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日本の田舎の風景、飯山線
列車名の「おいこっと」はなんじゃそら?と思うネーミングですが、東京をアルファベット表記(TOKYO)して、逆から読んで「OYKOT」=「おいこっと」だそうです。田舎は東京の逆?よく考えましたねえ。
十日町を発車すると早速’おいこっとあてんだんと’さんより、乗車記念のしおりと飯山駅のお店紹介のチラシを受け取りました。
録音された車内放送の音声は地元出身の故常田富士男さん、まんが日本昔ばなしの声優の方で、同じく地元出身の故高野辰之さん作詞の「故郷」(うさぎおいしかのやま~)の車内チャイムで、ほっこりとした懐かしい雰囲気に包まれました。
呑み鉄たこちゃんは飯山線に乗るのは初めてなんですが、日本のどこにでもあるような美しい田舎の風景が続き、初めてなのになぜか懐かしい気分になりました。
森宮野原駅で下車散策
快速といいつつ、「おいこっと」はドア扱いのない通過駅にも全て一旦停車しながら進んで行きました。十日町から約30分で森宮野原に到着、19分の停車時間がありました。
ここは積雪で有名なようです。7m85cmを記録したそうです。
駅舎です。
撮影していませんが、駅前にスーパーがありました。「おいこっと」の乗客でお弁当を買っていた方もいました!呑み鉄たこちゃんもお惣菜とか買おうかと思いましたが、家族向きなのか?大きなパックしかなかったので買いませんでした。アルコールの販売はありませんでした。
早めに列車に戻ってきて車内販売で買ったビールを楽しみました!車内販売に呑み鉄たこちゃんお気に入りのプレモルがあるのに感動!
(じゃがりこの向こうに写っている建物が駅前のスーパーです。)
車内販売があるだけで、観光列車の旅が100倍楽しくなると思います。なので呑み鉄たこちゃんはできるだけ車内販売を利用するように努めています。
車内販売が普通にあった時代には感じなかった事ですが、冷たいビールが車内で買えるってとても贅沢な事だと思います!
ただし、食べ物については他のJR東日本の車内販売同様、お弁当やサンドイッチ等の販売はありませんでした。
再び懐かしい景色の中を走行!
’おいこっとあてんだんと’さんが記念写真ボードを持って撮影に回ってくれました。
戸狩野沢温泉に停車。道祖神。
夕暮れの景色の中を快走!
降りる前に記念スタンプを押しました。長野支社の他の観光列車と共通の台紙で全て押さないと見栄えが悪く、この点は残念な気がしました。
終点まで乗らず、飯山駅で下車
16時58分、飯山到着!すっかり暗くなっていました。
25分の停車時間があり、駅ナカでの買い物や散歩が楽しめるのですが、呑み鉄たこちゃんは北陸新幹線に乗り換えるためここで下車しました。
長野で乗り換えても金額や乗り換える新幹線の時間は同じだったのですが、呑み鉄たこちゃんはふるさと納税で何度も飯山市に寄付していたので一度来てみたかったのです!
本当に美味しいお米を返礼品として頂いていたので宿泊してお金を落として恩返しをしたいのですが、今回は夕食用の「笹寿司」を買っただけ、感染症が終息してからまた来たいと思います。
飯山駅はみどりの窓口が閉鎖されていました。新幹線の駅なのにみどりの窓口がなくなるなんて驚きです。
西でも東でも窓口合理化は急速に進んでいますね。(話せる指定席券売機ではサンライズツイン10時打ちは絶望?)
下りでは開催される「おいこっとマルシェ」は閉店。
「おいこっと」は特に「これ!」というものはないのですが、乗っていてのんびり楽しい雰囲気になれる列車だと感じました。何もないけど、田舎のローカル線の乗り鉄を楽しめます。
乗車した日に車内が混雑しておらず、車内販売が乗務していて冷たいビールを買うことができたのもよい印象でした。
「おいこっと」の目的である飯山線の活性化に繋がることを期待しています。
はくたか号グランクラス乗車記へ続く