- 感動の父島出港!これだけでも来た価値あり!
- 帰りは特1等!ホテル並みの快適さ!
- 帰りの夕食レストランは閑散?
- 翌日は べた凪(なぎ)の航海
- 東京からは全国各地へ帰宅可能
- おがさわら丸着発乗船のまとめ(これから行く人へ!)
感動の父島出港!これだけでも来た価値あり!
約4時間の着発観光のあと、「おがさわら丸」に再び乗船。行きの東京出港時とは全く違った雰囲気が漂っていました。
宿の人やツアーの人、観光で滞在する人など大勢の人が見送りに来ていました。
出港前に岸壁では小笠原太鼓の演奏?がありました。
おがさわら丸が出港、岸壁から船が離れると見送りの人達が立入禁止のオレンジのラインから出て船に近付いてきました。(現地ルール?)
一旦止んでいた太鼓が響き始め、別れのワルツが流れる中、おがさわら丸の汽笛が鳴り響きました。それを合図に後方から多くのプレジャーボートや遊漁船が次々に並走してきました。
写真はありませんが、青灯台で見送っていた人達が海に飛び込みました!
おがさわら丸が沖へ進むにつれ、1隻、また1隻と見送りの人達が海に飛び込んでおがさわら丸へ手を振って見送ってくれました。
そして並走する船の最後尾には海上保安庁の巡視艇が付いてきて、皆さんの安全を見守ってくれていました。ここは注目したいところです。
多くの乗客がデッキに集合するので、デッキはすごい人でした。見送りをよい場所で眺めるためには早めの乗船、場所取りが必要かと思われます。
本当にこれを見るだけのために小笠原へ着発してもよいと思うぐらい感動しました。こんな賑やかな出港風景は物流中心の大型フェリーではまずありませんからね。
帰りは特1等!ホテル並みの快適さ!
感動の見送りを終えて船内へ入りました。
行きは1等でしたが帰りの部屋は1つ上の特1等にしました。1等がいかにも船の狭い個室って感じなのに対して特1等はホテルのような感じでかなり快適でした。
部屋に冷蔵庫やバス、トイレが付いているのは本当に便利!
もう1つ上の等級に「特等」がありますが、HPを見る限り、部屋の面積は同じで設備に大差なく、専用デッキと専用ラウンジを利用できるか?程度の差であり、かつ1等の床面積の倍以上占有できるので相対的には特1等のコストパフォーマンスが良いと考えます。
特等専用デッキについては帰りの航海であれば、父島出港時の盛大な見送りを混雑なく見ることができるのでその点は価値ありかも知れません。
特1等は快適な分、運賃も高いわけで、2020年5月現在、正規63830円のところネット割で60640円です。1部屋でなく1人分なので呑み鉄たこちゃんは夫婦で12万円以上払いました。行きの1等より約27000円も高くなります。
特1等に1人で乗る場合は個室貸切料金が18000円加算されます。これって1人で貸切ってかなりお得な気がします・・・?
帰りの夕食レストランは閑散?
帰りの航海では行きとは異なり、島で同じ宿だったとか、同じツアーだったとかで仲良くなった人達が一緒に宴会をするのでとても賑やかでした。
ラウンジHaha-jimaは持ち込みでも利用できるので出港前から島寿司などを持ち込んで宴会するグループで一杯でした。また知り合った人の個室に集合して宴会する人も。
そのせいか、又は前からの3m弱の波を受けての航海で、縦揺れしていたのもあってか、レストランは行きと違って閑散としていました。
行きに諦めたセットメニューを頼みたくて、島塩ステーキセットを注文しました。島塩は売店でも販売していたので自宅用のお土産に購入しました。
呑み鉄たこちゃんは乗り物のなかで温かい食事を提供している場合は積極的に利用して売り上げに貢献したいと考えています。
JRでは食堂車がほぼ壊滅的な状況ですがまだまだ船では温かい料理が提供されています。大型フェリーに負けない、いやそれ以上のサービス水準でびっくりしました。船の食事は高い、まずいは過去の事なので、皆さんも是非利用してほしいと思います。
翌日は べた凪(なぎ)の航海
深夜、多少の揺れはありましたが、翌朝からはまさにべた凪(なぎ)!
太平洋特有のうねりによるフワフワした揺れもなく、湖を滑るような快適な航海でした。
朝はゆっくり朝寝坊し、部屋で缶ビールを飲みながらゆっくり。昼食のレストランでもラーメンと生ビールで白昼堂々とお酒を呑んでくつろぎました。
実は呑み鉄たこちゃんは第2海堡に行ったことがあります(?_?)
羽田に発着する飛行機が見えてきたらまもなく東京着です!
東京からは全国各地へ帰宅可能
「おがさわら丸」の東京到着は15:00。まだまだ全国大部分の場所へ帰宅可能です。
呑み鉄たこちゃんは飛行機で北海道まで帰る必要があるのに、竹芝桟橋に着いて東京の景色を見たら何故かもう帰ってきた気持ちになりました。
東京へ来ているときは「これから帰る」のに、小笠原から戻ってきたら、東京でも「もう帰って来た!」と感じたんです。不思議な感覚ですね。
帰りの飛行機の便選びは実はとても難しいです。というのも変更できる運賃って滅茶苦茶高いわけで、株主優待券を金券ショップで入手してもそれでも高い。
普段、旅行でよく使われるANAならスーパーバリュー、JALなら先得といった運賃は変更できない&キャンセル料が高いので、小笠原からの帰りの航空券はおがさわら丸遅延のリスクがあります。
そこでマイルの特典航空券だと、JALなら前日まで変更可、更に当日空港で予約便よりも前の便に空席があれば変更可なので、最終便をとりあえず予約しておき、当日空港に着いてからすぐ乗れる便に変更できると実に使い勝手が良いのです。
ANAは当日空港で前の便への変更はできませんが、前日まで変更できるので、海上模様を見ておがさわら丸が遅れそうなら遅い便に変更しておくことが可能です。
帰りの飛行機は羽田17:00発新千歳行きのANA。アップグレードポイントを使ってプレミアムクラスへ変更しました。
普段は羽田線のプレミアムクラスはビジネスマンで混雑していて2人並びで当日アップグレードはまず無理なのですが、この日はGW中日なので珍しくすいていて、窓側2人席で夫婦でアップグレードでき、船に続いて飛行機でも優雅な旅を楽しみました。
帰宅後は小笠原まで行ってきたという達成感で一杯でした。船中2泊で現地0泊3日、おがさわら丸着発の旅を終え、長年の夢がかなって大満足でした!
おがさわら丸着発乗船のまとめ(これから行く人へ!)
- 着発は同志がいるので心配せずに楽しもう!
- 売店やレストランでSuica(交通系ICカード)が使えるので目一杯チャージしてから乗船しよう!
- 運賃が高いので部屋選びは慎重に。往復で違う等級にしたほうが変化があって楽しめる。帰りが上の等級の方が心理的に良いでしょう。
- 船内では動きやすい服装、サンダルやスリッパがあると重宝します。(1等以上は使い捨てスリッパ完備)
- 船酔いについては往復とも穏やかというのは確率としてはかなり低いので、不安なら酔い止めの準備を。個人的な実体験ではアネロンがおススメです。製品情報|アネロン【エスエス製薬】
- おがさわら丸レストランを利用する予定でも、混雑してなかなか利用できない場合に備えて非常食の準備をしたほうが良いかと思います。行きの昼はレストラン、夜は部屋でお弁当がお勧め!
- 父島では限られた時間なので少しでも多く行動しよう。昼食は抜きにして島名物は帰りの船内に持ち込んで食べると良いかも?
- 父島での着発観光は入念な下調べと準備を!1分たりとも無駄にしないように。
- 最後に希望ですが、帰りの船内で着発仲間で宴会とかできたら楽しそう?次回行く機会があればSNSや手書きボードで募集してみたいですね。
おわり