航空券のキャンセルは直前が鉄則!
皆さん、不要になった航空券をキャンセルは何時しますか?
呑み鉄たこちゃんは会社で部下の出張の手配をすることがありますが、出張の予定が変更となって不要となった航空券を部下が即キャンセルしてしまったのです。数千円のキャンセル料が発生しました。
部下は「え?何か悪いの?」という反応でしたが、悪いんです!
キャンセル料の仕組み
一般に「キャンセル料」と呼ばれますが、ANAやJALの場合、「取消手数料」と「払戻手数料」に分かれ、それらを合算した金額が一般に「キャンセル料」と呼ばれています。航空会社サイトには「キャンセル料」という説明はありません。
「取消手数料」は予約を取り消すための手数料で一般に旅行に使われるような変更できない割引運賃ではかなり高額に設定されています。いっぽう、JALの普通運賃や株主割引、ANAならフレックスや株主優待割引など変更ができる運賃の場合は無料です。
「払戻手数料」は航空券を払い戻しする時に、現金やクレジット等で返金処理するための手数料と考えたら良いと思います。運賃に関係なく航空券1枚につき440円かかると理解してください。
JALの場合
JALの場合、「取消/払戻手数料」と合算して表記されているので、一般的な「キャンセル料」としてたいへんわかりやすいと思います。高額な取消手数料がかかる先得の場合、出発の54日前から出発前まで、いつ取消しても運賃額の50%が手数料となります。「特便」の場合は5%とかなり良心的です。
ANAの場合
ANAのSUPER VALUE系の運賃の取消手数料は解約日時によって段階的に高くなっていきます。14日前だと50%、13日前以降だと60%もかかります。さらにこの取消手数料とは別に払戻手数料が航空券1枚につき440円加算されます。(JALの方が良心的?)
ANAのカタカナの運賃呼称はわかりにくいです。いまだに馴染めません・・・
手数料の高い割引運賃は直前までキャンセルしない!
キャンセルの仕組みを理解したところで・・・
例えば、1週間後のJAL先得の航空券を、いまキャンセルするか、後からキャンセルするか、どうしますか?
たった今キャンセルしても「取消/払戻手数料」は50%、出発直前にキャンセルしても同じ50%なんです!
だったら何が起きるかわからないからキープしておいたほうがお得だと思いませんか?
もしかしたら予定がまた変わって元の便に搭乗したいと考えるようになる可能性もあります。もしかしたらその便が悪天候の影響を受けるかも知れません。
ANAの場合は14日より前のキャンセルなら早くキャンセルしたほうが返金額が増えますが、それ以降は出発当日でも同じ。
JALの場合は54日前以降は当日でも一律50%。
大手航空会社では大雪や台風等、悪天候が予想される場合は航空券に特別対応を行っています。悪天候で運航が乱れそうな航空券を持っている人へは無料キャンセルや変更できない運賃でも変更に応じます!というものです。
キャンセルしたい航空券があるときに悪天候の特別対応が発表されたら少額の宝くじに当たったようなもの!
また当日機材整備や天候等で遅延や欠航があれば同様に無料キャンセルや変更に応じてもらえます。レアなケースでは乗務員のストライキによる欠航や遅延も。
JALの場合は30分以上の遅延で特別対応と表記されていますが、ANAはグレーゾーン?
呑み鉄たこちゃんの体験として冬に出張で新千歳発の旅割の航空券を取っていたのですが、予定が2日前倒しとなり、株主優待で別途手配して搭乗したのですが、新千歳のカウンターで旅割をキャンセルしてしまい、後日、悪天候でその便が特別対応となっていたのを知ってがっかりした事があります。
キャンセル料は会社負担だったのですが、プライベートだと相当ショックを受けると思います。
確率としては低いかも知れませんが、航空券を早期にキャンセルして高額な手数料を払うよりも、手数料が同じなら出発直前まで予約をキープしておき、特別対応や欠航等、僅かな可能性に賭けるほうがお得だと思いませんか?
ただし、あまり直前までキープしすぎるのもキャンセルを忘れてしまったときのリスクが高くなるのでほどほどにしましょう。
呑み鉄たこちゃんは当日に用事があるなら前日夜とか、当日暇なら数時間前にキャンセルしています。
変更できる運賃でも440円節約できる?裏技?
普通運賃や株主優待など、変更できる運賃はキャンセルしても航空券1枚につき440円の手数料ですみますが、悪天候等の特別対応の場合はこの440円も不要となり全額返金されます。
便の変更できるという事は・・・
悪天候の日へ・・・
ごにょごにょ・・・後だしじゃんけん状態???
航空券のキャンセルはタイミングを考えて行う方がお得な場合があります!