「ながまれ海峡号」乗車記② ~道の駅きこない、パスタとBBQに大満足!

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ストレスな筈の運転停車を見事に演出

上磯駅を発車するとすぐに矢不来信号所へ停車しました。ここでは他の列車を待機するために17分も停車します。ドアが開かない、駅ではない信号所での停車時間、本来ならストレスを感じる時間になるかと思いきや、津軽海峡と函館山の景色をのんびり眺める展望台として見事に演出!

ここでは普通列車を2本やり過ごしました。

1本目、木古内行き普通列車。

イカ釣り漁船で使う集魚灯を添乗員さんが見せてくれました。ちょっと退屈を感じているタイミングで回る点がさすが!

もう1本。函館行きの普通列車が通過!道南いさりび鉄道のキハ40は「道南の四季」をテーマに様々な色に塗装されており、国鉄色の塗装もありました。

矢不来信号所を発車!

茂辺地駅に17時11分着。9分停車しました。ここは木古内からの復路、バーベキューが提供される駅なのでとても楽しみ!貨物列車が通過する予定だったけど遅れているので先に発車したとの事でした。

車窓からは函館山と津軽海峡が綺麗に見えました。沖には函館行の津軽海峡フェリーも見えました。

渡島当別駅に運転停車。少し前に札沼線の石狩当別駅が当別駅に改称されましたが、「当別」の名が付いた駅がここにもあったのですね。

貨車を改造した釜谷駅を通過。

 

道の駅きこないでフリータイム

函館を出発して約2時間半!折り返しの木古内駅に17時53分に到着しました。

地元の皆さんからの歓迎!

添乗員さんから連れていかれるのが駅前にある道の駅!(駅前に道の駅があるのも珍しい?)

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「ながまれ海峡号」へは18時25分までに戻るように案内され、約30分の自由行動です。

道の駅でお土産を買ってもいいし、車内で塩パンや和牛コロッケを予約した場合はここで受け取りになります。

車内のトイレが和式しかないのでここでトイレに行くのが重要です!

お土産を買う習慣のない呑み鉄たこちゃんはどうみん割で頂いたクーポンが当日限りしか使えないので近くにあるドラッグストアーに行って日用品を買いました。

道南いさりび鉄道の木古内駅は無人駅なので改札はありません。「ながまれ海峡号」へは自由に戻れました。

 

木古内からの帰路は待望の食事

木古内駅では18時25分集合で発車が32分。

「ながまれ海峡号」の車内へ戻るとテーブルの上には待望の食事が用意されていました。ナポリタンのパスタとサラダ、塩パンです。呑み鉄たこちゃん世代だと、パスタというよりスパゲティーという方がしっくりくるかも知れませんね。

キンキンに冷えた車内販売のビール(500円)を再び購入しました。

木古内からバーベキューのある茂辺地駅までは38分間。パスタをビールとゆっくり食べている暇はありません。呑み鉄たこちゃん夫婦はお酒と一緒に食べるのでどうしても食べるのが遅くなりがちなんですが、周りのお客さん達はあっという間に食べてしまっている方が多いようでした。国内線の飛行機の機内食でもいつも遅くてお姉さんに迷惑をかけてしまうんです・・・。

道南いさりび鉄道グッズの車内販売もありました。グッズ販売が第三セクターの会社にとって貴重な収入源になるとの説明があり、日頃グッズやお土産品の類をほとんど買わない呑み鉄たこちゃんですが、応援したいという気持ちになり思わず購入しました。

1540円!

茂辺地駅へは19時10分着。行きに降りた反対側のホームにバーベキューの皆さんが居ました!

「ながまれ海峡号」の到着にあわせてバーベキューを焼き、車内で食べれるように目の前で弁当箱に詰めて渡してくれるんです!

焼きたて!新鮮!これは凄いぞ!

車内ではご飯ものとお茶も配られました。不思議だったのはなぜか鶏のから揚げが1つだけ入っていたこと。海鮮が苦手な人にも何か食べれるようにという配慮かしら?

いさりび焼き弁当のお品書きです。乗車する日によって内容が変わるそうです!

今宵のお品書き

〇海鮮焼き3品(上磯郡漁協ほか提供)

・おだやかな潮の流れが育んだ北斗名産ホッキ貝

・知内産 ホタテ、アオツブ

〇ごはんもの(大福「ふくふく」提供)

・北斗産ふっくりんこ・いなり寿司

・さっぱりおにぎり「赤小梅」

〇お口なおし

・珈琲大福 香ばしい香りとほのかな甘さが絶妙

後で大福が配られました。

呑み鉄たこちゃん夫婦は車内販売でさらにビールを購入。500円しますが、観光列車を応援したいし、車内で冷たいビールが買えるのならそれで満足!

 

車内消灯、函館の横夜景

茂辺地駅でいさりび焼き弁当を受け取って席へ戻ると各窓のところにキャンドルがセットされており、函館の夜景が良く見えるようにと発車後に車内の照明が暗くなりました。横夜景と呼ばれているそうです。

他の観光列車では働く人達の人件費や暗くなると景色が見えなくなるので夕方までに帰着するケースがほとんどなのですが、「ながまれ海峡号」はあえて夜景を見せるために暗くなる時間帯に運転しているのでしょうね。(なので当日中に札幌行の特急や羽田行の飛行機に乗り継げず、函館周辺宿泊が必須となります。)

しかし、ここはのんびりしている暇がありません。茂辺地駅を19時36分に発車して函館駅には20時02分着。26分間でいさりび焼き弁当を完食しなければなりません。呑み鉄たこちゃん夫婦は「ごはんもの」のパックは最初から車内で食べずにホテルへ持ち帰って食べることに決めていました。
暗くなった照明は数分で再び点灯されアンケートの記入があり、充実した4時間の観光列車の旅を終えて函館駅へ到着しました。

降りるときは乗客みんなが笑顔になっていました!

 

最後に、頑張れ道南いさりび鉄道!

呑み鉄たこちゃんは特急「はつかり」や「白鳥」、「トワイライトエクスプレス」、「北斗星」、「カシオペア」、急行「はまなす」、快速「海峡」と現在は道南いさりび鉄道の路線である区間をJR線の時代に何度も通りましたが、単なる通過であり、沿線の美しい景色をじっくりと眺めたのは実は今回が初めてでした。

北海道新幹線開業で生じた並行在来線問題。全国の整備新幹線でも赤字必至な在来線の経営を地元に押し付けられ苦労しているのが現実です。「ながまれ海峡号」に乗ると貨物列車が多く運転されており、旅客列車は貨物の合間?北海道と本州を結ぶ物流にとって重要な路線であることに嫌でも気付きます。この鉄路を無くすわけにはいかない!会社と地域が何とかして鉄路を残したい、盛り上げていきたいという強い意志を感じました。

豪華な車両はなくても観光列車はできる!既存の車両であっても工夫したら十分に楽しめました。観光列車がなければ呑み鉄たこちゃんが道南いさりび鉄道にわざわざ乗りに来ることはなかったし、沿線の地域に関心を示す事もなかったでしょう。並行在来線の第三セクター会社にとって観光列車は興味を持ってもらうための広告塔としての役割を果たしていると実感した列車でした。

道南いさりび鉄道と地域が「ながまれ海峡号」をきっかけに益々発展することを期待しています。

 

最後に観光列車が大好きな呑み鉄たこちゃんが思った落書きを・・・

・函館乗車直後に提供されるのが甘いものなので、車内でお酒を楽しみたい場合、木古内までの往路が空腹で長く感じました。ダイヤの制約があるのだと思いますが、食事が出る復路の時間にもう少し余裕が欲しいです。

・切符のような記念乗車証や乗車記念スタンプがあれば嬉しいです。

・土曜日の東京発朝一の新幹線に木古内で接続して函館まで片道乗車の観光列車はどうでしょうか?普通列車に増結して軽いランチを提供とか?