この記事の続きです。
珍しい!トンネル内の筒石駅に停車
「雪月花」は糸魚川を発車して18分後、14時18分にトンネルの中にある珍しい駅、筒石に停車しました。
以前は国鉄の北陸本線は海沿いを経由していましたが、複線化と自然災害を避けるためにトンネル建設、海沿いにあった筒石駅をトンネル内に移転させたとの事です。
停車時間は9分なのでさすがに駅の外まで行くことはできませんが雰囲気だけでも体験できました。
約300段の階段を昇ると外に出れるようです。
現在はえちごトキめき鉄道の「日本海ひすいライン」ですが、JR西日本の「北陸本線」だった頃の設備をそのまま使っているのでJRのマークも残っていました。
同じような駅で上越線の土合駅が有名です。珍しい体験をして列車へ戻りました。
筒石駅についてのネット記事です。
遅い昼食?鶴来家の和食
「雪月花」は筒石を14時27分に発車。やっと食事を始めることができました。昼食とは言えない時間帯で、午後の和食のコースに乗る場合は食事時間帯をよく考えて乗る必要があります。
この手の観光列車「あるある」で1日に2本運行するために食事の時間帯にかなり無理があります。そこは朝は遅めに、車内の食事がその日のメイン、夜は軽めに・・・と観光列車の食事を楽しむことを最優先に計画しましょう!
利用した日のお品書きです。季節によって若干メニューの変更があるみたいです!
ちょっとだけ苦言なのですが、お箸には「雪月花」と文字が入っている特注品なのですが、感染症流行以降、衛生に対する観念が変化しているのでお箸は包装して状態で提供して頂いた方が「安心・安全」かと思いました。神経質と言われるかも知れませんが呑み鉄たこちゃんは自分で持ち込んだ安物の割り箸を使いました・・・残念
ウエルカムドリンクがなくなったので追加の生ビールを注文!プレミアムモルツ700円でした。列車の中なのにグラスに入ってくるのが本当に素晴らしいです!
ちなみにドリンクメニューはこちらです。皆さまが乗車する際、参考になれば嬉しいです。
筒石駅のある頚城(くびき)トンネルを出ると海が見え、佐渡も見えました。
鶴来家の和食はどれも洗練された上品な味で、くせがなく、どの食材も安心して食べることができました!
観光列車の食事って、時々とても変わったものが出ることがあり、好き嫌いの多い呑み鉄たこちゃんには合わない場合があるのですが、この和食はどれも本当に美味しく食べることができました!
北国の食事だから味付けが濃いのかな?と予想してたのですが、薄味でとても上品なお味した!最初、ちらし寿司の酢飯の味が薄いかな?と思ったのですが、食べていくうちに’お米の美味しさ’が口の中に伝わってきました。
機会を作って糸魚川の鶴来家さんにも行ってみたいと思わせる料理でした。
直江津駅に到着、2号車をチラ見?
筒石から直江津までは20分強、14時49分に到着しました。食事はまだまだ途中ですが、折を重ねて蓋をして隣の車両をちょっと見てきました。
食事をしている人達にカメラを向けるのは避けようと思い、直江津駅で乗客の大部分が下車した時に雰囲気だけでも撮影しようと思いました。
「さくらラウンジ」と名付けられたカウンターです。(JALの空港ラウンジではありませんよ・・・?)
記念スタンプや販売品の見本がありました。
気になったのは「おつまみセット」の見本?1200円で予約制のようですが、食事付きでさらに注文する食欲のある方っているのかなぁ??
さくらラウンジを観察後、2号車を人物が入らないように配慮して撮影しました。
直江津駅発車時はえちごトキめき鉄道の皆さんが手を振って見送ってくれました!
次は山の景色へ!
直江津を発車、進行方向が変わり「妙高はねうまライン」(旧信越本線)に入ると景色はそれまでとは一転して田園と山の風景になります。
駅の位置関係やダイヤを確認するには席に置かれていたパンフレットを見るとわかりやすいです。このパンフレットは沿線地図とダイヤが記載されていてとてもよくできていると思いました。(ビューポイントについても記載するとより◎です!)
北陸新幹線開業に伴い、並行在来線としてJRから切り離された路線なのでかたちが不自然?県庁所在地級の街が路線にないので極めて厳しい環境だと想像します。
直江津から1号車が先頭になったのでフリースペースのハイデッキに行ってみました!2号車の運転席の所は個室ではないのですが、追加料金が必要な席として販売されていますが、1号車側は誰でも楽しむことができます。
食事の進行具合に応じた配膳に感激!
呑み鉄たこちゃん夫婦は観光列車でお酒を呑むのでどうしても食事の進みが遅くなり、いつも配膳するお姉さん達に迷惑をかけてしまいます。
お酒を注文していない早い人は直江津発車の頃には食べ終えていましたが、呑み鉄たこちゃん夫婦のテーブルには「お酒を召されているので汁物は後でお持ちしますね。」と温かい汁と一緒に蟹のちらし寿司を食べれるよう、気遣いをして頂きました。
汁物だけでも温かいと食事がより美味しくなりますね。(いつの間にか白ワインを追加注文していました?)
次回へ続く