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特急ニセコ号の帰りは’新型の’普通列車で
倶知安周辺でちょっとだけ用件を済ませ、さすがに夕方まで帰りの特急ニセコ号を待つのは嫌なので普通列車に乗車しました。
新型の電気式気動車H100形です。形式に「キハ」とかの記号が付かなくなりました。小樽駅でよく見ていたのですが、実際に乗車するのは今回が初めてでした。
壮絶なセミクロス人間模様?
車内はボックス席とロングシート、いわゆるセミクロスシートです。ボックス席は4人用と2人用があり、立つ事も考慮して2人用側につり革が並んでいました。
ボックス席の足元は広くとられていて相席になる前提でゆったりした間隔を確保しているように感じました。車内の雰囲気はJR東日本の列車って感じです。
呑み鉄たこちゃんは夫婦で相席にならないように2人用ボックス席に座りたかったので早めに改札口前で待機して最初に乗車しました。
2人用ボックス席側は行きの特急ニセコ号で座った同じ方向なので帰りは反対側に座りたい、4人用ボックス席に2人で座っても多分相席にはならない?とも思いましたが、絶対に相席の心配のない方を選びました。
車内には巨大な多目的トイレがあるので座席数が少なくなっており、特に2人用のボックス席は真っ先に埋まってしまいます。おひとりさまも2人用ボックス席を狙ってきます。
最初に乗車して車内を観察すると様々な人間模様が観察できます。
- 2人用ボックス席に1人で座って向かいの席に荷物を置く人。
- 早めに来たのに目指す2人用ボックス席が一杯でロングシートか4人用ボックス席で迷っている人。
- 他人との相席を嫌って最初から迷わずロングシートに座る人。
- 4人用ボックス席に1~2人で座り、荷物を置く人、対角線で座り領有権を主張する人、停車駅ごとにそわそわしている人。
幸い、余市まではさほど混雑せずに快適に過ごせたと思いますが、余市から程々の乗車があったため、
- 慣れたもので容赦なく隙間を見つけて着席する人。
- 他人と密接して座るのを嫌って小樽まで短い時間なので最初から立っている人。
- 車内を巡回してどこに座ろうか、立っていこうか決めれずに迷っている人。
とセミクロスシート車両ならではのドロドロとした人間模様が繰り広げられました。
はっきり言ってボックス席の着席効率が悪く、より多くの人を座らせるためにはJR東日本が大好きなロングシートの方が効率的なのでしょうが、長時間の乗車もあり得る北海道の普通列車なのでボックス席も設置してもらえたのかな?
着席定員は減るかも知れませんが転換クロスシートのほうが「1~2人が4人ボックス席に座ると相席しにくい雰囲気となり他の人がロングシートに集中する」ようなケースが少なくなり、着席効率は良くなるのでは?と思いました。
軽快な走りで小樽駅へ
電気式気動車H100形は電車のような走行音で軽快に走り、行きに乗った特急ニセコ号よりもキビキビと走って1時間ちょっとで小樽駅へ到着しました。
夫婦で2人用ボックス席に座れて快適でしたが、ちょっと座席が固くて腰に疲れが来た感覚でした。
余市川の景色。
小樽駅到着。
小樽駅では普段は見向きもしない箇所の写真を撮ってみました!
その後、隣に止まっていた快速エアポートに乗り換えて帰宅しました。
夕食は自宅で’かなや’の「かにめし」
帰宅する前にスーパーに寄ると長万部駅の「かにめし」が販売されていました!
近年は駅弁だけでは商売にならないので有名な駅弁屋さんでもスーパーやデパートで販売する事が多くなっています。
特急ニセコ号で函館までは乗れませんでしたが、自宅で「かにめし」を食べて函館まで乗った気分を味わいました。
緊急事態宣言下で旅行には行き辛い雰囲気ですが、珍しい臨時特急に乗って自宅で駅弁を食べて少しですが旅行気分を味わうことができました!