JR東日本 快速「海里」とは?
観光列車へ久々に乗車してきました!
乗ったのは新潟~酒田間で2019年より「きらきらうえつ」に代わって運転が開始されたJR東日本の快速「海里」(JR東日本では「観光列車」ではなく「のってたのしい列車」と呼ぶようです。)
快速「海里」は主に週末や連休に新潟~酒田間で運転されており、
- 新潟10:12→酒田13:20
- 酒田15:00→新潟18:31
が基本ダイヤですが、冬季や一部期間は景勝地での長時間停車(桑川駅)や減速運転(笹川流れ)を行わない期間があり、所要時間が短くなる日があります。
せっかっくの観光列車なので、ゆっくりできる通常ダイヤの期間に乗りたいものですね。
快速「海里」の基本的な情報は下記リンクを参照してください。
時刻や運転日などは個人ブログよりも公式サイトを調べていただく方が信頼できると考えます。
新潟駅は改装工事中!国鉄の雰囲気を残す駅舎
旅の始まりは新潟駅です。新潟駅万代口の駅舎は国鉄時代の大きな駅の雰囲気が残っています。
呑み鉄たこちゃんが子供の頃を過ごした街の駅を思い出すような懐かしい雰囲気ですが、現在改装工事中でこの駅舎もあとわずかのようです。
車内で買える予約制のお弁当の予約を、申し込み期限を勘違いして予約し損ねたので万代口の駅弁屋さんで買ってから乗車しました。
今回は「青春18きっぷ」期間中なのでこれを利用して乗車します。新潟~酒田間だけでも乗車券が3080円するところ、「青春18 きっぷ」なら1回分2410円で済むだけでなく、酒田からは新庄、仙台へ乗り継げるので乗り鉄の定番コースでもあります。
「青春18きっぷ」は自動改札機を利用できないので新潟駅万代口の改札で日付のスタンプを押してもらって入場しました。万代口の改札口は改装工事のため仮改札口に移転するとのお知らせがあり、この乗車が多分最後の利用となると思います。
ホームへは早めに到着して入線を見ようと思ったのですが、すでに「海里」は入線していました。ピカピカの車体がカッコいい!
「海里の旅へご案内します。」の放送のあと10:01頃、ドアが開きました。
快速「海里」の車内・座席を紹介!
まだ新車の香りが残る車内へいよいよ乗車!
①1号車、リクライニングシート指定席
前後の席の間隔がゆったりとしたリクライニングシートです。特急列車の指定席よりも広くて快適で、これで快速列車の指定席券840円で乗れるのは凄い!座席がわずかに窓の方に傾けてセットされているので景色を見やすいとの事です。座席ごとのコンセントはありません。
海側がA席、山側がD席で、当然ながら海側のA席が人気です。酒田側が1番、新潟側が8番です。
車端に1人席が2つあります。1人旅でも隣が絶対来ない素晴らしい席ですが、なかなか予約できません。予約方法は後(乗車記③)でお教えします。
運転席後方には展望スペースがあります。長居させないようにか、椅子はありません。小さな子供も展望を楽しめるように足元が踏み台のように少し高くなっています。
②2号車、コンパートメント
今回、呑み鉄たこちゃんは2号車に乗車しました。
最初に最も大切な点です。コンパートメントごとの販売でなく1席ずつ販売するため、知らない人と相席になる可能性があるのが大きな欠点です。
山側の窓側が通路、4人1組の向い合せのコンパートメント席が8区画並びます。4人といいながら6人でも座れそうです。中央に大きなテーブルがあり、真ん中に仕切りがあり、かなりの存在感?
通路の光景を見ると、いまはなき開放型B寝台車の雰囲気です。(通路に補助椅子があったら楽しいのに!)
酒田側が1番から始まり、新潟側が8番です。コンパートメント内は酒田側窓側がA席、通路側がB席。新潟側窓側がD席、通路側がC席です。1番のコンパートメントは出入口の扉のスペース確保のためか、A、B席がやや狭いようです。
各区画の窓側に1つコンセントがあります。(D席、下り酒田行で進行方向向き)
荷物棚が頭上にあり、隣の区画と完全に仕切られている訳ではありません。
背もたれと座面を引き出すことによってフラットになることで、寝転ぶことも可能です。「リゾートしらかみブナ編成」ではフラットにできる席が限られていたのですが、不評だったのか「海里」では全席フラットにできます。
③3号車、売店とイベントスペース
車両の半分ぐらいが売店、半分ぐらいがフリースペースで記念スタンプとパンフレット類がありました。椅子はなく、ビール等をここで飲む場合は立って飲むことになります。
「海里」では弁当は完全予約制になりました。予約してないと車内では買えません。
イベントは実施されていませんでした。
④旅行商品専用車両
最後に、4号車は食事付きの’びゅう’旅行商品’を購入した人しか立入できないため、車内は見ていません。
新潟駅の発車前は車内を覗かれないように全てのブラインドが閉じられていました。
編成や車内の設備は引退した「伊豆クレイル」ととてもよく似ています。今後のJR東日本の観光列車の基本形となるのでしょうね。
観光列車 快速「海里」乗車記②へ続きます。