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最初の秘境駅、柿平(かきだいら)駅
湯谷温泉駅を通過後、徐行運転で板敷川の景色を楽しめますが、進行方向右側だったので撮影はできませんでした。右側の景色がいいのはここと渡らずの鉄橋だけなので気にしないことにしました。
それを過ぎると最初の秘境駅、柿平に到着しました。
各駅に到着前には車掌さんから「ドアから手を離して・・・」とJR東海独特な案内とともに、発車時刻が案内されます。
駅ではオレンジ色のJR東海スタッフと旅行会社の添乗員さんが観光バスのように発車時刻を書いた札を持って叫んでいますので乗り遅れのないように注意が必要です。
お気に入りの秘境駅が見つかったなら、次の列車まで何時間も孤独になるように降りてみるのもいいかも知れません。
最初の秘境駅とあって皆さん張り切って降りてきましたから、はっきりいって「密」です!秘境駅とは言ってもすぐそばに踏切と道路もあるので普通な田舎の無人駅って印象でした。
東栄(とうえい)駅
ここは秘境駅ではないのですが、単線なので上り列車待ちでした。鬼の顔をした駅舎が特徴的です。
駅の外にはソフトドリンクの自動販売機がありました。また、駅のトイレも利用できました。車内のトイレは1号車にしかないのでここを利用するのも手だと思います。
お弁当は東栄~大嵐間で!
東栄を11時35分に発車、次の大嵐には12時10分着でこの区間は35分ほどあります。大嵐から先は秘境駅が続くので車内でお弁当を食べるならこの区間しかありません。他のお客さん達もそこは心得たもので車内が一斉に昼食タイムとなります。
呑み鉄たこちゃんは豊橋駅で買った秘境駅弁当と缶ビールにしました。社会情勢的に車内で飲酒していたら白い目で見られるかも?と心配だったのですが、他のお客さん達も静かに缶ビールを楽しんでいたので一安心!
日頃、駅弁の包装紙なんて持ち帰ったりしないのですが、秘境駅弁当の包装紙は汚さないように注意して持ち帰りました。多分初めてです。
ちょっと味付けが濃い感じでしたが、美味しく完食しました。容器の裏には貼ってありましたが、お品書きがあるとより良かったのでは?と思いました。
また、この区間ではオレンジ色のJR東海スタッフが黄緑色の「しゅぽ」の袋に入った「乗車証明書」と「旅のしおり」を全員に配布してくれました。
この「旅のしおり」、小学校とかで作った「修学旅行のしおり」のような雰囲気でJR東海社員手作りとの事です。とっても温かみがあって癒されました。
でも、1つだけお願いです!「飯田線秘境駅号」の各駅の着時刻、発時刻のわかる時刻表と、駅の「よみがな」を付けてもらえると嬉しいと思います。
佐久間駅は通過駅ですが駅員さんが「飯田線秘境駅号」へ手を振ってくれていました。
渡らずの鉄橋
有名な「渡らずの鉄橋」を徐行で通過するとの放送がありました。
本来は写真の右側の山をトンネルで抜ける予定でしたが、崩落したので川を一旦渡ってまた元の岸に戻るという珍しい鉄橋を建設したそうです。
先頭車か最後尾だとよくわかるそうですが、既に「密」な状態だったので遠慮してドアの所から眺めました。
食事をとるならここしかないという区間なのですが、停車しないだけで、見所が多くて忙しかったと思います。
次回へ続く