日高本線、鵡川~苫小牧間に乗車
呑み鉄たこちゃんは鵡川から苫小牧まで日高本線の普通列車に乗車しました。
行きは車で送ってもらい、帰りに鵡川駅から列車で帰るといったら呆れられてしまいました。
鵡川付近から札幌方面への移動なら高速バスの方が圧倒的に便利ですからね。そう言われながら駅まで送ってもらいました。はい、十分に理解しています。
鵡川駅は無人駅ですが駅舎は意外にもしっかりしていました。
時刻表。意外に本数あるような気がします。
これって6時13分に着いた列車が分割して6時24分と7時11分に分かれて出るのでしょうか?通学のためのきめ細かいダイヤだと思います。JR北海道のローカル線は(格安な通学定期の)高校生のためにあると言っても過言ではありません。
呑み鉄たこちゃんはすいてそうな13時04分発に乗りました。
ローカル線の駅でよく見る思い出ノート
(真面目に書かずに落書きが多いのがとても残念です。)
廃止された日高本線「鵡川~様似間」の展示。
ホームに出ると廃止された様似方面への線路が!
懐かしい国鉄型気動車で乗り鉄!
13時04分の普通列車はキハ40、当然ですが1両でした。
苫小牧方面から来たお客さんを降ろしてから一旦ドアが閉まりました。折り返し乗車の乗り鉄も数名いた模様です。
始発駅ですが、ワンマン列車なので乗るときに整理券を取ります。都会の人には驚きの光景でしょうね。
車内は相席なしでだいたいのボックスが塞がった感じでローカル線の乗り鉄を楽しむには程よい乗車率でした。
青いモケットのボックス席、キハ40のエンジン音とジョイント音が国鉄時代の列車の旅を思い出させてくれました。道内でも電気式気動車とかが増えてキハ40が活躍している路線が激減していますから。
3月で廃止が決まった浜田浦駅。天気が良いので駅の撮影をしている人が数人。
貨物列車の車掌車が駅舎の浜厚真駅。
実は新日本海フェリーの苫小牧東港から徒歩圏内なんですが、フェリーターミナルへはバスが連絡しているので利用する人は少ないと思います。熊の目撃情報が出てフェリー会社から徒歩はやめてバスに乗るよう警告が出ていた時期がありました。
厚真川。遠くに火力発電所が見えました。
苫小牧東港フェリーターミナルの近くを通過!
勇払駅
約30分で苫小牧駅に到着!
室蘭本線と合流する時、沼ノ端駅のすぐ近くを通るのですが、敢えて避けて苫小牧まで行くような線路の引き方です。
日高本線ができる時に沼ノ端での合流を地元から強く反対された歴史があるそうです。列車が苫小牧ではなく沼ノ端発着になるのを嫌っていたとか?
そのせいで札幌方面へ乗り換える場合、沼ノ端付近から苫小牧までの往復分の営業キロが増えて割高になりますね。
苫小牧ではちょうど札幌行の特急と接続が良かったのですが、自由席が混雑していたので乗車断念し、隣に止まっていた721系の普通列車で札幌方面へ戻りました。
わずか30分間ですが、消えゆく貴重な国鉄型気動車で混雑なくのんびりと乗り鉄を楽しむことができました。