JR松山駅から出発!
旅の出発は松山駅。
松山駅の改札口は自動改札ではありません。なんだか懐かしい駅の雰囲気ですね。
呑み鉄たこちゃんは今回「伊予灘ものがたり」に「大洲編」と「双海編」に往復乗車することにしました。
行きの「大洲編」では食事なし、帰りの「双海編」では食事予約券で昼食を手配しました。
- 「大洲編」松山8:26発→伊予大洲10:27着
- 「双海編」伊予大洲10:56発→松山13:11着
こういう観光列車でよくあるのが、食事と景色、イベントが忙しくて食事がゆっくり食べれないという悩み?があり、どうせ松山に戻ってくるなら往復乗って行きは景色やイベントを楽しみ、帰りは食事に集中しようという作戦です。
「伊予灘ものがたり」では食事なしでも乗車できるのでこういう乗り方もできるんです。
「伊予灘ものがたり大洲編」は岡山行の特急列車が発車したあとミュージックホーンを鳴らしながら1番線に入線してきました。
写真は後で撮影したものですが乗車前に検温とお姉さんから手を消毒するよう指示がありました。この消毒装置、手でボタンを押す必要がなく、足でペダルを踏んだら消毒液が出てくる優れものです。
世間で消毒しろしろって言われますが、ボタンを手で押すのって気になりますからね。
行きの「大洲編」は1号車茜の章の海側のカウンター席を予約しました。1号車は和風の空間です。
指定された席に座るとテーブルの上にアクリル板が取り付けられており、名前と電話番号を書く用紙と紙製のマスクケースが置かれていました。
追跡用紙は後で回収されました。使い捨ての紙製マスクケース、これは逸品だと思いました。売ってもいいのでは?
松山駅発車時にはホームから駅員さん、納入の業者さん、松山運転所の社員の方など多くの方が手を振って見送ってくれました。始まりから楽しい気持ちになりました。
(写真は取り損ねました。)
朝からビールとじゃこ天を!
松山駅を発車すると利用者はさほど多くない様子。ただ、マルスで販売しているので詰まっているところは詰まっているし、空いているところは空いている。
マルスで発売時に席が確定されるから仕方がないと言えば仕方がないんですよね。予約時には席の指定は出来ず、予約人数に合わせて鉄道会社側で全体の利益を考えて指定する方法もありますが、どちらも一長一短です。
感染症の影響を考え、ソーシャルディスタンス確保のため、お姉さんに断って席を移動したら後からすぐ隣にわざわざ移動してきた人がいたので元の場所へ戻りました。これトナラーという種類の人?(せっかく席を消毒したのに・・・!)
朝食は食べた後でしたが、車内で何も呑まないのは寂しいので生ビールとじゃこ天を注文。生ビールは700円と少々値が張ります。じゃこ天がちゃんとした食器に盛られているのに感動です。
下灘駅では定番の撮影タイム
途中の下灘駅では停車時間があります。「伊予灘ものがたり」といえばこの駅の景色が有名だと思います。正規の停車駅(客扱いをするという意味で)ではありませんが、ドアが開くので外に出ることができます。
電柱にある平仮名の「しもなだ」の駅名の札が昭和な雰囲気ですが、最近復元されたものだそうです。
ここではほぼ全員が下車、撮影タイムになり、お姉さんが積極的にシャッターを押してくれます。
カップルで座ったらベンチが傾斜しているのでくっつくというベンチもありますが、あるテレビ番組で「くだらない」と言われたせいか?誰も座っていませんでした。
美しい海、川、田んぼの景色
車窓からは伊予灘の海だけでなく、川や田んぼの景色も楽しめました。
そうそう、車内ではJAバンクえひめ様からお米2合のプレゼントがありました。たった1000円の普通列車用グリーン券でこんなお土産まで頂けるなんて!
五郎駅では地域の方のおもてなし
「伊予灘ものがたり」の魅力は地域の方がJR四国と一緒に盛り上げていこうという気持ちが凄い点なようです。
有名な五郎駅のたぬき駅長だけでなく、本当に多くの地域の方たちが通過する列車へ手を振ってくれます。保育園やテニスコート、車で並走した人たちまで。列車に乗っている身としては本当に嬉しく旅を盛り上げてくれ、感謝でしかありません。
この先は誰も触れない部分だと思いますが、どうしても気になったので書いてみます。
このおもてなし、地域の負担になっていないのかが心配です。(例えば当番が決められていて用事があっても土日は外出しにくいとか・・・)
乗る側から見たら1回ですが「伊予灘ものがたり」は主に土休日、1日2往復あり、運転される日には1日4回もの歓迎を行っている訳です。
車内では地域の方へのメッセージカードが配られ、乗客からの感謝のメッセージが届けられるとの事です。
あっという間の2時間、伊予大洲駅に到着
五郎駅を過ぎるとすぐに伊予大洲到着です。
到着前には大洲市からの観光パンフレットを頂き、車内のテーブルに置いているメニューをお姉さんが回収していきました。消毒なのか、盗難防止なのかは謎ですが。
「伊予灘ものがたり大洲編」での2時間はあっという間に過ぎました。ビールをもう少し呑みたい気もしましたが、帰りの「双海編」もあるので物足りない程度で我慢して伊予大洲駅で下車しました。
JR四国 観光列車「伊予灘ものがたり大洲編&双海編」乗車記③~双海編で呑み鉄へ続く