- 姉妹船の反航は遠かった!
- 外に出れる場所が少ないのが残念!
- 地域色豊かなレストランで昼食
- 午後は何もしない贅沢を!
- 夕食もレストランへ
- 「すいせん」は浦賀水道航路から横須賀港へ!
- まとめ:昼航海が長いので楽しい
姉妹船の反航は遠かった!
二度寝をして10時ごろ起床!
姉妹船との反航は10時12分頃と案内されていましたが、左舷側のはるか遠くでした。「すいせん」の方がかなり沖合を航行している感じでした。デラックスAのテラスから撮影、残念!
外に出れる場所が少ないのが残念!
天気は穏やかな感じでしたが、新日本海フェリー特有の傾向として乗客をデッキへ出してくれません。
デラックスやスイートのテラス以外で乗客が外に出ることができる場所はレストランの船尾側のわずかなスペースのみでした。
しかもわざわざハンドレールに近付けないよう、虎ロープで抑止されているので海を近くで眺めることができません。
何故なのか?と詳しく周囲を観察したところ・・・
デッキへ出る扉の付近に
ハンドレールが汚れているのが原因のようですね。
実際に見てみると煙突から出た煤がハンドレールに降っていました。
おそらく、この煤が衣服に付いたとかで揉め事が起きたので、なら近付けないようにしようという発想と推測します。「そんなの自己責任じゃん!」とも思いますが、悪質なクレーマーの影響で善良な乗客の楽しみが奪われるのかなぁ・・・?と感じました。
ここは激しく不満だったので4階両舷のデッキの一部や6階の煙突周辺の開放を検討してほしいですね。
気を取り直して限られたデッキから外の景色を!高速救助艇やドックランの周囲は船員さんの部屋があるせいか、立ち入りできません。
潮岬付近
以前、オーシャン東九フェリーに乗船したときよりも沖合を航行しているようです。
太平洋側は航行する船舶が多いので賑やかですね。
潮岬を過ぎると神子元島まで一直線にショートカットするのでかなりの沖合となり携帯の電波が繋がらなくなりました。
地域色豊かなレストランで昼食
お昼になりました。朝は持ち込んだパンで軽く済ませたのでレストラン利用はこの航海で昼が初めてでした。
メニューはオーダー制で、セットメニューが中心。東京九州フェリーのサイトにメニューが紹介されているので乗船前にじっくりと検討するのも良いかも知れません。
オーダーは席にある端末でセルフサービス。居酒屋や牛丼店みたいです。
お昼に選んだのは「はかた一番どり唐揚げ定食」1150円です。メニュー名に地域色が盛り込まれているのがいいですね。
ちなみにビールは注文するとすぐに運ばれてきたので食事と一緒に飲みたい場合は時間差で注文をするといいと思います。ビールは600円でした。
精算もセルフレジでした。クレジットカードや交通系ICカードも利用できました。
企画等の傾向でドライバーさん以外のメインターゲットを高齢者としていると推察しますが、タッチパネル注文やセルフレジって高齢者から苦情が来ないのか?心配でもあります。
午後は何もしない贅沢を!
昼食後から伊豆半島に近づく夕方までは何もしない贅沢な時間をすごしました。
お昼寝をしたり
船内をお散歩したり
お部屋でコーヒーを飲んだり・・・
日常の旅行ではまずない贅沢な時間でした。
夕方になると伊豆半島や神子元島が見えてきました!
残念ながら富士山は見えませんでした。
伊豆大島が近付いてきたのでデッキに出ましたが、右舷側にずっと人がいたので満足な写真が撮れませんでした。
夕食もレストランへ
黒潮松花堂御膳、2000円。ビールは600円。
昼食も夕食もレストランを利用しましたが、トラックドライバーさんの姿がありません。船内図をよく観察すると・・・
灰色の業務用区画がおそらくギャレー(調理室)でその周囲にレストランとグリルがあります。その左舷側にドライバー室として謎の区画があり、下の階から階段で繋がってます。おそらくここは「ドライバー専用の食堂」でしょう。一般のレストランよりも安価でボリュームのあるメニューが提供されて物流を支えるドライバーさん達がくつろいでいるのだと思います。
オーシャン東九フェリーとの大きな違いは通常のレストラン営業があること。航海中の船内で温かい食事や生ビールが飲めるのは大きな魅力です。また、トラックドライバーさんのレストランを分離しているせいか、静かな店内でした。また、日本海航路と比べて落ち着いた客層で喫食率も高いように感じました。
「すいせん」は浦賀水道航路から横須賀港へ!
(外の写真を撮っても夜なのでろくな写真が撮れませんでした・・・)
横須賀港に到着!
横須賀港のターミナル
変わった名前の高級パン屋さんの商品が!
SHKライン航路図!横須賀~苫小牧も企んでいるのかなぁ?
ターミナルを出て京急の横須賀中央駅までは歩いていきました。事前調査通り、横須賀港ではSOLASゲートに囲まれていて船の全景の撮影は困難でした。
まとめ:昼航海が長いので楽しい
新日本海フェリーの関西航路と似た深夜出港、夜到着のダイヤなので物流向けで一般旅客には利用しにくいと言われることが多いのですが、実際に乗船してみると朝起きてから下船までの時間が長く、景色を見たり昼寝をしたり、朝からお酒を飲んだりと非日常な船旅を楽しめます。夜出港、朝到着で利便性の高いフェリーとは違ったゆったりとした時間が満喫できました。
出港が深夜なので仕事が終わってからでも十分に間に合います。北海道からでも横須賀発なら仕事が終わってからの乗船が可能なので近いうちに試してみたいと思います。
首都圏から気軽に乗船できる大型フェリーとして旅の目的のひとつとして船旅を組み入れてはいかがでしょうか。