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大嵐(おおぞれ)駅
列車は大嵐駅に到着しました。駅舎は東京駅をモチーフとしたそうですが、ちょっと違うかも?モチーフって言葉、日本語で具体的に説明するのが難しい?秘境駅には似合わない立派な駅舎、駐車場やしっかりとした道路もあるので秘境駅というより田舎の無人駅な印象です。
この日は終日大雨の予報でしたが、豊橋発車時は何とか持ち堪えていましたが、とうとう雨が降ってきました。少し歩けば橋がありましたが、断念しました。
名もなき一瞬の絶景?
大嵐発車後、車掌さんからの放送で「名もなき一瞬の絶景」と案内されていた景色です。これで合ってる?
一番の見どころ、小和田(こわだ)駅
「飯田線秘境駅号」の中で人気トップの秘境駅が小和田駅であることは間違いありません。何といっても列車のヘッドマークが小和田駅です!
ほぼ全員が下車したので駅は「密」でした。雨が降っていたので傘がソーシャルディスタンス確保に役立っていたと思います。残念なことですが、ごく一部の乗客の方は他人のすぐ近くまで詰めて接近してきたり、大声で会話する人がいました。新しい生活様式を受け入れる気がないようです。(たいてい高齢の男性)
木造の駅舎、付近に舗装された道路や生活の気配がなく、まさに秘境駅といった雰囲気です。


正真正銘の秘境駅なのですが、多くの「飯田線秘境駅号」の乗客で賑わっていましたから秘境駅感は薄かったと思います。本当に秘境駅感を体験したいなら、閑散期に普通列車で来た方がいいと思いますが、呑み鉄たこちゃん的にはこれで十分でした。
厳密にはこの駅ではないようですが、すぐそばの天龍川が静岡、愛知、長野の3県境に位置するそうで、それを示す看板がありました。
お茶で有名な中井侍(なかいさむらい)駅
外は雨でしたが、それでもほとんどの乗客が秘境駅では下車するので車内はほぼ無人になります。雨で車内の通路がびしょ濡れになるのですが、オレンジのJR東海スタッフの方が通路をモップでこまめに拭き取りしてくれていました。きめ細かい配慮に感謝です。
窓からも小さいですが茶畑が見えました。
伊那小沢(いなこざわ)駅
「飯田線秘境駅号」は駅を通過せずに普通列車状態で伊那小沢駅に停車しました。謎の公衆電話がある駅です。
天龍川にかかる橋から駅方面を見た景色がおすすめとの事ですが、元々9分の停車予定でダイヤが微妙に遅れていて、雨も強くなっていたので橋まで行くのは断念しました。反対側にもホームがあったのでそちらから列車を撮影してみました。
伊那小沢を出て次の平岡へ着く直前、飯田線の旧線で使用していた鉄橋の跡がありました。トンネルが開通する前まで川沿いの線路で使用していたとの事です。
普段の列車に乗っていたら気付かないような見所を放送しているので本当に楽しいですね。
次回へ続く