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人気の「飯田線秘境駅号」への乗車方法は?
急行「飯田線秘境駅号」は以前までは発売と同時に売り切れる人気列車でした。
感染症の影響で今年でも少し出遅れたら空席はあったものの、おひとりさまが全て窓側を取ってしまっていたので2人で並んで座れる席が上り、下りとも空いておらず、やむなく最初は旅行会社のツアーへ申し込みをしました。
しかし、ツアーだと
- 座席の希望を一切聞いてもらえないどころか、どの席になるか当日まで不明。質問しても冷たい返答が。
- 豊橋発着1人9800円で去年より2千円程度値上げ・・・秘境駅弁当と天龍峡散策が付いていても割高感が。
- ガラガラが予想される帰りの特急「伊那路4号」でも指定された席に詰めて座る必要がある。
- 客層は高齢者がほとんどと予想され浮いてしまいそう。
普通に「きっぷ」(急行券、指定席券)で乗れないものか、近くの駅のみどりの窓口へ何度も通っていたところ、ある日、別の旅行会社のツアーが催行中止になっていたため「もしや?」と思って窓口へ行ったら見事にゲットできました。
しかも天龍川の良く見える景色の良い方のA、B席で取れました!
ツアーはまだキャンセル料がかからない期間だったためキャンセルしました。
ぶっちゃけ多少キャンセル料がかかる期間であっても取れるなら普通の「きっぷ」で乗りたいと思っていました。
青空フリーパスで乗るのがお得!
ツアーでなく個人で乗車する場合は「青空フリーパス」がおススメです。
ただし平日は利用できません。土休日のみです。
https://railway.jr-central.co.jp/tickets/aozora-free-holiday/
青空フリーパスは名古屋周辺の普通列車が1日乗り放題で2620円です。
この類のきっぷ(北海道の一日散歩きっぷ、青春18きっぷ等)はたいてい特急券を買っても利用できないんですが、このきっぷの素晴らしいところは特急券を買えば在来線の特急(急行)列車にも乗車できます。
ただし新幹線は特急券を買っても乗車できません。豊橋~飯田間を普通乗車券で乗ると2640円、この区間だけ、片道だけでもモトは取れるわけです。
他に
- 飯田線秘境駅号の急行券、指定席券が1530円
- 帰りの特急伊那路4号の自由席特急券が1860円
合計で6030円になりました。
秘境駅弁当は1130円でしたのでここまで合計しても7160円。
ツアーの天龍峡散策にどの程度価値を見出すかにもよりますが、ツアーではなく個人で乗車したほうが自由でお得だと思います。
ただ、例年ツアーで席をたくさん抜かれていて一般のきっぷの枠が少なく、個人では取り難い状況でしたから、どうしても取れない!確実に乗りたい!ような場合はツアーも選択肢に入ると思います。
盲点!乗継割引の特急券とは併用不可
個人で「きっぷ」として乗車できることになり、帰りの「伊那路4号」の乗り方でふとしたことを思いつきました。
豊橋からの新幹線特急券と同時に買えば「伊那路4号」の特急券が半額になるので豊橋~名古屋間で新幹線を使って早く移動できる!
豊橋~名古屋間、「青空フリーパス」で新幹線には乗れません。別途、乗車券、特急券合計で2330円かかりますが、特急「伊那路4号」の特急券が半額になるなら930円引きなので実質1400円追加で新幹線に乗れる?
「伊那路4号」の豊橋着が18時31分。
- 18時39分発の「こだま741号」に乗れば名古屋着が19時06分。
- 一方、在来線で18時46分発の特別快速だと名古屋着は19時38分。
夜に30分早くホテルに着ける&混んでる快速ではなく新幹線は快適なのは大きい!
これは新幹線と乗継割引がお得だと考え、近所の駅でそういうきっぷを買っていました。
ところが「飯田線秘境駅号」の予習をしようとネットで様々な旅行記を読んでいたら、ある事に気付きました。「青空フリーパス」は乗継割引の特急券と併用はできない?
自宅で使っている「JR時刻表」の「トクトクきっぷ」のページにはそのような記載はなかったのですが、どうも本当のようです。
指定席にして車内改札が省略されるとしても飯田駅は自動改札ではなく有人改札、そういう事には厳しいと定評のあるJR東海・・・
近所の駅には申し訳なかったのですが、無割引の特急券に変更してもらいました。クレジットカードで買っていたからどこかに電話して確認したりして面倒だったようです。
実際に豊橋駅で買った「青空フリーパス」についてきた「ご案内」に
’’新幹線と在来線特急列車を継続して乗車する場合で、乗継となる在来線特急券に対する乗継割引はできません。’’
とありました。
「飯田線秘境駅号」の方は急行なので急行券だったら乗継割引でもいいの?と新たな疑問が沸いてきましたが、まあいいかと。
次回へ続く