- 最後の寝台特急「サンライズ出雲」に乗る!
- ゆったり!A寝台個室「シングルデラックス」
- 東京駅を発車
- 岡山駅で切り離しと買い物
- 列車内でシャワーを浴びる!
- 朝はゆったり、車内散策!
- 定刻で安来駅に到着!
最後の寝台特急「サンライズ出雲」に乗る!
呑み鉄たこちゃんは’10時打ち’で幸運にも寝台特急「サンライズ出雲」のA寝台個室「シングルデラックス」を取りました!
新千歳空港から夕刻の飛行機で東京へ!
「サンライズ出雲」に乗るためにはきっぷを取るだけではなく、JR北海道が正常に運行されるか、飛行機が正常に運航されるか、「サンライズ出雲」が正常に運行されるかと、様々なリスクがありますが、無事に東京まで到着することが出来ました。特に冬季はリスクが高いのでかなり不安でした。
寝台特急「サンライズ出雲・瀬戸」は21時25分頃、入線しました。発車まで余裕があるので撮影や買い物等、ゆっくりすることができるのは嬉しいですね。
11号車の前にはシャワーカードを求める人たちの列が!この日は並んでいる人は少なかった印象です。
11号車の「シングルデラックス」と「サンライズツイン」に乗る場合でシャワーカードを買わないのなら隣の12号車から乗車した方が良いと思います。
ホームには売店があるので車内で飲食物の購入に便利です。発車後に車内でビールを飲む場合は先に荷物を部屋に置いて発車間際に売店で買うのがお勧めです。「瀬戸」だと近いけど「出雲」だとやや遠いです。
ゆったり!A寝台個室「シングルデラックス」
今回、シングルデラックスの禁煙と喫煙、ソロの3室を取って3人で乗車しました。
さすがA寝台!1人では贅沢すぎる空間です。船だったら多分狭いと感じる部屋ですが、列車と言う限られた空間のなかでこの面積を占有できるのはすごい事です。
喫煙室の臭いですが、呑み鉄たこちゃんが乗車したときは全く気になりませんでした。以前、「シングルツイン」の喫煙室を利用した時は結構気になった記憶があります。前日の乗客によるのかも知れません。喫煙室なので「臭い」と文句をいう訳にはいきませんから、これは運ですね。(灰皿の写真を失念しました。)
アメニティーの袋、使い捨てスリッパ、室内着です。袋の中にA個室専用のシャワーカードがあり、包装されているので安心です。


室内に専用の洗面所が付いているのはありがたいですね。
コンセントは1個のみですが、容量がまさかの15A!ドライヤーやポットも使えそうです。
東京駅を発車
東京駅停車中に車掌さんが車内改札に来ました。ソロの分まで一緒にチェックして頂きました。きちんと乗車券も提示を求められ、スタンプを押す、真面目な改札に好感!
(乗車券はわざわざ「えきねっと」で発券してビューカードゴールドのJREポイント8%をゲット!)
発車まで時間があるので先頭まで行って撮影しました。平日でもほぼ満席状態でしたが、先頭車付近は落ち着いていました。
発車後、東京タワーが見えました。
ついでに「ソロ」のお部屋もチェック!
上段の部屋でしたが、予想以上に狭かったです。とはいえ、列車内で横になって個室で移動できる訳ですから、工夫された素晴らしい部屋だと思います。
ネットでは上段推しの方が多く感じたので上段にしましたが、階段の昇降が大変で、寝相が悪いと寝台から落ちるのではないか?とちょっと不安なのでもし次回乗車するなら下段にしようかと思います。(大きな荷物がある人は上段の方が良い)
シャワーカードは当然ですが売り切れでした。ラウンジは満席で賑わっていました。
「シングルデラックス」に戻り、3人で1部屋に集まって至福の駅弁タイム!シウマイ弁当と国技館のやきとりです。部屋の照明を暗くして車窓を眺めながらの夕食は最高です。これぞ夜行列車!といえる優雅な時間でした。
熱海駅に停車
熱海駅を出てから就寝!
「シングルデラックス」の寝台幅は85cmです。夫婦仲が良くて大柄でなければ2人でも寝れなくはないかな・・・?外側に寝ても枕元と足元が少し壁になっているので柵のような効果もあるかと思います。
昔の開放A寝台は寝台幅が1m以上あったのですが、扉との関係で狭くなったのかも知れません。
岡山駅で切り離しと買い物
深夜何度か目覚めましたが、列車は遅れることなく岡山駅に到着。
岡山駅では「サンライズ瀬戸」と「出雲」の切り離しがあるので7分間停車しました。切り離しの付近は撮影する人たちで大混雑でしたが、反対のホームへ行くと誰もいませんでした。
元のホームへ戻って売店へ!早朝なのに営業してくれて感謝!
ただ、ここを期待して何も買わずに乗り、もし買えなかったら怖いので朝食は東京駅で買っていました。早朝でも駅弁が販売されていて、ここで買いたかった!と悔やんだものです。せっかくなので冷たいビールだけ買いました。
列車内でシャワーを浴びる!
A寝台個室「シングルデラックス」にはシャワーカードが1枚付いています。シャワーカードの列に並ばなくても良いだけでなく、11号車にあるA寝台専用のシャワー室を使うことができます。と言ってもカードは共通なので、利用者の良心に委ねられた日本的なシステムです。
夜は混雑するので朝、寝癖を直すのも兼ねて岡山発車後に利用しましたが、まさかの先客がいて出直しました。
利用のコツですが足拭きマットの代わりになるような、捨てても良い古いタオルやキッチンペーパーを持参すると便利です。


時間制限が6分ですが、赤い方の「STOP」を押すとお湯が止まり、タイマーを止めることができます。最初の数十秒はぬるかったのです。お世辞にも水圧は良いとは言えず、男性なら節水して使えば概ね大丈夫(むしろ余る?)だと思いますが、髪の長い女性は洗髪はしない方がいいでしょう。
ドライヤー、ボディーソープ、リンスインシャンプーが備付けられていました。製品にこだわりがない人は持参しなくても大丈夫です。


普段通りに体を洗えなくても、夏場に汗をかいて乗車して寝る前にシャワーを浴びたら気持ちよいし、起床後に寝癖を直すためにシャワーを浴びるのも良いと思います。
列車の中という特殊な環境でシャワーを浴びるという体験でした。
朝はゆったり、車内散策!
山間部は雪景色でした。
車内を散歩しました。下り「サンライズ出雲」は朝の時間に余裕があるのが魅力です。途中で降りる人もいるので車内は落ち着いていました。
空いているお部屋を見ることができました。満席でしたが未使用のB寝台個室シングル。ソロとの差額は1100円ですが、ゆとりがあり、こちらの方が価値を感じますね。
12号車の「ノビノビ座席」
指定席特急料金のみで利用できて横になれる雑魚寝部屋。お得だとは思いますが、若い時ならともかく、ちょっと厳しいかなぁ・・・
夜は賑やかだったラウンジも無人でした。
隣に自動販売機がありますが、アルコールは売っていません。水100円、コーラー、缶コーヒー、お茶は140円でした。車内という制約のある場所でこの価格で販売して頂けるのですから感謝でしかありません(笑)
米子で3分停車するので先頭へ行って記念写真!
定刻で安来駅に到着!
安来駅には定刻9時16分に到着しました。降りる人はまばらでした。
終点の出雲市まで乗車したい気持ちもありましたが、今回の目的は足立美術館なのでスケジュールを優先しました。後の予定に余裕があれば遅れて長く乗れるとか特急料金払い戻しとかもいいのですが・・・最近の伯備線はダイヤが乱れたり運休が多く、定時運行に感謝!
急いで改札を出てコインロッカーに荷物を預け、駅前に停車していた足立美術館への無料送迎バスに乗車しました。9時25分発です。
オーバーツーリズムで混雑して乗れなかったらどうしよう・・・と心配していましたが、全員が相席なくゆったり乗車できる人数で発車しました。
次回へ続く