北陸新幹線から接続、上越妙高駅から出発!
「越乃Shu*kura」の今回の列車名は「柳都Shu*Kura」新潟行の日はこの列車名で運行されます。(新潟のバスカードの名前も’りゅーと’)
上越妙高駅は新幹線がJR東日本、在来線は第三セクターのえちごトキめき鉄道となるので改札口は別々にあります。
「越乃Shu*Kura」も上越妙高~直江津間はえちごトキめき鉄道線となるのでJRとは別運賃が必要になります。北陸新幹線開業と引き換えに、不採算となる在来線をJRが手放し、地元に運営させる整備新幹線の「負」の部分を痛感しました。しかも新潟県には恩恵の少ない北陸新幹線なのに・・・。
発車15分前ぐらいに早めにホームへ行ったらすでに列車は入線しており、乗車することができました。
「越乃Shu*Kura」は10時02分発車なのですが、乗客の多くが9時54分着の北陸新幹線「はくたか563号」でやってくるためか 、人影はまばらで誰もいない車内の撮影ができました!
「越乃Shu*Kura」は国鉄型の古い車両の改造なのですが、それを全く感じさせない程、綺麗に改装されています。
特に改造の観光列車によくある座席と窓の位置が一致せずに景色が良く見えないというハズレ席がなく、窓割りが一致しているのは素晴らしいことだと思います。鉄道に興味のない人は言われなければ改造だとわからないのではないでしょうか?
発車直前に「はくたか563号」から乗り換えてきたと思われる乗客が沢山乗り、車内は一気ににぎやかになりました。上越妙高駅の在来線はえちごトキめき鉄道管理の駅ですが、JR東日本の駅員さんに見送られて発車!
見送りの垂れ幕、ちゃんと「柳都Shu*Kura」になっているので「越乃」と「ゆざわ」のバージョンもあるのだと思います。
充実のサービスカウンター「蔵守」
上越妙高を発車後、早速2号車のカウンター「蔵守」(要は売店!)で生ビールセット850円を買って乾杯です。
新潟限定の生ビールと鮭の焼き漬けがセットでお得な商品で、鮭の焼き漬けは呑み鉄たこちゃんのお気に入りなんです。
カップはプラカップですが、鮭を陶器のお皿に盛りつけてくれ、お盆にのせて提供されるのでとても嬉しいですね。
「越乃Shu*kura」のカウンターは直江津のホテルハイマートの駅弁やいかげそ天、こまいの一夜干し唐揚げ、鯛茶漬け等、観光列車の売店としてはとても充実しています。
先日乗った快速「海里」では弁当が完全予約制だったりしてやや簡素化されたと感じましたが、「越乃shu*Kura」は観光列車の売店のなかでトップクラスに充実していると思います。
「びゅう旅行商品」の食事付プランでなくても十分に楽しめます。また上越妙高駅には同じ駅弁屋さんも発車前に営業しているのであらかじめ買って乗っても良いと思います。
また、日本酒を楽しむコンセプトの列車なので日本酒の利き酒コーナーもあります。呑み鉄たこちゃんが乗車したときは5種類あり、300~400円で販売されていました。
写真は取り損ねましたが、次の高田駅ではえちごトキめき鉄道の「雪月花」とすれ違いました。「雪月花」乗りたいのですが、なかなか予約が取れません!
直江津まではえちごトキめき鉄道の乗務員さんで運行、直江津でJR東日本の乗務員さんと交代していました。
列車の中でジャズ演奏!
直江津を発車したら2号車のイベントスペースで行われるジャズ演奏が予約制になっているので整理券を入手する必要があります。「密」にならないように各回11名迄の人数制限があるようです。
整理券は2号車のサービスカウンター「蔵守」で配布していました。こういうイベントは中止されても仕方ないのに感染対策をとったうえで実施してくれるのは大変ありがたいことだと思います。
https://www.jreast.co.jp/railway/joyful/inc/20200729shukura_topic.pdf
11時からの2回目がいいかなあと思って予告されていた整理券配布開始の10時18分に行きましたが、フライングして配布していたようで、2回目が残り2枚で大人気、他は余裕ある状態。
なら1回目でもいいかなと思い、1回目にしました。指定席券をチェックされる訳でもなく、カウンターで箱に入れている整理券を好きな時間帯を持っていく方式でした。
演奏時も特に整理券のチェックがあるわけではなく、乗客が自主的に整理券に従って「密」にならないように協力するといった感じでした。
先ほど買った生ビールがまだ残っていたので生ビールを持って2号車へ!走行中の列車内で生演奏を聴きながらビールを呑む!なんて贅沢な時間なんでしょう!
1回の演奏は15分程度、演奏が終わるか終わらないかのタイミングで列車は青海川駅に到着しました。
JR東日本「越乃Shu*Kura」乗車記③へ続く