「ながまれ海峡号」乗車記①~日本一貧乏な観光列車はどんな列車?

「ながまれ海峡号」とは?

北海道新幹線開業によりJR北海道から経営分離された江差線を引き継いだ道南いさりび鉄道が運転する観光列車ですが、旅行会社の日本旅行さんが企画する貸切の団体旅行という位置付けです。観光資源や車窓に恵まれている北海道なのですが、道内で食事付きの観光列車で定期的に運転されている唯一の列車ともいえます。2022年は5~10月、月に2回程度、土曜日に運転されます。

函館15:50→木古内折り返し→函館20:02

限られた予算のなかで工夫して造られたので「日本一貧乏な観光列車」と呼ばれています。

呑み鉄たこちゃんは約4時間、「ながまれ海峡号」の旅を体験して来ました!

 

予約から受け付けまで

「ながまれ海峡号」は日本旅行の団体旅行という商品なので道南いさりび鉄道では販売していません。日本旅行の店頭かネット予約で申し込むことになります。 

www.shr-isaribi.jp

www.nta.co.jp

呑み鉄たこちゃんはどうみん割の対象となる、北海道オプショナルツアーズ(株)さんから申し込みました。日本旅行と同じ建物にあるので関連会社なのだと思います。日本旅行の予約サイトからはどうみん割が適用されません。

どうみん割で、本来海側ボックス席が2人参加で1人12800円のところ、5000円引きで且つほっかいどう応援クーポンが2000円付いていたため実質1人5800円で利用できました! 

特筆すべきは絶妙な旅行代金の設定!

2人以上ならボックス席に相席なしで人数によって旅行代金が区別されています。人気の海側ボックス席は1人1000円増し。お1人さまでもロングシートなら予約可能と、旅行会社の企画ならではの、公平且つきめ細かい旅行料金の設定で安心して乗車できました。このご時世、飲食を伴う観光列車のボックス席で相席なんて誰だって嫌でしょうからね!(JR北海道の「花たびそうや」もこういう販売方法を検討して欲しい?)

自宅にクーポンが送られてくることはなく、乗車当日は30分前の15時20分に函館駅の道南いさりび鉄道の自動券売機前で日本旅行の添乗員さんが受け付けを行っていました。

・案内冊子とほっかいどう応援クーポンを渡され、クーポンは当日中に使う必要がある。

・車内は和式トイレしかないので不安ならいまのうちに。

・飲食物の持ち込みをしても構わないので必要なら買っておくように。

ときめ細かい説明がありました。

15時35分に再度集合。添乗員さんの案内で団体用改札口から入場しました。改札口はJRの駅員さんでしたが、「行ってらっしゃいませ」と他社の観光列車ではありますが、気持ちよい接客で送り出してくれました。

 

手作り感一杯の「ながまれ海峡号」の車内に感動

函館駅2番線に停車している「ながまれ海峡号」にいよいよ乗車!

電光掲示板には「団体」と表示。これはちょっと寂しいかも?

せめて「ながまれ海峡号 15:50 函館」 とかにできないかなぁと。

道南いさりび鉄道ではなくJR北海道の駅なので電光掲示板の演出は難しいのかも知れませんね。

乗車して全景を撮影。基本的にはキハ40そのままです。

ロングシート。多くの鉄道ファンに忌み嫌われるロングシートですが、テーブルが付いてこれを1人で使えるなら悪くないかも?他の観光列車のカウンター席より広いし。

安定のボックス席。国鉄の頃と同じ青いモケットの座席が素敵?「ながまれ海峡号」として運転される時はテーブルとヘッドレストを装着していますが、通常の列車として運転されるときは付いていません。

テーブルの上にはクッキーが用意されていました。呑み鉄たこちゃん夫婦は甘いものはあまり食べないのと事前の調査で今後出てくる料理でお腹一杯になって苦しくなる予感がしたので手を付けずにお持ち帰りとしました。

続いて巷で評判の手作りの飾り付け!秋をイメージしたそうです。

北斗市のゆるキャラ ずーしーほっきー

業務用スペースと客席を区切るカーテン代わりの大漁旗

他にも大漁旗が!

 

「ながまれ海峡号」発車!

「ながまれ海峡号」は定刻通り15時50分に函館駅を発車!

受付時に配布された冊子類と、乗車後に配られたアルコール除菌シートです。除菌シートは持ち歩いていますが、配られると嬉しいし、好感度アップ!

最初の見所は右側!道南いさりび鉄道の皆さまからのお見送りです。

函館駅周辺は貨物列車や機関車が沢山止まっていました!物流の拠点って感じがしますね。

進行方向左側、函館水産高校の近くを減速して通過!船舶で使う国際信号旗「UW2」が掲揚されていました。(貴船の入港を歓迎する=ようこその意)

車内では函館水産高校からひまわりの種がプレゼントされました。

久根別駅で運転停車。貨物列車が通過していきました。

「ながまれ海峡号」と同じデザインの駅舎がある清川口駅を減速して通過!

続いて上磯駅に16時24分着。ドアが開き16分間の停車時間があり、地元商店街の皆さまによるホームでの立ち売りが行われました。

ずーしーほっき―の記念写真コーナーがありました。同じポーズで記念写真を撮ってみてはいかがでしょうか?

呑み鉄たこちゃんは上磯駅の立ち売りで「ホッキしゅうまい」を買って車内で食べようと楽しみにしていましたが、残念ながら販売していませんでした。せっかく立ち売りに来て頂いているので少しでもお金を使いたかったのですが、甘いものばかりで購入を断念!ぶっちゃけ1つ数百円の商品を販売しても儲けにならないのは明白なのですが、商店街の仕事をやりくりして駅での販売を行っているそうです。観光列車の乗客に喜んでもらい、道南いさりび鉄道を盛り上げようと活動して頂けるのは感謝でしかありません。

上磯駅発車後、車内販売でビールを買いました。クラシック350缶に小さなピーナッツとプラコップが付いて500円。割高ですが観光列車を応援したいのであえて持ち込まずに車内で買いました。キンキンに冷えていて美味い!

函館発車時にはクッキーが用意されているのですが、呑み鉄たこちゃん夫婦は甘いものは食べないので函館を出てから何も食べていないのが寂しかった・・・

動いている列車内で美味しいビールを口にしてやっと本格的に観光列車の旅が始まった感じです。

 

次回へ続く

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