「52席の至福」とは?
西武鉄道の観光電車(西武鉄道では観光列車ではなく’観光電車’)で西武新宿又は池袋から西武秩父を結びます。食事付きのコースのみで2人以上からという鉄オタには厳しい制約があり1人では乗車できません。
ブランチコース→ 西武新宿又は池袋→西武秩父で1人10000円
ディナーコース→ 西武秩父→西武新宿又は池袋で1人15000円
※東京側の発着地は西武新宿が基本ですが、まれに池袋発着となります。
今回、呑み鉄たこちゃんは珍しい池袋行きのディナーコースに乗車しました。
晴天の西武秩父駅から出発!
呑み鉄たこちゃんは秩父鉄道の「SLパレオエクスプレス」に乗車後、普通電車で三峰口駅から御花畑駅まで戻り、徒歩で西武秩父駅まで移動して「52席の至福」に乗車しました。実はこの周遊コース、観光列車の本のモデルコースにあったとおりだったりします。
乗車前に自宅へ紙のチケット類やパンフレット類が送られてきました。ネット予約で完結で紙の送付物がない列車も増えてきて、便利だと思う反面、寂しい面もありますね。紙の行程表や切符は出発前のワクワク感が増し、また思い出に残るものです。
西武秩父駅では少し時間があったので、当初は「52席の至福」へ乗車する人への特典で博物館が無料になるとの事で行ってみようと思っていましたが、当日はとても暑くて徒歩で遠くへ行くことは断念しました。って訳で西武秩父駅の隣にあった入浴施設で時間調整です。涼しいフードコートでアイスを食べてお土産を覗いてゆっくりと過ごしました。フードコートやお土産店は入浴しなくても利用可能なので助かります。
集合はホームで15分前にとの事で、少し早めに郵送されてきた1日乗車券で改札を通りました。
ホームへ行くと既に「52席の至福」は入線していました。まだ乗車する人はほとんど集まっておらず車内は準備作業中でした。
ホームの電光掲示板は「臨時、お乗りになれません」もう少し工夫できないものかなぁ・・・
「52席の至福」の車内を紹介!
この後、ホームで受け付けが行われました。郵送されてきた行程表を提示するだけで終了!
車内の準備ができたらドアが開き、乗務員さんが入口にレッドカーペットを敷いてくれてから乗車開始!
呑み鉄たこちゃんは誰もいない車内の写真を撮りたかったので並んで最初に乗車!
4号車の全景です。
今回は2名で申し込みましたが4名用のテーブルが指定されていたのでゆったりと利用させて頂きました。「52席の至福」では予約時に席の指定ができず、2人と3~4人で分けて予約を取っているので2人テーブルだと思っていましたが、4人用でラッキー!
思いっきり通勤電車のドアの跡!ってわかる構造ですね。窓割が合わないのは改造車の宿命?
時節柄、テーブルにはアクリル板が!
テーブルの下にコンセントがありました。
特徴ある4号車の天井、西川材の格子天井です。
発車前に乗務員さんにお断りして他の車両を見てきました。「行ってらっしゃいませ!」
3号車はキッチンです。コックさんがお皿に料理を盛り付けている真っ最中!「写真撮ってもいいですか?」とお聞きしたら快くOK!
2号車は客席です。他のお客さんがほぼ満席で乗っていたので他のお客さんへ直接カメラを向けるのは遠慮して特徴的な天井だけ撮りました。柿渋和紙との事です。
車両の端に記念スタンプと列車の模型がありました。
記念スタンプの台紙は用意してないそうです・・・ちょっと残念。


1号車です。多目的スペースだそうで何もない車両です。結婚式とかをやる時に使用するそうですが、何もないので殺風景に感じます。特にイベントがない時は椅子を置いてフリースペースとすればもっと楽しくなるのでは?座席がないと電車の中って狭く見えるのが不思議でした。トイレは1号車にありました。
他のお客さん達は皆さんテーブルに座ったままで車内を歩き回る人はほとんど居ませんでした。発車前に席に戻ってほしそうな乗務員さんのオーラを感じたので席へ戻ると、4人テーブルは飛沫防止のアクリルのパーテーションで囲まれてしまいました。
16時12分、ディナーには少し早いですが西武秩父駅を発車!
次回へ続く