下り便最大の見所、明石海峡大橋通過
神戸を出港して約1時間で下り便最大の見所、明石海峡大橋を通過します。日の長い7月なので、まだ明るい状態で橋を見ることができました。
今回は神戸出港はデッキで眺め、部屋に戻ってからゆっくりと缶ビールを呑みながら神戸空港や明石海峡大橋の景色を眺めました。
本当に美味しい!阪九フェリーのレストラン
明石海峡大橋を通過してからいよいよ夕食です。
社会情勢による旅客減のため名門大洋フェリーやフェリーさんふらわあでレストラン休業となるなか、阪九フェリーでは一部メニューの制限はありますが、ほぼ通常に近いレストラン営業を行ってくれています。
旅客が減少しても、利用客の利便性を確保して、手間のかかる対策を行っての営業なので本当にありがたいと思います。
好きなお皿を取って最後にレジで精算するカフェテリア方式なのですが、料理のお皿は全て丁寧にラップ掛けされていました。
頂いたクーポンを使ったのでリーズナブルに晩酌を楽しむことができました。
夜行列車が壊滅的な今日、呑み鉄たこちゃんは夜行フェリーのレストランで温かい食事をしながらの船旅は最高に幸せを感じます。
レストラン内には自由に使える電子レンジがあって便利!
阪九フェリーのレストランは本当に美味しい!
昭和から平成初期の頃、フェリーのレストランはカフェテリア方式が主流で、当時は高いまずいが当たり前で、何となくカフェテリア方式は割高になる印象がありましたが、今はそんなことはありません!
メニューは同じ会社の各船で違いがあり、競い合っているとの事です。
旅の一単位としてぜひレストランを利用してほしいと思います。
船内設備を紹介
船内の施設を紹介します。
エントランスロビー
まずはフロントや売店があるロビー。3層吹き抜けでエレベーターとテレビを中心にゴージャスな雰囲気。
ただし、ここの椅子が座り心地が悪く、またテーブルもないため、飲食するには不向きです。グループ会社の新日本海フェリーと同様で、おそらく長居させないように意図的にそうしたのだと思います。
売店です。パイシューや焼き立てパンの販売が人気です。
大浴場、露天風呂
今回はお部屋にバス、トイレが付いているのと、社会情勢を鑑み大浴場を利用しませんでした。露天風呂もあるようです。朝はシャワーのみでした。
展望ルーム
船首の景色が眺められるという「展望ルーム」が社会情勢?のため閉鎖されており利用できませんでした。残念!
自動販売機コーナー
船内の自動販売機では冷えたビールが販売されており、電子レンジも自由に使用可能でした。
ビールが市価より少し高いですが、呑み鉄たこちゃんは重たいビールをわざわざ遠くから持ち込むよりは少し高くても船内の販売を利用して売り上げに貢献したいと考えています。
例えば発泡酒350ml缶240円、ビール290円と許容範囲かと。ソフトドリンク類はコンビニ同様の定価販売でした。
朝が早いので早めに就寝!
瀬戸内海の航海なので揺れは船が針路を変更するときに傾く以外はほぼないと言ってよく、快適な一夜を過ごせました。
朝7時到着なので6時くらいから朝の支度をする必要があり、ほろ酔いであったのもあり、瀬戸大橋の通過は待たずに早めに休みました。
バスタオルをパックしていたビニール袋に「瀬戸内海にチェックイン」と書いてあったのですが、まさにその通りだと感じました。
新門司港到着、送迎バスは時間がかかる!
12時間半の船旅を終えて定刻よりもやや早めに6時55分頃、新門司港に到着。
門司駅、小倉駅まで無料送迎バスが運行されていました。西鉄の高速バスを使っているので無料の割には快適なのですが、バスに乗車したのが7時頃、発車までけっこう待ち、新門司港ターミナルを出発したのが7時10分頃、「やまと」を下船したトラックの渋滞に巻き込まれ、門司駅は7時40分頃、小倉駅は8時頃でした。
バスが混雑していなかったので苦痛はありませんでしたが、「密」だったら別の印象になったかも知れません。
曜日やトラックの台数等によって前後はあると思うのですが、下船後の予定は余裕持っていたほうが良いでしょう。
まとめ、大満足の阪九フェリー
下船後の送迎バスは別として、船旅そのものはさすが老舗のフェリー会社で快適な船旅を楽しめました。
瀬戸内海なので揺れの心配があまりなく、宿泊施設としても利用できるので他の交通機関と比較してコスパがよいです。
船旅を旅の目的の1つとして是非利用してほしいとおススメする次第です。