夫婦で呑み鉄!たこちゃんの旅ブログ

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快適なステート和洋室!東京九州フェリー「それいゆ」乗船記①(横須賀→新門司)

 

わざわざJR横須賀駅を経由?

呑み鉄たこちゃんは東京九州フェリー「それいゆ」に乗船!

横須賀港へ行く前に川崎で少し用事があったので川崎から横須賀までの移動方法に苦心しました。「そんなの京急で決定でしょ!」と言われそうですが、平日夜の帰宅のラッシュ時間帯で荷物もあるので快適に移動したい・・・

・品川からの京急の指定席「ウイング号」は川崎からは利用できない・・・

・普通列車のグリーン車は平日夜なので混雑してそう・・・川崎乗車はかなり不利?

 

結局、横浜まで座れないのを覚悟して東海道本線の普通列車に乗車しましたが・・・やはり満席でした!

感心したのがそんな状況でもグリーンアテンダントのお姉さんが改札に来てSuicaのグリーン券情報をチェックされました。きちんと料金を払って立っている人が残念な気持ちにならないよう、徹底した改札はむしろ大歓迎です。

横浜で横須賀線に乗り換えましたが、乗り換え時間が短くてとりあえず近くの一般車両に飛び乗ったら車内混雑でグリーン車まで移動困難、次の保土ヶ谷で一旦ホームに降りてグリーン車へ移動してやっと座ることができました!

川崎21:32→横浜21:40 東海道本線 平塚行き

横浜21:44→保土ヶ谷21:47 横須賀線 久里浜行き

川崎を出てからグリーン車に座るまで15分経過しています。横須賀着は22:28でした。

一方、もし京急を使っていた場合、

京急川崎21:33→横須賀中央22:07 京急 快特 三崎口行き

という事は、JRではなく京急にほぼ同じ時間帯の快特に乗れば座れない前提としても保土ヶ谷着の21:47からあと20分を我慢すれば横須賀中央にJRよりも20分早く着いていた。つまり、20分快適に過ごすためにJRE POINTのグリーン券600ポイントと京急よりも高い運賃(京急492円、JR736円)を消費した訳で、コスパという面では京急でもよかったのかな?とも思いました。

まあ、横須賀線の新型車両E235系のコンセント付きのグリーン車に初乗車できて、かつ 歴史的に名高いJR横須賀駅の駅舎を見ることができたのは良かったかも知れません。本当に階段がない駅でした!そう考えて納得するしかありません!

スカレーが迎えてくれました。

www.cocoyoko.net

東京九州フェリーのターミナルへは京急横須賀中央駅からは徒歩圏内ですが、JR横須賀駅からはやや遠いのでタクシーを利用しました。

 

船の撮影が困難な横須賀港ターミナル

ターミナルに到着してもインターネット予約で乗船券を印刷しておけば窓口に寄る必要が一切ありません。東京九州フェリーは新日本海フェリー同様でインターネット予約をしても割引が一切ない独自の方針なようですが、窓口に行かなくても良いという点だけはメリットであります。

周辺を散策。横須賀では船がフェンスで囲まれています。船の写真を撮るときはできれば船首側から撮りたいものですが、これが困難なんです。

因みに「ソーラス」とはSOLAS条約、「海上における人命の安全のための国際条約」のことでしょう。(何故カタカタ?英語できないのかな?)

www.mlit.go.jp

 

Youtube等で予習はしていたのですが、この先のフェンスのところから「それいゆ」の船名が見える筈なので撮影に行こうとしましたが・・・

この建物からおっさんが出てきて犬を追い払うように「シッ、シッ!」のポーズで排除されました。公共岸壁なので私有地という事はない筈ですし、どこにも立入禁止の表示や柵はなかったと思いますが・・・?フェリーの就航は港湾関係各所から反対されていたと聞きますのであちらさんも不愉快なのでしょう。

 

乗船!快適なステート和洋室

とまあ、追い払いの一件は東京九州フェリーさんには何ら関係も責任もない事なので気を取り直して乗船!

搭乗口や改札は人が多くて撮影を控えましたが、けっこうな利用がありました。

乗船券のQRコードが部屋の鍵にもなるのでターミナルで窓口に寄る必要がないばかりか、船内でも案内所に寄る必要がありません。乗船後に案内所で鍵を受け取る儀式がなくなったのは、便利なのですが、寂しい気もしますね。(個室を利用する際に鍵を受け取るのにちょっと優越感を感じたり・・・)

(右側出典:東京九州フェリー)

ただ、乗船券のQRコードを毎回開錠に使うと次第に紙が痛んでくるのでスマホに写真を撮って使うと便利だと思います。

部屋の全景から。

ベッドから先は一段高くなっていて、この先は日本に育って常識のある人なら土足禁止だと理解できる構造になっています。使い捨てのスリッパも用意されていました。

シャワー室が入らないようにパンフレットの写真風にもう1枚!

振り返ると扉なしのクローゼットです。

ベッド部分です。ベッドは公式サイトによると狭めの85cm幅なので子供と添い寝は厳しいと思います。シャワー室側のベッドはベッドメイクがしやすいようにか?壁と微妙な隙間があります。(新日本海フェリーの「らべんだあ」でも同様)

ナイトテーブルには船内電話と各種スイッチ類、コンセントがありました。

窓側にはソファーベッドが2つ並んでいて昼間はソファー、3,4人目が就寝するときに引き出せば寝床になります。

テレビや冷蔵庫側です。電気ケトル、お茶、湯呑、ドライヤー、冷蔵庫、ティッシュペーパー、船内のインフォメーション、リモコンが並んでいました。

冷蔵庫の中は空です。

エアコンのコントロールパネルです。

シャワールームです。トイレとシャワーの境がカーテンではなくドアなのが素晴らしいです。お湯が飛び跳ねるのを気にせずシャワーを使えるのでとても快適でした。便座クリーナーやシャンプー類が備え付けられていましたが、呑み鉄たこちゃんは持参するので使いませんでした。

トイレは新日本海フェリーグループが大好きなバキューム式でした。隣の部屋がトイレを使うと豪快な音が聞こえてきました。

今回はA期間の利用なので、基本運賃が1人12000円が2名分で24000円。ステート和洋室のルームチャージ料金が1室32000円なので合計して56000円。1人当たり28000円なので、基本運賃の2倍強、古い表現だと1等室以上、特等室と言っても遜色なく、特に割高感もなく適正な価格設定だと思います。

この部屋の定員は4人なのですが、適正な人数は2人だと思ってください。3、4人目は窓側のスペースにソファー兼マットを敷いて寝ることになるため就寝時に部屋がかなり手狭になります。2人は雑魚寝に近い環境です。子連れのファミリーならいいと思いますが、例えば高齢の両親と息子夫婦のような大人ばかりの4人利用はかなり狭いと覚悟が必要です。そのような場合、2人だけでステート和洋室を予約、残り2人はツーリストで予約しておけば支払い総額は同じ。寝るときだけは2人がツーリストの寝台を使って昼間はステートで一緒に団らんという感じで使う方が快適かと思います。

 

ちなみにツーリストの寝台の様子です。

2人向かい合わせで上下互い違いにベッドが並んでいます。呑み鉄たこちゃんはもしツーリストを利用するなら上段の方が好みです。

 

深夜の横須賀港を出港!

「それいゆ」は定刻23時45分、横須賀港を出港!

戦艦「三笠」が見えました。

地上職の方たちが並んでお見送り。そして、嫌々やらされてる感がなく懸命に手を振ってくれるのが嬉しいですね。

横須賀の街並みを眺めながら回頭!

東海汽船の「橘丸」を追いかけるように浦賀水道航路に入っていきました。

この日は北海道からの移動と川崎での用事で疲れていたので夜食のレストラン営業はパスして部屋でビールを飲んで早めに寝ることにしました。

 

次回へ続く

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