるのになぁ・・・と呟いてみます。)
続いて「第二只見川橋梁」
国道には撮り鉄さんが沢山来ていました。
会津宮下駅で9分間停車。ここはドアが開いて外へ出ることができました。
「第三只見川橋梁」
「夢幻峡の渡し」
渡し舟から手を振って歓迎して頂きました。
奥会津シンフォニーロードと並走。
「第四只見川橋梁」
草むらの中に撮り鉄の皆さんが居ました!撮影後は手を振ってくれました。ありがとうございます!
赤い屋根の家が美しい大志集落を通過。
会津川口駅に到着しました。9分停車でした。
奇跡の復活、会津川口~只見間へ!
会津川口から只見駅の間は2011年の豪雨の影響で長期間不通となっていました。乗客が少なく工事費がかかるためJR東日本は廃止する方針でしたが、福島県と沿線自治体が上下分離方式で復旧を決定し、2022年に復旧しました。
多くの地域で災害で鉄道が不通となり、工事費の負担を嫌ってそのまま廃止になることが多いのですが、まさか本当に復旧した奇跡の区間といえます。
ここから只見駅までの区間は地元の小学生が車窓の案内放送を行ってくれました。放送から只見線愛が伝わってきましたよ!頑張ってください。
会津川口駅を発車すると転車台がありました。
「第五只見川橋梁」
2011年の豪雨災害で流失はしなかったものの被災したそうです。
「第六只見川橋梁」
こちらの鉄橋は豪雨災害で流失したそうです。
通過中に本名ダムが見えました。
「第七只見川橋梁」
こちらも豪雨災害で流失したそうです。
会津のマッターホルンと呼ばれる蒲生岳と只見川
「第八只見川橋梁」
こちらは川を渡るための鉄橋ではなく川岸に沿って走るための鉄橋です。飯田線や宗谷本線にもありますね。
撮り鉄の皆さんには有名な場所らしいですが、意外に少なかったかも?
「叶津川橋梁」
只見駅では30分間停車!
豪雨の被害が最もひどかった区間を抜けて只見駅に到着しました。乗務員さんは交代のようです。
ここではたっぷり30分停車時間がありました。
多くの地元の皆さま達から歓迎を受けました!
駅舎内に「只見線ギャラリー」
駅舎の隣に「只見町インフォメーションセンター」がありました。新しい建物で、お土産や軽食の販売がありました。
只見駅を発車!ゆるキャラは「ブナりん」
「地域の宝 只見線」の横断幕の方、この日沿線で何度もお見受けしました。他にも恐竜の着ぐるみを着た人も。車で追いかけて歓迎してくれているのでしょう。本当にありがとうございます。
新潟県境「六十里越え」へ!
只見駅発車後にデザートが来ました。ドリンクはコーヒーか紅茶から選べました。
メニューは
- 会津松葉屋の生蒟蒻(こんにゃく)をわらび餅風に黒蜜を添えて
- 会津産桃のムース
- 会津地鶏卵のオリジナルプリン
景色が良すぎて食事を楽しむ余裕がない!
只見から小出の間は福島県と新潟県の県境を越える区間となり、険しい峠で「六十里越え」と呼ばれています。並行する国道が冬季は豪雪で通行止になるそうで鉄道が重要な移動手段となるそうです。
福島県側は只見線の車窓や利用促進に積極的なのでパンフレットや情報が多くありますが、正直なところ新潟県側と温度差を感じるところですね。
「田子倉湖」
「旧田子倉駅」
この雪よけの中にありました。ガラスが強烈に反射して駅跡地の撮影は失敗です。
県境の長いトンネルへ!(六十里越トンネル)
6キロ以上の長いトンネルを抜けて新潟県へ入りました。
大白川駅へ7分間停車しました。あまり時間がないので駅舎へは行かず、ホームへ降りただけでした。
「雪」の標識?
これは「雪月花」ではなく除雪車両の停止位置を示す標識だそうです。
会津若松行き普通列車と交換しました。只見線を乗り通すのに便利な列車ですが青春18きっぷシーズンではないからか、車内に余裕がありました。
もし只見線を普通列車で乗り通すときは高くても18きっぷシーズンは避けるほうが賢明です。普通乗車券で乗った方が利用者としての実績にもなるし、その方が地域やJRに貢献できると思います。
並行する国道は雪よけに覆われており、冬場の積雪が凄いことを物語っています。
山の景色から田んぼの景色へ!有名なコシヒカリの産地です!
街中へ戻ってきた感じ?
只見線を走り抜け、小出駅へ到着しました。
次回へ続く