この記事の続きです。
稚内出港、ノシャップ岬が見える!
最北のフェリー航路、「アマポーラ宗谷」は定刻11時10分に稚内港を出港!
呑み鉄たこちゃん的お勧めの船旅記念撮影スポット!
救命浮環(きゅうめいふかん):船名と船籍港が記載されていて一発で船の上とわかります!
稚内の街が離れていきます!
船内では「宗谷岬」の歌が流れていました!
港外に出ると左舷側に稚内の街やノシャップ岬を見ながら航行しました。
1等アイランドビューシートの両舷の窓側の席は窓に少し傾斜を付けて配置されていて景色が見やすくなっていました。
ノシャップ岬
せっかくの船旅なので売店でビールとお菓子を買いました!
ノシャップ岬を変針すると利尻島まで一直線です!
混雑なくのんびりとした船内
「アマポーラ宗谷」の船内は団体客がなく、混雑なくのんびりとした雰囲気でした。20年以上前に利尻礼文航路に乗ったときは混雑して殺伐とした船内だったので、同じ航路でもその時の状況で印象が変わるものですね。
エントランスの階段を上がってすぐの所に特別室が2部屋あります。1室2万円も追加なのでさすがに無理・・・
自由席として開放されている2等指定席、航海中にのぞいてみたらガラガラでした。中央の4人席では肘掛けを上げて寝ている人も!エコノミーフラット状態です。
ぶっちゃけ、こっちでも良かったかも?短距離の国際線でビジネスに乗ってエコノミーがガラガラだったような感覚?
甲板ベンチ席です。夏季はここも定員に含まれています。船内がガラガラでも最初から最後までここで過ごしている人もいました。20年以上前に乗ったときは船内は通路にまで人が座り込んでいて甲板のベンチ席も一杯でした。
そのうち売店が閉店していました。早めに買っておいて良かった!
利尻富士は見えるのか?
1等アイランドビューシートからは船首に利尻島が見えるのですが、肝心の利尻富士は山頂付近が雲で隠れていました。
利尻富士は良く見えなくても稚内行きの「ボレアース宗谷」が反航してくるのが見えました。特に案内はないので2等だったら気付かない可能性が大です。
呑み鉄たこちゃんは1等アイランドビューシートの最前列に座っていました!
この状態が正に「アイランドビューシート」
段々と利尻島が近付きますが、やはり利尻富士は山頂が雲に隠れていました。
「おい!その雲どっか行けよ!」
残念ながら利尻富士の山頂は見えないまま利尻島鴛泊港に入港!
入港スタンバイは船首の作業風景を見ながら過ごしました。1等アイランドビューシートの特権ですね。
2等がすいていたので2等でも良かったかも?という気持ちも少しありますが、1等アイランドビューシートの景色の良さは大満足でした。波が高い時は船首の席は揺れが大きいのでよくありませんが、穏やかな航海だったので快適でした。
利尻礼文航路を利用する際には1等アイランドビューシートへの課金を検討する価値はあると思います。(混雑がなく海上荒天の場合は船尾の2等じゅうたん席で横になるほうがいいです・・・)
鴛泊港は「海の駅おしどまり」
入港の汽笛が短音でなってから下船口へ行ったら乗客が少なかったからか、既に人影はまばらでした。
12時50分に到着したばかりの「アマポーラ宗谷」は次は20分後の13時10分に礼文島香深港向け出港です。本当に忙しいダイヤです。
出港をお見送りしました。
利尻空港から丘珠空港へ飛行機!
「アマポーラ宗谷」を見送った後はフェリーターミナルのレストランで遅い昼食を食べました。船内でお菓子(とビール)を食べた直後・・・。選んだのは醤油ラーメン880円。
「せっかく利尻まで来たんだから何か名物でも食べたら?」という声が聞こえてきそうですが、ウニが苦手なんです!高価なものが苦手、何と経済的な味覚なんでしょう!
「御船印」を集めている訳ではありませんが「アマポーラ宗谷」への乗船が目的だったので利尻島では何もせずに空港から飛行機で帰宅しました。20年以上前に来た時はちゃんと観光しましたから、もういいかなと。
フェリーターミナルからバスで利尻空港へはバスで移動。バスの時刻が飛行機と全く連絡していなくて本当に不便でした。
住民は誰かに送ってもらうし、宿に宿泊した人は送迎があるからバスのニーズが低い・・・離島でよくある話だと思います。
フェリーを下船してすぐにタクシーで空港へ行けば14時25分発のANA千歳行に乗れるのですが、離島のタクシーは「観光タクシー」へ出ていたら呼んでもすぐに来ないどころか断られるリスクがあるのでバスでも間に合う16時25分発のJAL丘珠行きにしました。空港での待ち時間が長い!(結果としてはフェリーターミナルにも空港にも暇そうに待機していました。)
空港のカウンターは2社共同で「呉越同舟」?青い方が目立っていて微妙な感じです。
空港からも利尻富士は良く見えませんでした!
今回乗った飛行機はATR42-600という飛行機で、後部の扉から乗降する珍しい飛行機でした。この機種は初めて乗りました。
機内は混雑なく快適でした。
前方に後ろ向きでボックス席になる席がありますが、混雑していないので誰も座っていない感じでした。
離陸!フェリーが着いた鴛泊の街を見ながら・・・
利尻富士が見えた!
船から、島からも、雲に隠れて見ることができなかった利尻富士!最後に飛行機から見ることができました。右側の席を指定して大成功!
天売島、焼尻島
石狩新港付近
丘珠空港へ到着!
フェリーと列車だと2時間+5時間で7時間以上かかる距離をわずか1時間で移動できる飛行機は凄い!
しかも景色が最高で遊覧飛行状態で大満足!
ところでこの機種は出口が後ろなんですけど、前の人から降りるのが暗黙の了解なのでしょうか?出口に近い後ろの人達から降りるのかと思いきや前の人達が一斉に通路に出て出口を目指してました・・・
丘珠空港を使うのは初めてですが、札幌駅からバスで30分700円と千歳よりかなり近いのですが、アクセスが北都交通のバスにほぼ限定される点に難がありました。松本からのFDAが先に着いていて飛行機2便の乗客を1台のバスで受けるのでほぼ満席で「密」
積雪がなければ地下鉄まで歩けなくはないし、ちょっと歩けば普通の路線バスも利用できるのではありますが・・・
千歳だと電車が混んでいるから1本待つとか、指定席を買うとか、その時の状況に合わせて快適に移動する選択肢があるので距離は離れていても千歳の方が便利に感じました。
まとめ:乗り物三昧の充実した寄り道
今回の経路です。
- 豊富7:18→稚内8:08 宗谷本線 普通列車
- 稚内11:10→鴛泊12:50 ハートランドフェリー「アマポーラ宗谷」
- フェリーターミナル14:10→空港14:28 宗谷バス
- 利尻空港16:25→丘珠空港17:15 JAL2884便
列車、フェリー、バス、飛行機と陸海空の乗り物を全て楽しんで寄り道しながら帰宅できました。特に観光はしていませんが、様々な乗り物を1日で楽しめて利尻富士も見えたので満足しています。