この記事の続きです。
足立美術館を鑑賞
マイクロバスの無料送迎で約20分、足立美術館に到着しました。入館料2300円とお安いのにけっこうな距離の無料送迎に感謝!
帰りの送迎バスは予約制なのですが、受付横にある希望する発車時刻のカードを自由に持って行くという、利用者の良心に委ねる日本的なシステムでした。こういった仕組みに限界を感じる昨今の社会情勢が残念でなりません。
鑑賞した日は混雑もなく、送迎バスの利用者はほぼ’国内’観光客と思われ、落ち着いていたのが幸いでした。
少し時間に余裕があったので館内の喫茶室で休憩しました。
注文したのはアイスコーヒーですが、1000円!
ゆったりとしたソファーに座って素晴らしい庭園を眺めることができたので価値のある1000円でした。
足立美術館に関しては詳しくないのですが、今回は混雑のない落ち着いた状態で鑑賞できて本当に良かったと感じました。
歪んだ社会情勢で「美しい国、日本」が次々に荒らされていくのがとても残念に感じます。
新型「やくも」セミコンパートメントに乗車!
無料送迎バスで安来駅へ戻ってきました。
安来駅の近くにコンビニはありませんが、駅に併設されていた「安来観光交流プラザ」にあるhaloさんでお弁当を購入できました。(駅や交流プラザではビールを販売していなかったので近くのドラッグストアで買いました。)
特急「やくも」が到着!


初めての新型「やくも」なのでセミコンパートメントを選択しました。
セミコンパートメントは普通車指定席料金と同額で利用できるのですが、インターネット予約e5489で販売している「WEB早特7」のような割安な企画商品は利用できません。株主優待も使えません。
指定席と同額というよりちょっぴりプラスといった方が感覚的には適切でしょう。
発車後、早速お弁当を食べました。手作りで本当に美味しかったです! お店の写真も撮っておけばよかったと後悔しています。
食後はシートをフラットにして寛ぎました。3人でゆったり足を伸ばせました。
3人でこの区画を相席なしで占有でき、しかも指定席がまあまあ混雑していたのにセミコンパートメントは他に1組だけで席が離れていたのでほぼ個室の雰囲気!快適性はグリーン車以上で大満足でした。
気になる振り子式特有の「揺れ」ですが、旧「やくも」は「はくも」と揶揄されたものですが、新型車両はあまり気になりませんでした。JR九州の「ソニック」より快適!
定刻で岡山駅に到着!
セミコンパートメントの小技?
セミコンパートメントは早めに予約して安くなるネット予約の企画商品を利用できないのですが、実は前日と当日に格安で販売されている「トク特チケットレス」ならセミコンパートメントが選択できます。しかも人数さえ揃えば普通車指定席と同額です。(不思議?)
本来は米子地区と岡山地区の近距離区間向けの商品なのですが、これを上手く組み合わせると安くなる場合があります。
例えば特急料金が「通常期」の場合ですが・・・
- 安来~新見を正規の特急券で1730円
- 新見~岡山を「トク特チケットレス」で700円 合計2430円
安来~岡山間の遠しでの特急料金(通常期)が2730円なので1人300円節約できました。今回は3人で乗ったので合計900円、ビール代くらいは節約できました。米子からも同額です。
「通常期」「繁忙期」や利用する区間によって少し安くなる場合とならない場合があるのでよく研究する必要があります。
また、
- 前日以降でもセミコンパートメントが取れるように準備と工夫が必要。
- 「トク特チケットレス」は予約後に変更ができない点に留意。
- セミコンパートメントはe5489で席の選択はできないのですが、新見で席を移動する必要がないように「工夫」して操作する等・・・
複雑な操作と工夫が必要なのでe5489の操作に精通している人のみにお勧めします。


JR西日本では「チケットレス」の商品でも紙のきっぷを発券できる筈なので「トク特チケットレス」の新見~岡山間を安来駅の券売機で発券しようとしたのですが、何故か発券できず、チケットレスで乗車しました(泣)
e5489の画面には「個室」とあるのでシステム上は個室扱いみたいですね。
ついでに高松で讃岐うどん!
岡山からは快速「マリンライナー」に乗って高松へ。
1時間程度の快速列車なのですが、宇高連絡船の名残なのかグリーン車と普通車指定席があるので快適に乗車できるのがありがたいです。パノラマ席に乗るために列車を1本落としました・・・。


昨年も来たばかりなのですが、高松で讃岐うどんを楽しみました。


ハローキティ新幹線で新大阪へ
高松で1泊後、再び快速「マリンライナー」で岡山へ。帰りは2階席を選択。荷物棚がないのがやや不便でしたが、景色が良くて快適でした。


岡山からは「こだま」限定のe5489の安い企画商品で新幹線に乗ったら「ハローキティ新幹線」でした。カッコいい500系新幹線が可愛く変身?
www.jr-hellokittyshinkansen.jp
2号車は「KAWAII!ROOM」としておしゃれにかわいく飾り付けたそうです。この車両だけ混雑していたように感じましたが、全く興味がなさそうなビジネス客も普通に利用していました。
1号車は「HELLO!PLAZA」と名付けられ、売店とブリースペースになっていました。ほとんどがグッズの販売でした。ごく少数ですがお弁当と飲み物もひっそりと販売されていました。
記念写真用ボードもあり、売店のお姉さん達が積極的に声掛けしてくれ、撮影して頂きました。(オジサンとオバサンでは似合わないけど・・・)
1、2号車以外の車両は多少の装飾はありますが、基本的に他の500系新幹線と同じ印象でした。
「こだま」なので通過待ちが多いのですが、姫路駅停車中には姫路城が見えました!
新大阪到着後は撮影する人で大人気!
短い区間でしたが、ちょっと観光列車風な新幹線に乗れて楽しめました。
この後、リムジンバスで伊丹空港へ向かい、航空機で北海道へ帰宅しました。
まとめ:足立美術館への旅は鉄道を利用しよう!
「サンライズ出雲」の’10時打ち’に成功したので、足立美術館と乗り鉄を楽しんできました。
1日目
- 新千歳空港→羽田空港 飛行機
- 東京21:50→寝台特急「サンライズ出雲」(シングルデラックス+ソロ)
2日目
- 足立美術館
- 安来13:27→岡山15:45 特急やくも18号(セミコンパートメント)
- 岡山16:42→高松17:37 快速マリンライナー47号(パノラマグリーン車)
- 讃岐うどん店
3日目
- セルフの讃岐うどん店
- 高松8:55→岡山9:47 快速マリンライナー16号(2階グリーン車)
- 岡山10:09→新大阪11:25 ハローキティ新幹線こだま842号
- 伊丹空港→新千歳空港 飛行機
最近はオーバーツーリズムによる混雑が嫌なので観光地を敬遠していましたが、平日ということもあり静かに足立美術館を鑑賞できました。芸術に疎い呑み鉄たこちゃんですが、美しい庭園に感動しました。
足立美術館の周辺には「サンライズ出雲」や「やくも」時期によっては「WEST EXPRESS銀河」や「あめつち」のような魅力ある列車が多く運転されています。皆さまもこれらの列車を利用して足立美術館を訪れてみてはいかがでしょうか?www.rail-miler.site