八幡浜から東予港へ
八幡浜で「れいめい丸」を下船した呑み鉄たこちゃんは東予港まで移動しました。
当初は松山からのバスを予約したのですが、壬生川まで特急で行って無料バスに乗れば800円強高くなるものの、30分程度早く乗船できることに気付きました。松山からのバスは安くて快適なのですが、乗船が出港ギリギリになるんです。
オレンジフェリーでは22時の出港時刻に対して20時からの早めの乗船時刻が設定されているのですが、東予から車なしで早く乗るためにはタクシーを使うしかありません。
八幡浜から特急「宇和海」

松山から特急「いしづち」

余談ですが、半室指定席で1席だけの調整席の隣を予約したら相席にほぼならないという最高の指定席!コンセント、ドリンクホルダーもあるので快適!

壬生川駅へ到着。駅員さんは夜間不在のようですが、車掌さんのダッシュ集札はありませんでした。(就職サイトの口コミで非難されていたから・・・?)


壬生川駅前から東予港まで無料のバスが運行されています。このバスは今治が始発で「せとうちバス」の路線バスなのですが、東予港で降りる人は運賃が無料になります。今治から乗る方が節約できますが、列車の時間の都合で壬生川まで来ました。
途中乗車なので相席覚悟でしたが、余裕をもって座れました!

創業者の銅像が迎えてくれる東予港
路線バス兼用なのでやや大回りして東予港に到着!

東予港といえばココ!

オレンジフェリーの親会社「瀬野汽船」創業者の方だそうです。玄関に創業者の銅像がある会社は珍しいのでは?(ちょっとだけ社風が想像できますねェ・・・)

乗用車の駐車場を通過することにはなりますが、船首側から撮影できました!大阪では船の撮影が困難なので東予で撮るといいかと思います。


オレンジフェリーは窓口での手続きが必須なので列ができていました。ネット予約&決済でそのまま改札へ!って便利なのかも知れないけど、周知事項がある場合や車の場合、車検証の確認がないと性善説に基づけない社会情勢ですし・・・

そうそう、朝食券は窓口で買えば100円引きでしかも乗船券と一緒にクレジットカードで清算できるのでお得です!洋食は当日でも可ですが、和食は完全予約制です。

手続きが終わればすぐに乗船!

案内所で部屋の鍵を受け取りました。個人的にはQRコードより昔ながらの鍵の方が好きですね。


最高!窓付きのデラックスシングル
今回選んだのは「デラックスシングル」です。オレンジフェリーは全室個室となっていて一番下の「シングル」に2200円追加の 10800円ですが、ネット予約で5%安くなり10260円で利用しました。(2025年10月現在)
デラックスシングルが並ぶ通路。幅が広くて他の人とすれ違うのもラクラク!

部屋の全景です。

ベッド幅は100cmあるそうなので仲のよい(小柄な)夫婦なら一緒に寝るのもあり?

歯ブラシと品質の良いタオルが入った巾着袋、浴衣、掛け布団用のシーツ

洗面台とデスクです。ボックスティッシュとハンドソープ、紙コップ、リセッシュ。ドライヤーは案内所で貸し出ししてくれるそうです。

共用のスリッパです。これは使い捨てに改善してほしいものですね。

この手のシングルルームって、他社フェリーではインサイドにあることがほとんどで、1人で乗船する場合は貸切料金を払うと高額になるので我慢することが多いのですが本船では窓付きのシングルルームが設置されていています。
ほぼ夜間の航海なので外の景色はあまり関係ないのですが、窓があることによって携帯電話の電波が入り易いのが大きいですね。
愛媛~大阪間を鉄道で移動する場合とほぼ同額で快適な個室で宿泊しながら移動できるのでコスパがとてもよいお部屋だと思います。そのせいか、平日にもかかわらず満室でした。
ぶっちゃけ1つ上の「スイート」は平日のC期間でも1人2500円、2人で5000円差になるのですが、部屋にシャワーやトイレは付いていません。設備的に魅力が乏しく積極的に選択する理由が見当たらず、仮に2人で乗船する場合でもデラックスシングル2部屋もあり?とすら思います。

特に女性客にとって部屋にトイレが付いているか否かは大切なポイントではないでしょうか?「スイート」と名乗るのにシャワーやトイレが付いていないのが本当に残念で勿体ないと思います。
だからこそデラックスシングルのコスパの良さが際立ってしまいますけどね。
レストランで晩酌
出港前に軽く船内を散策!エントランスはとても豪華です。


デッキへ出てターミナル側の景色

松山からの連絡バスが到着していました。同じ「オレンジフェリー」専用塗装のバスを夕方八幡浜で見たのですが気のせいでしょうか・・・?

と思って調べたらバスファンの方のブログ情報では毎日八幡浜~松山間を回送しているそうです。驚きました!(だったら乗せて~)
ファンネルの「スリーS」


3つの「S」は「Speed」「Safety」「Service」を表わしています。「Speed」が一番大切なのかしら?
デッキの階段はとても急なので昇降する場合は注意しましょう!

出港を見ていると食事が遅くなるのでレストランへ!平日の遅い時間ですがけっこう混雑していました。
並んでいる料理はそのまま取り、オーダー制のメニューはレジで注文して精算、オーダーしたものが出来たらレシートの番号で呼ばれてカウンターへ取りに行くシステムです。

生ビールのプラカップが以前は船の絵が入っていたのですが無地になっていました。唐揚げ単品はオーダー制で熱々でした!

レストラン内のウォータークーラー

ここで飲む水は浄水器を通しているみたいで美味しく飲めるのですが、実は部屋の水の臭いが強烈なんです。飲まなくても歯磨きでも気になるかも・・・。
大阪で給水しているのなら臭いのはやむを得ない(まさか造水器ではないとは思います)のかも知れませんが、気になる方はミネラルウォーターを買った方がいいと思います。
出港5分前にレストランで働いていた人が数人下船していきました。新造船になってからある程度の品を陸上で調理して積み込み、船員を減らしてパートとして出港前に下船するようにしてコスト削減に取り組んでいるようです。(西条市の求人で時々みかけます)こういった所に着目するのも船旅が興味深くなります。

次回へ続く