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式根島の荷役作業に感激!
神津島をやや遅れて出港、再び同じ島を経由しながら東京への航海です。50分程で式根島へ到着、下りの時よりうねりの状態は良くなっていました。
式根島では荷役作業を観察しました!
写真が多くなりますが、本当に無駄のない動きで神業だと思いましたので順を追って紹介します。
(注)オモテ=船の前方のこと トモ=船の後方のこと ホーサー=船を係留するロープのこと
①コンテナをすぐに積めるよう、フォークリフトで事前に定位置に置いてからオモテの綱取りへ!青い作業員さんがホーサーに1人ずつ付いていますね。
②無事に接岸、笛の音とともにタラップが取り付けられました!
③すかさずピンクのコンテナが船のクレーンで吊られて降りてきました!
④ピンクのコンテナは郵便なのか?ワイヤーは外さず、扉を開けて荷物を積みました。
⑤ピンクのコンテナは再び吊り上げられて船倉へ戻っていきました。黒い人は郵便局の人なのか?撤収。
⑥次は白いコンテナを積むためにフォークリフトのフォークに1人が乗って白いコンテナの上へ!
⑦もう1人はコンテナをよじ登って白いコンテナの上へ!船からはさきほどのピンクのコンテナからワイヤーを外してワイヤーだけが降りてきました!
⑧2人でワイヤーを白いコンテナに引っ掛けました!
⑨青いコンテナの上へ移動、白いコンテナが吊られて船へ
⑩青いコンテナに1人残してフォークリフトの運転手は降りていきました。
⑪トモにいたオレンジの作業員さんが駆けつけてフォークでコンテナの上へ!
⑫2人で船から降りてくるワイヤーを待ち、
⑬ワイヤーを青いコンテナに架けました。
⑭2人はフォークで桟橋へ降り、青いコンテナは船へ!
⑮フォークリフトを止めてオモテ側へ移動しました!
⑯すべてのホーサーが外れると再びフォークリフトへ!
いつの間にかタラップは外されていました。
⑰さるびあ丸は式根島を出港!
⑱フォークリフトでタラップを片付けました!
船から作業を眺めていて、迅速で無駄がなく且つ安全を考えている様子が伝わってきました。動画ではないので伝わりにくいとは思いますが、フォークリフトの操作は、急ぐときは急ぐ、でもフォークに人が乗っているときは優しく!と本当に凄いんです!まさに職人技!
島によって作業の流れが少し異なるようなので各島で眺めていて本当に興味深いと思いました。島の生活を支える素晴らしい荷役でした!
残念、外部デッキが狭くなった!
デッキから荷役や海を眺めていて思うのは新さるびあ丸は旧船に比べて 外部のデッキが狭くなったという点です。
納涼船で使うであろうステージ
コロナ禍でなければ酒盛りする人も・・・?
販売スペース
手摺りの外側に救命いかだがあるので海をよく見ることができません。
5階両舷のデッキと6階のごく一部のみ、手摺りが海のそばまで出ているので景色を良く見ることができるんです!
船内図でいえば、赤で囲った部分です!
旧さるびあ丸は外部デッキが廊下のようになっていて海を見れる場所が多かったのですが、新さるびあ丸ではとても少なくなっていました。お客さんの多い日や納涼船では気軽にデッキから海を見ることが難しくなると思いました。
倉庫のような扉に納涼船用なのか?ビール庫なる表示も?


新島へ入港。下り便の時より海が穏やかになっていました。
次回へ続く