東海汽船さるびあ丸乗船記④~特1等を徹底紹介

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滞在30分で再乗船、乗り継ぎの乗船券

神津島滞在わずか30分で再度「さるびあ丸」に乗船しました!乗船券を買うのに時間がかかったので急いで桟橋へ行きましたが、まだ乗船の列があり、始まった直後な感じでした。

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神津島で昼食を食べて下田行きの「フェリーあぜりあ」への乗り換えも考えたのですが、「さるびあ丸」から大島でジェット船に乗り換えると北海道へ当日中の帰宅が可能になるんです。

・神津島10:30→大島14:10 さるびあ丸

・大島15:30→伊東16:05 ジェット船

大島から東京行きジェット船でも北海道へ帰宅可能ですが、東京行きは混雑、「密」になるような気がしたので乗船時間が短い伊東を選択しました。

 

そして何と、乗り継ぎであっても株主乗船割引券は1枚で良いのです!

乗船券は2枚ですが、右側の乗船名簿の部分は1回目の船で記入したら乗り継ぎのジェット船では記入不要でした。

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元々離島間の運賃は安めの設定なのですが、それに35%引きの株割で神津島~大島間の特1等がたったの2310円に。昼間の航海なので個室の利用は少ないようですが、それでも3時間40分も乗船するので個室は快適です。

 

特等よりも快適かも?特1等のお部屋

特1等は旧さるびあ丸と比べて設備が大幅に向上しています。

まずはドアを開けたときの全景から!

右手の扉はトイレ、その向こうに洗面台、左手の扉はシャワールームで、何とシャワーとトイレがセパレート仕様なんです!特等は同じだったのに。

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その理由はこちら!

東海汽船の公式サイトの部屋案内に、「混雑している際は相部屋となる可能性があります。」とあり、部屋数も旧さるびあ丸では12室だったのが6室と少なくなっています。

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(出典:東海汽船)

令和の時代に誕生した、相部屋前提の上等級船室なんです!

 

手前の水回りスペースは土足、奥の居住スペースは靴を脱いで上がるよう、段差が設けられています。この段差が(日本人なら)誰の目にもこの先が土足禁止であることを知らせてくれます。バリアフリーとかの事情があるのかも知れませんが特等もこうすればよかったのに!と強く思います。

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窓側の居住スペースです。パンフレットや書籍での部屋紹介は概ねこんな写真が多いですね。公式サイトの写真ではロッカーの上は時計なのですが、テレビ側を撮影しました。テレビに照明が反射しているのが写真として失敗?

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カーペット敷きの団らんスペースに2段ベッドが備わっています。テレビの位置が高いのですが、設置する場所にすごく苦労したのが伝わってきそうです。窓側にあるテーブルと座布団は移動できるので手前の青いカーペットの辺りに持ってきたほうが広く座れます。

 

2段ベッドです。ベッドはカーテンで仕切ることができます。

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それぞれのベッドに照明とコンセント、網棚(スマホ入れ?)、小物を吊り下げるフックが設置されています。

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ベッドのシーツは2枚重ね?でマットを覆ったシーツの上からベッドの幅に合わせたシーツを置くような感じでセットされていて、上だけ交換するようにして短時間に効率的にできるように工夫されていました。

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寝台列車やフェリーの2段ベッドで嫌われる上段ベッドへは安全に昇降できるようにハシゴではなく階段になっています。この秘密基地感!子どもさんは喜んで上段に寝そうですね。

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1人1人に鍵付きのロッカーが!ハンガー2本とバスタオル、浴衣、使い捨てスリッパが入っていました。相部屋になった時でも鍵付きロッカーがあるので安心です。

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続いて、土足エリアの水回りを紹介します。

トイレです。

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トイレは真空式を採用しており、異物が配管に詰まると全てのトイレが使用できなくなるという恐ろしいことになるようです。真空式トイレは節水ができるからか?一時期多くのフェリーで流行っていましたが、デメリットが強烈すぎて最近の新造船ではあまり見なくなりました。トイレにタオルやパンツを流すという行為は信じ難いのですが・・・利用者のマナーを信じたいものですね。

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シャワールームです。手前が脱衣スペースで棚があり、奥がシャワーです。バスマットは1枚のみでした。共同のシャワールームが部屋のなかにある印象でした。

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シャワーとトイレに驚きの工夫が!

使用中に扉を閉鎖した状態で鍵を掛けると使用中のランプが点灯しました!凄いけど、電球交換や鍵と連動したスイッチの接触不良とか現場のメンテナンスが大変そうな気がしました。

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洗面台です。ドライヤーがありました。

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洗面台の下に空の冷蔵庫、電気ケトル、特等と同じ「SEVEN ISLANDS」のアメニティーセット、紙コップ、お茶の用意がありました。

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呑み鉄たこちゃんは絶対に使いませんが、共用スリッパが4人分ありました。

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以上、特1等をどこよりも詳しく紹介しました。特等の情報はよく見かけますが、特1等は謎が多い・・・?

昼間の短時間でしか使っていませんが、シャワーとトイレが別で、靴を脱いで小上がりで団らんできるので2段ベッドさえ気にならなければ特等よりも快適!だと思いました。東京発の夜行便でも相部屋にならないのであればむしろ特1等に乗りたいとさえ思います!

 

最後に特1等を語るうえで避けてはならない「相部屋」について考えます。

特1等は混雑時に相部屋になった場合のことを想定して考え抜かれた設計になっていますが、仮にコロナ禍がなかったとしても令和の時代に個室で相部屋という時代ではなく、特1等で相部屋になることを求める人はいないと考えます。

離島航路では野母商船や十島村や折田汽船が貸切方式です。「フェリー屋久島2」の折田汽船さんの2等と1等が通常の運賃制度、特別室が個室貸切料金と設定、とても考えられた運賃料金だと思います。

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多くの人が思っていることをハッキリ言います!

相部屋になった場合の事を考えるよりも、相部屋にならないよう、部屋ごと販売して欲しいです!

 

船社さんにも考え方や方針があるのだと思いますが、特にコロナ禍ということもあり、個室の相部屋をなくして貸切制にした方が「安心・安全」で客の満足度は高く増収にもなると思いますが、皆さまはどうお考えでしょうか?

 

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次回へ続く

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