この記事の続きです。
大島は寝過ごし、利島で起床
「さるびあ丸」の運航ダイヤはこちら!
横浜出港後、翌朝6時に大島へ着き、利島→新島→式根島→神津島まで行き、再度→式根島→新島→利島→大島→横浜→東京と戻ります。
1日に11回もの入港、出港を繰り返す、とても忙しい航路だと思います。
呑み鉄たこちゃんが起床したのは大島を少し過ぎてから、利島の入港を眺めました。就航率が低いとされる利島にもこの日は無事に接岸できました!
閑散とした船内を見学!
大島で多くの人が下船したため船内は閑散とした雰囲気となり、また航海中に使用済みの客室の清掃が行われているので他の客室の様子を見ることができました。
まずは客室の紹介から!
①2等和室
昔ながらの大部屋雑魚寝の船室ですが、頭の部分に仕切りがあるので少しだけ気まずさを軽減できます。枕はありますが、毛布は有料です。
②2等椅子席
旧さるびあ丸では椅子席が不人気だったのですが、かなりグレードアップされているので知らない人と雑魚寝するよりこっちの方がいいかも?
椅子席の端っこに4人区画を発見!4人で乗れば最高に快適そうです!
③特2等
2段ベッドが並ぶ船らしい寝台ですが、上段ベッドへはハシゴではなく階段になって昇降しやすくなったと思います。
旧さるびあ丸ではベッドマットではなくカーペット敷きで固い寝床だったのですが、普通のマットになったので寝心地がかなりよくなったと思います。
④1等
東海汽船で最も不思議な客室が1等です。ゆったりした雑魚寝部屋という感じですが、これなら特2等の方が快適だと思います。相部屋でなく貸し切りで使えるなら別だと思いますけど。
納涼船の個室宴会場として必要なのでしょうが令和の現代になってこのクラスが残っているのが不思議?な印象です。
特1等は帰りに実際に利用したので後で詳しく紹介します。
さるびあ丸パブリックスペース紹介
続いて公共スペースです。
①案内所
携帯電話が通じない海域でも100円公衆電話があるので安心ですね。乗船記念のスタンプや船内のパンフレットもありましたよ。
②冷蔵ロッカー&コインロッカー
便利だと思うのが冷蔵ロッカー!冷蔵物のお土産や船内で飲食するものを冷やしておくことができます。1回200円で当たり前ですが1度開けたらリセットされます。
冷蔵ではない普通のコインロッカーも完備しているので個室でないお部屋を利用する場合、手元に不要な荷物も安心です。こちらは1回300円でした。
③手荷物置場
コインロッカーに入らない大きな荷物や貴重品はないから鍵付きでなくてもいい場合は無料の手荷物置場がありました。
旧さるびあ丸では公共スペースに釣り具とかを放置する光景が目につきましたが、これですっきりしますね。
④シャワールーム
公共のシャワールームです。100円で3分利用できます。シャワールームの外の洗面所にドライヤーがありました。
⑤自動販売機コーナー&給湯器
アルコールの自販機は免許証を入れないと買えません。350ミリのビールが260円、500ミリのビールが320円でした。コンビニよりも少し高い印象ですが、船舶への積み込みの手間を考えたら許容範囲ではないでしょうか?
呑み鉄たこちゃんは数十円のためにわざわざ重い缶ビールを外から持ち込んだりせず、船会社さんを応援する意味も込めてできるだけ船内を利用するように心掛けています。
⑥エレベーター
⑦映えスポット?
船内には色々な場所で記念写真スポットのような所がありました。
尚、レストランは帰りに利用したので後で詳しく紹介します!
新島の桟橋はやや荒れていた?
乗船前は穏やかな波予報でしたが、いざ乗ってると白波がたつ程度のやや波の高い状態でした。新島では波をかぶりながらの接岸でした!この程度は日常茶飯事?
タラップがかかって乗客が下船。
背後に船のクレーンでコンテナの荷役開始!
ピンクのコンテナは郵便なのか?どの島でも優先的に扱われているみたいです。荷物の出し入れをしたらまた船に積まれていました。
コンテナを運ぶフォークリフトの運転技術が凄い!
フォークにコンテナに上がる作業員を乗せたり・・・
誘導なしでトラックの荷台ぴったりでコンテナを積み込み!
式根島
新島を出港するとすぐに隣の式根島です。式根島も白波立つなかでの接岸となりました。
アジマス推進器で強力に桟橋に寄っていきました。
無事に接岸してタラップがかかりました。
新島同様、迅速な荷役を終えて神津島向け出港!
神津島、着発で折り返し?
東京から12時間、10時に最終の島、神津島に到着しました。
竹芝桟橋を後から出港した「橘丸」ははるかに遠い八丈島へ9時前に着いてしまうので時間的には八丈島より遠いのかも知れません。
「さるびあ丸」は寄港する島が多いだけでなく、大島到着が早朝になりすぎないように深夜にエンジンを止めて時間調整しているので時間がかかるのです。
神津島の港は前浜港と多幸湾(たこうわん)の2つがあり、当日の気象状況によって使う港が決まります。
前浜港は街の中心にある港で呑み鉄たこちゃんは港の売店で買いたいものがあったので多幸湾じゃなくてよかったと思いました。多幸湾は景色が素敵なんですけどね。
下船してすぐに帰りの乗船券を買って上り便に乗船しました。島の滞在時間はたったの30分でした。
ただでさえ短い滞在時間でしたが、この日は下田行きの「フェリーあぜりあ」が条件付き運航になったため、確実に就航する「さるびあ丸」に乗ろうとする人で切符売場が混雑していてほとんど何もできませんでした。
神津島で買ったものはこれ!
漁協の売店で焼きのりを買いました。前回買ったときにとても美味しかったので。これを買うために神津島着発で「さるびあ丸」に乗船した?
次回へ続く