小樽→札幌、あえてバス移動!
所用で小樽へ行き、そのあと札幌まで移動したのですが、天気が良く時間に余裕があったのであえて都市間高速バスを利用してみました。
小樽→札幌間は
- 列車だと快速エアポートで約32分、自由席750円。
- 一方、高速おたる号(円山経由)は1時間8分で680円。
時間と運賃のコストパフォーマンスは快速エアポートのほうが圧倒的に優位だと思いますが、あえて遅いバスの旅を体験しました。
バスには
- 駅以外のバス停で乗降できるので出発地や目的地によっては列車より便利。
- 快速エアポートはロングシート車が多く快適な乗車時間ではないが、バスはリクライニングシートなので混んでいなければ快適。
というメリットもあると思います。
混雑していない昼間のバス旅を満喫
高速おたる号は円山経由と北大経由がありますが、北大経由の方が所要時間が短いのですが、運転本数が少なく、円山経由の方が主になります。
北海道中央バスの他、ジェイアール北海道バスも共同運行しています。
やってきたバスはわずか1時間ちょっとの路線ですが、トイレ付きのバスで4列シートで、前後の座席間隔に余裕のあるバスでした。
昼間の時間帯ですいていてゆったりでした。
これなら快速エアポートのロングシートより100倍快適!
バスは小樽市内バス停でいくつか停車したあと、小樽ICから札樽自動車道へ入りました。高速道路に入ってからもあまり飛ばさずゆっくりと慎重な運転でした。
高速道路上にもいくつかバス停があり、ちょこちょこと利用客がいました。こういうバス停近くの住民にとっては駅が遠いので高速おたる号は札幌への貴重な交通機関なのだと思います。
小樽→札幌行の場合、左側の席に座ると海側なので景色が綺麗です。列車は海沿いを走りますが札樽道は小高い位置を走るので景色が良く望めます。
高速道路上、金山パーキングエリアでトイレ休憩の案内がありましたが、降車ブザーで希望があった場合のみ停車するようです。もし本当にトイレに行きたかったとしても余程我慢できない場合以外は停車することによって遅延が生じるのでなかなか押しにくいのではないかと思いました。
もちろん、誰も押さず通過。せいぜい1時間程度なので、渋滞で大幅に遅延しているような場合以外はこの扱いは不要な気がしました。
高速道路を走る時間は正味20分強で札幌西ICから一般道へ降りて札幌駅へ向かいました。
一般道へ降りてから札幌市内でも主要なバス停に停車していきましたが、驚くことに乗車してくる人達がいました。
高速おたる号は高速バスなのに札幌や小樽市内のみの近距離利用ができるのです。バス停に着くたびに近距離の乗客のため乗降に時間がかかります。いまどき降りるときになって両替を始めるような(迷惑な)人も・・・。
幸い車内が混雑しすぎるという程にはなりませんでしたが、朝夕の通勤通学の時間帯だとどうなるのでしょうか?
近距離で利用する人にとっては「無料の特急が来てラッキー!」って感じなのでしょうが、小樽市内、札幌市内とも通常の路線バスが頻繁にに運行されている地域なので市内だけの近距離利用は遅延の原因となり、車内が混雑するのでない方が良いと感じました。
都市間高速バスというより’高速道路を経由する特急バス'の印象でした。
やや遅れて札幌駅前ターミナル着
札幌西ICを出るまではほぼ定時運行でしたが、札幌市内に入ってからやや遅れ、札幌駅前にはやや遅れての到着となりました。
列車とは違った景色が望め、混雑していない時間帯でしたので快適なリクライニングシートで約1時間のバス乗車を楽しめたと思います。
車内が混雑していたり天気が悪かったりすると印象がまた変わるかも知れませんが、時間に余裕があるときはまた利用したいと思います。