夫婦で呑み鉄!たこちゃんの旅ブログ

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名瀬まで全区間乗り通した!~「フェリーとしま2」1等乗船記⑤(航海編2)【2019年2月】

こちらの記事の続きです。

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諏訪之瀬島で起床

(出典:十島村役場)

「フェリーとしま2」の朝は早いんです。以下、時刻表です。

(出典:十島村役場)

と小刻みに、入港、荷役、出港と繰り返します。スタンバイを繰り返す船員さん達は休む間もなく本当に大変だと思います。

真のマニアなら最初の口之島から全ての島の入出港に立ち会うべきですが、夢の中で放送と入港の汽笛を聞きながら、1等のベッドから起きてきたのは諏訪之瀬島からでした。

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諏訪之瀬島

諏訪之瀬島を出港

諏訪瀬島~平島間は西へ針路を取るため、向かい波だったためうねりで軽くピッチングがありましたが、全然余裕でした。

船位モニター

 

平島

続いて平島では牛が降ろされていました。

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平島にて

 

悪石島

離島を紹介したテレビ番組では島の人たちが「悪」と描かれた服やヘルメットを着けているそうで、楽しみにしていました。

悪石島では「悪」トレーナーを着た外国人の人が乗船してきました。どこかで売っているのでしょうか?船内で売ったら人気になるかも知れませんね。

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悪石島にて

 どの島でも普通の住民の人が綱取りや荷役作業を行っています。荷役業者のない島で、荷役作業に来ることは住民の義務だそうです。

雨の日や波をかぶるような日もあるはずで、離島で暮らすのは大変なんだと感じました。

どの島でも綱取り、タラップをかける、貨物を降ろす、積む、タラップを外す、綱放しの流れで似たような作業が繰り返されるのですが、見ていて飽きません。これぞ離島航路の船旅の楽しみでもあります。

郵便の赤いコンテナを真っ先に降ろしていたので郵便局が最優先されているのでしょうね。

悪石島を出港

 

小宝島

横たわる妊婦さんの姿にも見えるという小宝島。港の条件が悪く、悪天候の時は条件付きや抜港になることがある島です。

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横たわった妊婦のように見える小宝島

写真は撮らなかったのですが小宝島は海が本当に綺麗でカメが泳いでいるのが見れました。

デッキで外を眺めていたら他の乗客から教えてもらいました。「どこまで行くの?」「名瀬まで、この船に乗ってみたかったんです」でヲタ確定です。

ここまで来て時化ていたわけではないのですが荷役の遅れで50分程度遅れており、当初は宝島出港後、落ち着いてから昼食のつもりでしたが、12:45閉店と宝島がかぶりそうなので小宝島~宝島間で急いで昼食としました。

繰り返しますが、冷凍食品を温めただけですが、船内で温かい食事が提供されるのは本当にありがたいと思います。

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昼食

 

宝島

最後の島は宝島。港が広くて人も多くにぎやかに感じました。名前が縁起が良さそうなので観光客にも人気なのかも知れませんね。

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宝島

 

奄美大島名瀬まで全区間乗り通した!

宝島を出港すると奄美大島名瀬港までは少しゆっくりできます。軽く昼寝をしたり、ガラガラとなった船内を散策したり、ゆっくりとした時間が流れました。

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フェリーとしま2 船尾のサイドランプ

名瀬港へは少し遅れを回復して40分遅れ16:00頃の到着となり、「フェリーとしま2」での離島航路の船旅は終わりました。

名瀬港の岸壁は他のフェリーが入る新港ではなく対岸の佐大熊です。天気が良ければ市街地まで歩けなくはないですが、荷物があるならタクシーを手配しておいた方が良いかと思います。(実際、何台か来ていました。)

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名瀬港佐大熊岸壁へ到着

離島を紹介するテレビ番組がきっかけで「フェリーとしま2」へ乗船しましたが、本当に楽しい船旅でした。

悔やまれるのは早朝寝ていて目が覚めたのが諏訪之瀬島であった事。滅多に乗れる航路ではないので目覚ましをかけてでも全ての島を見るべきだったと思いました。

機会があればリベンジ、可能であるなら悪石島に上陸したいなぁと。

 

そのままマルエーフェリーで鹿児島へ!

その後は手配していた観光タクシーで観光、郷土料理の店で鶏飯を食べ、マルエーフェリーで鹿児島へ戻りました。

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昭和な雰囲気の名瀬新港の切符売場

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鹿児島新港へ到着

鹿児島では桜島めぐりの定期観光バスで桜島観光の後、鹿児島空港から伊丹経由で新千歳空港へ飛び、帰宅。

現地宿泊なし、フェリー泊のみで2泊3日奄美大島と桜島の旅を終えました。金土日の3日間でもこんなに充実した旅ができました。

 

終わり