自粛?「さるびあ丸」お別れ乗船は微妙か?
呑み鉄たこちゃんは定期航路の船旅も楽しんでいます。
今年の6月に東海汽船の「さるびあ丸」が新造船と交代するので、機会をみつけてお別れ乗船したいと考えていましたが、社会情勢の影響で来島自粛要請が出ており、乗船できるかとても微妙な状況です。
2014年の「かめりあ丸」の時には1か月ぐらい前にお別れ乗船してきたので、その時を思い出してみます。
当日朝に特2等→特等への変更に成功!
特等に乗りたかったのですが、予約が取れずに特2等で予約しておき、暇あればキャンセルが出ていないか電話していたのですが、当日の朝に特等に変更できました。
当日開放枠があるのか、本当にキャンセルが出たのかは謎ですが、本当に嬉しかったです!
特等は1人で乗っても追加料金なしで個室確約というとても素晴らしい対応をして頂けます。
1つ下の特1等は2段ベッドの4人部屋なのですが、値段の差はあまりないのに混雑したら男女容赦なく相部屋になるので東海汽船に乗るときは特等か特2等がおススメです。1等や特1等で相部屋になるぐらいなら特2等の方が良いです。(この時は珍しく1人で行きました!)
また東海汽船には株主乗船割引券というのがあり、東京周辺の金券ショップやネット通販等で入手できます。時期にもよりますが、1枚1000円以下で入手できることが多く、それで35%引きになるので是非利用したいところです。
特等の室内は?
かめりあ丸の特等室はドアを開けたら両側にやや狭いベッド、窓側にソファーとテーブル、テレビや洗面所がありました。
部屋にはバス・トイレはなく、現代の水準では本当にこれが特等?と思うような貧弱な設備しかありません。
しかし!昭和61年就航の本船で、夏休みに通路やデッキまで一杯になるときにこの空間を占有できるのは素敵だと思いませんか?4部屋しかないので特に週末の予約は難しいのです。
この部屋の配置が、子供の頃に乗った瀬戸内海航路の関西汽船の特等A室にそっくりなのでとても懐かしい気分です。船の上級船室って感じがして雰囲気満点!
上等級区画の通路
翌朝、船内散策!
乗船前に東京の知人と食事、飲酒してきたため、出港してすぐに部屋で就寝、翌朝は大島入港に備えて早起きしました。
大島は6時着ですが、ここで多くの乗客が下船しました。天気は良く、波も穏やか、次の利島は条件付や欠航が多い島ですが何の問題もなく接岸しました。
新島、式根島と南へ進むにつれて乗客は下船していくので船内はガラガラになってきます。すいてきた船内で写真撮影をしました。
神津島前浜港でかめりあ丸の出港を見送り!
10時、神津島は前浜港へ到着し、折り返し10時30分に東京向け出港する「かめりあ丸」を見送りました。
昭和の雰囲気たっぷりの「かめりあ丸」のお別れ乗船が終了しました。豪華な船ではないけど、懐かしさ溢れる大好きな船でした。
神津島では宿泊はせず、新島まで「あぜりあ丸」に乗船、高速ジェット船「セブンアイランド虹」に乗り換えて東京へ戻りました。
社会情勢の変化で、ちょっと前までは当たり前のように自由に移動していたのが、移動すらできなくなった世の中。一日も早く終息することを希望します。
そして、もし、6月までに「さるびあ丸」へのお別れ乗船が許される状況へ好転するなら、もう一度「さるびあ丸」に乗船したいと思います。